こんばんは、ChatGPT部(チャットGPT部)の大城です。
2023/7/4に下記のシンポジウムが開催されまして、youtubeに動画がupされていましたので拝聴しての感想と全文書き起こしです。
個人的にはOpenAI社のシェイン・グウさんが一番日本のChatGPT普及には尽力されているのでは、と思っているのでそちらのウォッチも含めて皆さんの考え方について感じたところをまとめてみます。
前回の記事と開催情報
イベントサイトはこちら
ちなみに前回は岸田総理のご挨拶についても簡単にまとめました。
今回はこちら。
めっちゃ豪華な顔ぶれ
上記サイトより。みなさんお一人でも主役張れる方々ばかりです。
所感:熱量はとても感じる一方で、具体的なステップはまだ見えていない印象
ちょっと時間がないのでTBD。
シェイングウさんが日本に非常に好意的だなという印象は受けた一方、GPT-4が7年前の構想である点や、OpenAI社の社員の半数は日本に来ている点が本当だとすると、もっと日本人も頑張って絡まないと、という気持ちに。
(まぁ、シェイングウさんもこの場で日本をディスるわけにはいかないでしょうから・・ただ、個人的にはエンジニア・分析社コミュニティ文脈でいつか繋がれないかなと思っています)
また西村大臣の「日本は先頭集団」というご発言・現状認識にはかなり違和感が。多分、第3集団くらいでは。さくらインターネットさんやソフトバンクに数十億円規模の支援を展開していますが、方やマイクロソフトはOpenAI社に1兆円規模の支援ですからね。追いかけるにしても桁が違いすぎる。間違いなく2位は中国でしょうし。
(日本は10番目より下では・・もっとも、それでもやるべきだと個人的には思いますし私自身も微力ながら何かしらで貢献できると良いなと思ってます)
全体としてはめちゃくちゃ聞きたい話が聞けたので、宮川さんのファシリテーションは完璧だったと思います。
ただ、どのように生成AIで勝つか、という「具体的なステップ」には落ちてないなという感じなので、点と点を線にする人たちがうまくつながってひとつの大きなループになると良いなと思いました。
(孫さんも、枝葉に行かずに本流を攻めよ、と檄を飛ばされていましたが、人材はともかくまず資金がないのでは、という気持ちが個人的には強いですね・・。次にデータと計算リソース、そして最後に人材。)
とはいえ、実現するかどうかもわからない研究のフェーズと違って、GPT-4が実現した現在、0->1をやるよりはだいぶ難易度は下がっているはずですが、それでも日本だけで見るとヒトモノカネが圧倒的に足りない気はします。( やはり、誰かがOpenAI社に行って3年後くらいに独立するとかか・・)
いずれにせよOpenAI社の方々とは誰かつながって欲しいですし、私も機会があれば接点づくりにチャレンジしたいなと思います
(最も、私や日本のコミュニティと繋がって先方にメリットがあるかどうかという問題もありはしますけどね・・何か面白いことができると良いのでしょうけど。)
ご参考:全文書き起こし
いつものように、youtubeのテキストをChatGPT-4に校正してもらいました。間違いもあるかもしれませんがどうぞご了承ください。
(ChatGPTによる校正も入るため、言い回しも変化しうる点もあらかじめご了承ください)
ChatGPT-4への依頼文
それではどんどん分割して進めていきます。
1:司会の方より登壇者の紹介
2:宮川さんのファシリテートで進行、各自5分トーク&30分で3テーマ
3:西村大臣の5分間スピーチ、AIに対する可能性、日本も先頭集団として頑張ってほしいとの熱意
4-1:孫さんの5分間スピーチ、蝶々と人類のニューロンの差は40万倍、という話の導入(後半は人類とAIの比較へ)
4-2:孫さんの5分間スピーチ、今後10年前後で人類とAI(AGI)の圧倒的な性能差が起きうる(10-20年で1兆倍もあり得る)
5:松尾先生のスピーチ、生成AIについての基本、画像系とテキスト系、インターネットと同様にこの技術が当たり前になった際に真のインパクトがくる
6-1:松尾先生からシェイン・グウさんの紹介。受動的な知性と能動的な知性、日本に対するOpenAI社の期待、唯一のカントリーマネージャーの配置等
6-2:シェイン・グウさんから、ChatGPT-4は7年前の構想であること、また人材のインフラがOpenAI社の何よりの強みであること、また今が大きなターニングポイントであることのスピーチ
7:残り30分はパネルディスカッションへ。3つのテーマ、まず1つ目は「生成AIの活用について」孫さんからコメント、「利活用できないことの方が少ないのでは」
8-1:松尾先生から孫さんに、LLMにネットワーク効果が出るのかについての質問。孫さんよりトレーニングセンターとインファレンスの機能についての発言
8-2:上記のネットワーク効果の議論を受けて、シェイン・グウさんより「従来のように人間の脳を模倣してはAGIには辿り着けない」という話
9-1:西村大臣より、水晶玉の話の発展、個々人の過去や未来を見通す可能性、また産業の課題としてGPUチップ開発や運送業の人手不足の課題など
9-2:西村大臣よりAIが浸透した世界では人間は何をするのか、長期的にはベーシックインカムの議論の必要性など
10:日本のAIインフラに関して、西村大臣より。強化はしたいが現状は演算能力は日本は(国として)大きく遅れている現状
11:人材インフラについて、宮川さんからシェイン・グウさんに質問。AIのトップコミュニティには日本人が少なくマイノリティだが日本は住みやすいという魅力も
12:3つ目のテーマ、リスクについて松尾先生より
13:3つ目のテーマ、リスクについて西村大臣より
14:孫さんより、楽に脇道に逸れないようとの釘刺し
15:宮川さんのクロージングと西村大臣より最後に一言
こちらからは以上です。
それではみなさんもどうぞ良いChatGPTライフを・・!(大城)