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わたくしが人生で最も大切と感じた成功のコツの話

2021年6月1日に書いたもの再掲

大切な金魚ちゃん様が起業すると聞きましてわたくしそれのはなむけに『起業で成功するためにわたくしが最も大切と感じた事』を公開いたします。

わたくし実は、おひとりさま主婦起業してこれで7年くらいいちおう生き残ってる。まだまだたかが年商数百万とかだし利益で言うとマジでたいしたことないけど、自分一人で、家事とパートの片手間に、だったら結構いいでしょ?だから何か参考になるかもって。

いやしょッぼい内容だよ?でも自分の中では商売において一生で一番大切な学びだったの!

あのね。わたくし、人生で(もちろん完全プラトニックで)本当に心から憧れた男性が居て。

20代の若いころ知り合った…なんていうのかな…途上国の特殊な産物を、途上国政府も掌握できていないような、とてつもないジャングルの中から探し出して輸入する的な仕事をしていた日本人の副社長さん。
ええと…やや現実的な大掛かりなトレジャーハンターみたいな仕事ね。
見た目はヤクザくさい田中邦衛というか…ワンピースの海軍本部大将ボルサリーノ(黄猿)と完全に一致の50歳くらいのおっさんです。

凄いカリスマ性があって、現地人の若い男の子たちが『無給でもいいから』って何人も弟子入りしてくるの。

わたくしもその方に何年もプラトニックに恋してたかもしれない。
ひょっとしたら、今も。

ボルサリーノ副社長はね、まず、現地入りしたら、平地で一か月走り込んで身体を作ってから、現地人の部下と一緒に山岳地帯に山登り、そこで見つけた巨大な石みたいなものを運び出すために、また現地人の若い青年を訓練して、重機の扱いを教え、何年もかけて、何十キロ、いや、全長100キロだったかな、の林道みたいなのを自力でこしらえて、その貴重な産物を運び出し、日本に輸入…みたいな仕事してたのよ。

その林道は、とある途上国の無政府地帯。

現地政府すら掌握できてない場所、国境と国境のはざま、上半身裸で猟銃を携えた山岳民族が焼き畑しながら移動耕作したりしてるだけの高山のジャングル、そんな現地国民だって誰も行かないような、とてつもない場所に全長100キロの道を作ったのよ日本人が。

なんかね、ふつうどう考えても無理なことを力技で実現しちゃう人。その人のボスであるムーミン似の社長が『ボルサリーノ(仮名)さん、こんなこと出来たらイイナ』ってぼそっと言ったことを本当に命がけで実現しちゃう、本当に、やり遂げる、男なわけ。

そういう感じでいろんな国でいくつか成功させたビジネスもあったんだけど、でも日本の法律や現地の法律が唐突に変わったり、現地で騙されたりして、何年もかけて命がけで頑張ったものが『やっぱり輸入できませんでした~数年分の努力が全部パーです!』なんてこともままあるわけ。でも、くじけない。巨石が砕けるまで何が何でも貫き通しちゃうわけ。

そのボルサリーノ副社長がいたせいで、ムーミン社長が『そ、それは絶対無理だよ~』って早々と諦めたはずのビジネスが息を吹き返したこともいっぱいあったの。

ええとね。

だから、金魚ちゃん!諦めるな起業がんばれ!って話をし始めるかと思ったでしょう。

違うのよ。

ただもちろん、諦めろ、って話でもないのよ。

で、その、最高に素敵な漢の中の漢、最後、どうなったと、思う?

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