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趣味「紅茶」-Tea textbook 02-

 突然ですが、飲み物としての紅茶の最大の魅力、それはなんだと思います?
今回はそのあたりについて書いてます。
宜しければ、皆さんのそれぞれのご意見をコメントで頂けたらと思います。

▷紅茶のほんとうの魅力

 味や香りが好きだから、たくさん種類があって選ぶのが楽しいから、リラックス出来るから、お菓子にはやっぱり紅茶だから、また、コーヒーが飲めないからなど紅茶の虜になっていらっしゃる皆さんへ「なぜ紅茶が好きなの?」と質問すると、大体がこの様な回答が返ってきます。
 では反対に、なぜ苦手か?というのを、虜でない方にお聞きすると、渋みや香りがちょっと…となる事が多く聞かれますが、良くも悪くも紅茶の特徴、そしてほんとうの魅力とはなんなのか?

 そもそも上記の好きな理由って、別に紅茶だけでなく、緑茶もコーヒーも、なんならお酒だって当てはまりますよね。
ちなみに自分は、洋菓子ではお酒がたっぷりヒタヒタになったババが大好物で、勿論それにダージリンを合わせたりもしますが、スパークリングを合わせるが、世界で一番好きな組み合わせで、勝手に「神々のおやつ」なんて名付けてます。

単なる酔っ払い発言です!

とまあ、話を戻しまして…じゃあそれはなんなのか?って、それは…

「誰でも自由に、自分の好みに合わせて、アレンジして飲むことが出来る」こと。

 更に言うと、それをやっても許される唯一の飲み物なんです。
て、まあ、これは日本での紅茶研究第一人者でもあった故・磯淵猛氏がおしゃられていた言葉なんですけどね。


 自分は、弟子でもないし(愛弟子には多くのお茶友がいますが)、生前の先生とは二言三言話す程度でしたが、著書を朗読させて貰ってる立場ではあるので、ちょっこっと贔屓目なところはあるのかもしれませんが、実際にワークショップやお茶会で、色んな方とお茶を楽しんできた経験から、自分の言葉として「これが紅茶の魅力」と言い切れます!

▷紅茶、日本茶、中国茶、コーヒー、お酒色々…

 さて、ちょこっとだけ想像してみてください。
お茶会でも、お誕生日会でも、ちょっとした集まりでも、またアフターヌーティーや外食、喫茶店、また居酒屋やBARでの時間を楽しんでるとして、自分の前に何かしらドリンクを提供して貰ったとして、どうでしょう?自分の好みでアレンジ出来ちゃう上に、大人から子供まで年齢も性別も、場合によって国籍や宗教に関係なく誰でも飲めるって、紅茶しかなくないですか?

子供たちのお茶会
(2010年6月〜9月タカナシ低温殺菌牛乳
側面広告掲載)


 提供されたものに、砂糖やミルクを入れる…これってコーヒーと紅茶だけですよね?
BARや居酒屋に行って、出てきたお酒に自分好みのアレンジはしない(BARでやったら出禁です?)し、日本茶や中国茶も、出して貰って、ラーメンに胡椒を足すみたいに、何かを足すってちょっと考えれないですよね?
自分が淹れたのでそれされたら、ズバリ「は?」ってなりますねw

 だけど紅茶はね、それOKなんですよ。
というか、ある意味やらないとダメです!
そして、そこがコーヒーとの差でもあるんです〜

▷ my favorite arranged tea!

 砂糖とミルクは、紅茶にもコーヒーにも基本セットとして、大体付いてくるものかと思います。砂糖は苦味を和らげ、ミルクは口当りよくマイルドにしてくれます。
紅茶は更に、ジャムやフレッシュ/ドライといった幅広いフルーツがあり、チャイに使用する数々のスパイスやハーブ、そしてなんといっても、アフターヌーティーに見られるホットウォーターシャグを使った「渋ければお湯を足す」(※)ことをして良い飲みもので、他の飲み物とは違って実は「お客様と一緒に完成させる飲みもの」でもあるんです。

※最近は、茶葉を入れっぱしで提供するところが減ってきてますが、元々アフターヌーティーなどポットサービスでは、2.5杯分で茶葉は入れっぱなしなんですよ。
※ひつまぶし的2.5杯ルール(1杯目香りを、2杯目味を、最後はお湯を足すかミルクを足すかで好みの味にして楽しむ)

言い方変えたら、ズバリお客さん次第w
ご自由にどーぞ!

 これって、クソ真面目に「ちゃんとしたものを出さなくちゃ」って考える日本人からしたら、めちゃくちゃ目から鱗なことだと思いますが、よくよく考えてみれば、紅茶を作ったのは合理的な欧米人のひとりイギリス人なので、妙に納得できることではないかなと思います。

 さて、そんなこんなで紅茶の魅力について書いてきましたが、もうお気づきと思いますが、紅茶って淹れるの簡単なんですよ?
だって、ベース作ったら、あとはそちらでご自由に!って出来るわけなので。
提供するのに失敗がないんです。

 ベースになる、誰でも簡単に基本の紅茶の淹れ方が出来る方法は、また次回にでも説明するとして、まずはお好みのおやつなんかを持ち寄って、みんなでお茶会を気軽にやりましょう。

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