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茶屋のお便り12月号~東京の蕎麦屋さんと謎の都市~


■ 東京の蕎麦屋さん(前月号の続き)

 前回の『茶屋のお便り11月号《後半》』で、東京の蕎麦屋さんに玄ソバのサンプルをお試しいただいたという話をしました。1か月もひっぱりましたが、結果を発表いたします。

『何かが起きそうな予感。』

 他の産地と比べても見劣りしないということで、正式にご注文をいただくことができました。i-phoneにメールが届いた通知が来たのですが、怖くてすぐには読めなかったですね。よっしゃー!というより、良かったぁー。とじんわり喜びがこみあげてきました。

 発送作業をしながら何度もメールを読み返して、「間違いじゃないよな。」としきりに再確認しましたね。

 ご注文いただいたのは東京都町田市にある『そばの里ときわ』さんです。茶屋ファームを応援したいと言っていただき、店名も出していいよとご快諾いただけました。どんなお店かは、こちらのサイトが一番情報がまとまっていましたので、ご紹介させていただきます。

 創業は昭和32年という老舗です。最寄駅からは少し歩く立地ですが、長く営業されているということは地域の方々にそれだけ愛されているということだと思います。駐車場もありますので、機会があれば是非訪れてみてください。私は3月くらいに行ってみようと計画中です。

■ 謎の都市とは

 そろそろ副題にある謎の都市とは何なのか、気になり始めているかと思いますが、もう少し前置きにお付き合いください。

 極めて個人的な話になりますが、私はお笑い芸人のオードリーさんの大ファンで毎週土曜深夜の『オードリーのオールナイトニッポン(ANN)』のラジオリスナー(通称:リトルトゥース)をかれこれ10年ほどやっています。番組の公式グッズを持ってたりもします。

 その大好きなオードリーのお二人の盟友であり、ANNの放送作家も務める佐藤満春さんが町田市出身なんです。ようやくたどり着けました。何年も前になりますが、ANNで「謎の都市町田市」というコーナーがありまして。ただただ町田市をイジるだけのコーナーでしたが、結構好きだったんですよね。

 そういった経緯から、「あの町田市民が自分が育てたそばを食べてくれるのか。もしかしたらサトミツ(佐藤満春)さんも。」と想像してゾワゾワしてました。何を言ってんだと思われそうですが。

 まあ何にせよ、FC町田ゼルビアが初めてJ1昇格を決めたり、そばの里ときわさんが初めて利賀の玄ソバを導入したりと、今年は町田市にとって歴史的な年だった。なんて思ってたりしてます。

■ 気を取り直して

 謎の都市については広報誌に書くような内容ではないかもしれませんが、こういう出会いは多少かこつけてでもお互いに運命だったことにしておこうと思っています。

 中山間地で農業をやっている我々は1枚1枚の畑が小さくて、広大な農地に大型農機を導入して規模のメリットを活かすといった経営はできません。どうしてもコスト高になってしまいます。農協に卸しても利益は何とも言えない感じです。今回のときわさんとの出会いのような繋がりをひとつひとつ大切にしていきたいと思っています。

 美味しいそばを育てる努力は最低限したうえで、茶屋ファームの姿もしっかりと伝えていく。割高にはなりますが価格に納得していただき、「やっぱりお宅のそばを使いたい。」であったり「利賀のそばを食べたい。」といった声をいただけるように邁進していこうと考えています。

 急に真面目なことを書き出して、前段との高低差に恐らく頭がクラクラしていることと存じます。なんだかすみません。後半はそばについて、皆さんと知識を共有してみたいと思っております。どうぞ更新をお楽しみに。


 私ども茶屋ファームは富山県南砺市利賀村で主にソバの栽培をしている農業法人です。日頃の農作業や六次産業化の過程、そばを使った料理、蕎麦についての豆知識など色々と発信していこうと思っています。

 X(twitter)もやっていますので、こちらも是非お願いします。⇒ https://twitter.com/chaya_farm

 サムネイルは「写真AC」さんのフリー写真素材を使用しました。

 文中の画像は「ぱくたそ」さんのフリー素材を使用しました。


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