ChatGPTに自身の文面を真似てメールのゴーストライティングをしてもらう実験(ChatGPT部, 大城)

こんばんは、ChatGPT部(チャットGPT部)、部長の大城です。メール作成、1日に1〜2時間くらいしている気がしますので、なんとか効率化できないかと思いのエントリです。現時点でのChatGPTによるゴーストライティングの結論としては、「詳細な中身はまだ自分で考えた方が早いけど大枠は作ってくれそう」という印象です。


お題:ChatGPTの活用支援、に関する問い合わせ

ChatGPT-4とWebPilotプラグインを使っております。
今回は私の本業のNOB DATA宛に「ChatGPTの活用支援」について可能かどうか、というメールをいただいたケースを想定して実験してみました。

①何の前情報もない場合

ひとまずベンチマークとして、素のChatGPTの作文をみてみましょうか。ロール設定は「AI企業の担当者」、私(大城)の情報も何もない状況でのChatGPT-4の作文です。

まぁこれはこれですごいですけどだいぶフラットな印象ですね。

②大城の情報をWebサイトの挨拶から入れる

NOB DATAのWebサイトに代表挨拶ページがあるので、そこを読んでもらって作文してもらいました。(2年前くらいの内容なので、そろそろupdateしないと・・)

URLを読み込んでもOKということで、WebPilotプラグインを入れてます。

ChatGPTからの回答はこちら。会社の情報は多いですが、ChatGPTに関する具体は書いていません(挨拶ページには載っていないため)

もう少し、メインのChatGPTに関する情報が欲しいので、次に足してみます。

③ChatGPT関連の実績に関する外部記事を投入してみる

先日ITmediaさんに取り上げて頂いた記事のURLを指定して、再度作文してもらいました。(下記記事)


「ChatGPTについて調べてくれ」と社長から匿名を受けた人のための、という過去の資料タイトルも引用してくれましたね。少しずつ色が出てきた気がします。

④過去の文面を参考にしてもらい、書き方を真似てもらう & 試行錯誤の結果の完成系

私の文体だと「何卒」とかはあまり使わないので、ちょっとその辺も直してもらいましょうか。実際に過去に作成したことのあるメールから個人情報などがない状態のものを参考のプロンプトとして投入してみました。

ちょっと元の文体に引っ張られすぎるなどの揺れはあるのですが、何回かやると以下のような感じになりました。

どうでしょうか。トピックを▪️で区切る書き方とかは結構真似してくれると良い感じですね。最後も「引き続き、どうぞよろしくお願いします。」というのも自分っぽい(笑) 結構良い出来だと思います。

補足:ChatGPTに、どういう情報があると再現しやすいか聞いてみた


こちらは余談ですが、どのような情報や指示があるとChatGPTが文体を真似てメールを作成しやすいか、という部分を聞いてみました。今回の実験もそうでしたが、やはり過去のメールの書きっぷりなどは大事ですね。

ちなみに、彼(ChatGPT-4)が私だった場合、どのように指示を出すか、ということを聞いてみました。


うーん、「私のメールスタイルはプロフェッショナルでありながらも親しみやすいトーンを心掛けています」という表現。このレベルでの言語化はおそらく私にはできないですね・・w

所感と発展系:多分、システム化はできそう。あとSFAやCRMとの相性はいいはず


所感としては、「ここまで細かく指示を出すならまだ直接書いた方が正直早いけど、システム化すればおそらくだいぶ解決する」といったところでしょうか。過去の文章をいくつか自動で読み込ませたり、経歴書を用意しておいたり、あと自分だけでなく顧客側の情報や過去のやり取り、などですね。
( もちろん、セキュアな環境で行うのは大前提です )

CRMやSFAの顧客単位でのツールとの連携はおそらく相性が良いでしょうし、過去に少し実験した「顧客属性のプロファイリング」を都度更新で行えば、おそらく半自動化くらいまではいけるのでは、と思っています。

ただ、何度か指示を出して思うのは「自分の知らないことは効率的には書けないし、的確な指示が出せない。結果完成まで時間がかかる」ということですね。こういうことを表現したい、という結論の部分と、どういうふうに書いて伝えるか、という2段階あるとしたら前者はまだまだ自動化は難しそうだな、と思いました。( 過去に全く同じ質疑応答があれば別かもしれないですけどね )

一方で文体や自己紹介、会社紹介、実績に関しては過去のメールの書き方なども入れておくことである程度再現できましたので、これはこれで結構便利になりそうだな、という予感がしています。
( 時間と予算があればこのあたりのシステムも作りたいんですけどね・・ ちょっと3ヶ月くらい経って類似サービス出てこなかったら考えます )

ということで今日はChatGPTに自分のメールの文面を真似てもらってゴーストライティングする、という実験でした。
それでは皆さんもどうぞ良いChatGPTライフを・・! (大城)



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