便利な世の中と、無駄。
世の中便利なことばかりが、増えていく。
例えば、自動販売機に小銭を入れなくなるだとか、レジでの買い物もスマホ一つで終わってしまうというような具合に。
このまま便利なことが増えれば増えるほど、生活のスピードが、VHSを早まきした時のようなスピードにまでなってしまうのではないかと不安になる。
「1円玉、ある?」とパートのおばちゃんに聞かれることもなくなれば、停留所の時刻表を覗き込んで、「今日土曜日だから、あと15分もバス来ないよ〜」などと落胆することすらなくなってしまうのかもし