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フランスメディアが選ぶ映画年間ベスト2000→2018

おはようございます、チェ・ブンブンです。

海外の映画データーベースや映画情報サイトを使うと日本では翻訳されていない貴重なデータが見つかります。IMDbやIndieWire、MUBIなど最近はたくさんの海外メディアが定期的に様々なテーマで映画リストを作っていて興味深いものがあります。

現在、親友であり映画超人のKnights of Odessaさん(@IloveKubrick)がMUBIに掲載されている巨匠の"好き/オススメ/お気に入り"と言った全映画リストを翻訳してまとめています。

ブンブンも夏休みだし、何かデータベースを作っておきたいなと思ってネットを漁っていたら面白いものを見つけました。

フランスの映画データベースAlloCinéが"Meilleurs films de tous les temps selon la presse(プレスが選ぶ最高の映画)"において、2000年~2018年までの映画メディアの総合評価を集計し、年間ベストとしてまとめていました。フランス人がどんな映画を好んでいるのかは、なかなか日本には伝わってこない。せいぜいカイエ・デュ・シネマの放つトリッキーな年間ベストで流行を知ることしかできません。この際、折角なのでまとめてみることにしました。


※下線が引いてある作品はクリックするとブンブンのレビューに飛べます。

2000年

1.グリーン・デスティニー(監督:アン・リー 評価:4.8/5.0 評価媒体:29社)
2.ヤンヤン 夏の想い出(監督:エドワード・ヤン 評価:4.8/5.0 評価媒体:29社)
3.花様年華(監督:ウォン・カーウァイ 評価:4.6/5.0 評価媒体:26社)
4.ヴェルクマイスター・ハーモニー
(監督:タル・ベーラ 評価:4.5 評価媒体:13社)
5.ハリー、見知らぬ友人(監督:ドミニク・モル 評価:4.4/5.0 評価媒体:21社)
6.グラディエーター(監督:リドリー・スコット 評価:4.3 評価媒体:24社)
7.チキンラン
(監督:ニック・パーク、 ピーター・ロード 評価:4.3/5.0 評価媒体28社)
8.まぼろし(監督:フランソワ・オゾン 評価:4.3/5.0 評価媒体:24社)
9.トラフィック
(監督:スティーヴン・ソダーバーグ 評価:4.2/5.0 評価媒体:22社)
10.ムッシュ・カステラの恋
(監督:アニエス・ジャウィ 評価:4.2/5.0 評価媒体:21社)

2001年

1.過去のない男(監督:アキ・カウリスマキ 評価:4.8/5.0 評価媒体:24社)
2.千と千尋の神隠し(監督:宮崎駿 評価:4.8/5.0 評価媒体:25社)
3.マルホランド・ドライブ
(監督:デヴィッド・リンチ 評価:4.7/5.0 評価媒体:19社)
4.タイム・アウト(監督:ローラン・カンテ 評価:4.6/5.0 評価媒体:20社)
5.モンスターズ・インク(監督:ピート・ドクター 評価:4.5/5.0 評価媒体:24社)
6.アザーズ(監督:アレハンドロ・アメナーバル 評価:4.5/5.0 評価媒体:13社)
7.息子のまなざし(監督:ダルデンヌ兄弟 評価:4.5/5.0 評価媒体:23社)
8.息子の部屋(監督:ナンニ・モレッティ 評価:4.4/5.0 評価媒体:13社)
9.アメリ(監督:ジャン=ピエール・ジュネ 評価:4.4/5.0 評価媒体:23社)
10.La prophétie des grenouilles
(監督:ジャック=レミー・ジレール 評価:4.3/5.0 評価媒体:13社)

2002年

1.トーク・トゥ・ハー
(監督:ペドロ・アルモドバル 評価:4.7/5.0 評価媒体:26社)
2.ブラディ・サンデー
(監督:ポール・グリーングラス 評価:4.6/5.0 評価媒体:22社)
3.SWEET SIXTEEN(監督:ケン・ローチ 評価:4.5/5.0 評価媒体:20社)
4.ベルヴィル・ランデブー
(監督:シルヴァン・ショメ 評価:4.5/5.0 評価媒体:15社)
5.ギャング・オブ・ニューヨーク(監督:マーティン・スコセッシ 評価:25社)
6.マイノリティ・リポート
(監督:スティーヴン・スピルバーグ 評価:4.4/5.0 評価媒体:27社)
7.エデンより彼方に(監督:トッド・ヘインズ 評価:4.4/5.0 評価媒体:19社)
8.インファナル・アフェア
(監督:アンドリュー・ラウ、 アラン・マック 評価:4.4/5.0 評価媒体:17社)
9.GERRY ジェリー(監督:ガス・ヴァン・サント 評価:4.3/5.0 評価媒体:21社)
10.仄暗い水の底から(監督:中田秀夫 評価:4.2/5.0 評価媒体:17社)

