見出し画像

茶屋のお便り9月号《後半》~そば購入者の属性分析と定量分析~

 『茶屋のお便り8月号《後半》』では、楽天市場のレビューを使って年越しそばの市場規模をざっくりと推計してみました。ありがたい事に多くの方に読んでいただき、フォロワーが0人だったこのブログからしたら快挙と言える反響だと思っております。興味をもっていただけたことが素直に嬉しかったです。

 ところで、楽天市場のレビューにはもう1つ便利な使い方があります。

『そうです。目玉は2つです。』

■ 属性分析

 まずは下の画像をご覧ください。当社が取り組んでみようと目論んでいる年越しそばのデータです。

 必要なところを拡大したものがこちら。

 とても親切なことに性別と年齢別のデータを教えてくれます。これで大まかなターゲット層を把握することができます。

 分析の実例としては弱々しいかもしれませんが、このデータを私が実際にどのように捉えたのかについて述べてみようと思います。

 まず、蕎麦はダンディーな紳士達からの支持が厚いだろうなと想定していたので「40代男性」「50代以上男性」の数字は妥当という印象でした。意外だったのは「30代女性」と「40代女性」の多さです。特に「40代女性」は「40代男性」「50代以上男性」を上回っています。

 なぜなのか。これは放っておけないです。真相を究明しなくてはいけません。

■ 定性分析

 情報は足を使って稼げと湾岸署の和久さんから指導を受けていたので、まずは「40代女性」のお客さんが投稿したコメントを全て読むことにしました。根気強く捜査を進めていった甲斐があり、1本の線が浮かび上がってきました。それは「父の日」です。

 私事ですが、父の日にプレゼントをしたことがこれまで1度もなかったので完全に盲点でした。調べてみてよかったです。

 正直なところ、蕎麦好きのおじさん達にどうやって茶屋ファームの蕎麦を知ってもらうかを思案すればいいと考えていましたが、贈り物として女性にも認知してもらう必要があるということに気付くことができました。

 また『茶屋のお便り7月号《後半》』で触れた石川製麵さんの事例に依り、年越しそば需要を狙った年末1発勝負を仕掛けようとしていましたが、父の日にも商機があることを知れたのも収穫でしたね。

 以上、楽天市場のレビューにはこんな使い方もあるよというのを僭越ながら書かせていただきました。当社の実例に関しては、私が孝行息子であれば調べなくても気付けたであろうと思うと恥ずかしい限りですが、何かの参考になれば幸いです。

『「日頃の行いがこういう事に出るんやから。気をつけなよ。」と言ってそうな他人』

 それでは、最後までお読みいただいて本当にありがとうございました。来年の父の日はプレゼントをしようと思います。


 私ども茶屋ファームは富山県南砺市利賀村で主にソバの栽培をしている農業法人です。日頃の農作業や六次産業化の過程、そばを使った料理、蕎麦についての豆知識など色々と発信していこうと思っています。

 ご興味を持っていただけましたら「スキ」や「フォロー」もよろしくお願いします。「コメント」もお待ちしております。お気軽にどうぞ。
 X(twitter)もやっていますので、こちらも是非お願いします。⇒ https://twitter.com/chaya_farm

画像は「ぱくたそ」さんのフリー素材を使用しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?