2003年

1.サラバンド(監督:イングマール・ベルイマン 評価:4.9/5.0 評価媒体:19社)
2.ミスティック・リバー
(監督:クリント・イーストウッド 評価:4.7/5.0 評価媒体:16社)
3.身をかわして(監督:アブデラティフ・ケシシュ 評価:4.7/5.0 評価媒体:19社)
4.茶の味(監督:石井克人 評価:4.5/5.0 評価媒体:20社)
5.ファインディング・ニモ
(監督:アンドリュー・スタントン 評価:4.5/5.0 評価媒体:17社)
6.ロスト・イン・トランスレーション
(監督:ソフィア・コッポラ 評価:4.4/5.0 評価媒体:20社)
7.アフガン零年(監督:セディク・バルマク 評価:4.4/5.0 評価媒体:18社)
8.夜よ、こんにちは(監督:マルコ・ベロッキオ 評価:4.4/5.0 評価媒体:22社)
9.Feux Rouges(監督:セドリック・カーン 評価:4.4/5.0 評価媒体:23社)
10.ワイルド・レンジ 最後の銃撃
(監督:ケヴィン・コスナー 評価:4.4/5.0 評価媒体:19社)

2004年

1.ミリオンダラー・ベイビー
(監督:クリント・イーストウッド 評価:4.9/5.0 評価媒体:25社)
2.キングス&クイーン
(監督:アルノー・デプレシャン 評価:4.8/5.0 評価媒体:24社)
3.Keane(監督:ロッジ・ケリガン 評価:4.7/5.0 評価媒体:25社)
4.プッシャー2
(監督:ニコラス・ウィンディング・レフン 評価:4.7/5.0 評価媒体:19社)
5.いつか会える(監督:ブノワ・ジャコ 評価:4.6/5.0 評価媒体:31社)
6.スパイダーマン2(監督:サム・ライミ 評価:4.6/5.0 評価媒体:18社)
7.クリーン(監督:オリヴィエ・アサイヤス 評価:4.6/5.0 評価媒体:24社)
8.Mr.インクレディブル(監督:ブラッド・バード 評価:4.6/5.0 評価媒体:22社)
9.謎めいた肌(監督:グレッグ・アラキ 評価:4.5/5.0 評価媒体:23社)
10.キル・ビル Vol.2
(監督:クエンティン・タランティーノ 評価:4.4/5.0 評価媒体:21社)


2005年

1.ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
(監督:ニック・パーク、 スティーヴ・ボックス 評価:4.9/5.0 評価媒体:26社)
2.一緒にいて(監督:エリック・クー 評価:4.6/5.0 評価媒体:22社)
3.プッシャー3
(監督:ニコラス・ウィンディング・レフン 評価:4.6/5.0 評価媒体:19社)
4.ボルベール〈帰郷〉
(監督:ペドロ・アルモドバル 評価:4.6/5.0 評価媒体:28社)
5.恋人たちの失われた革命
(監督:フィリップ・ガレル 評価:4.5/5.0 評価媒体:20社)
6.真夜中のピアニスト
(監督:ジャック・オーディアル 評価:4.5/5.0 評価媒体:26社)
7.メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
(監督:トミー・リー・ジョーンズ 評価:4.4/5.0 評価媒体:30社)
8.ヒストリー・オブ・バイオレンス
(監督:デヴィッド・クローネンバーグ 評価:4.4/5.0 評価媒体:33社)
9.ブロークバック・マウンテン
(監督:アン・リー 評価:4.4/5.0 評価媒体:29社)
10.マッチ・ポイント(監督:ウディ・アレン 評価:4.4/5.0 評価媒体:30社)

*実は5位は『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる(監督:三隅研次 評価:4.5/5.0 評価媒体:2社)』だったのですが、評価媒体が2社とあまりに少ないので順位を繰り上げています。新作ではないですしね。

2006年

1.硫黄島からの手紙
(監督:クリント・イーストウッド 評価:4.5/5.0 評価媒体:25社)
2.善き人のためのソナタ 
(監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
評価:4.4/5.0 評価媒体:24社)

3.レディー・チャタレー
(監督:パスカル・フェラン 評価:4.4/5.0 評価媒体:21社)

4.リトル・ミス・サンシャイン
(監督:バレリー・ファリス、 ジョナサン・デイトン
評価:4.3/5.0 評価媒体:20社)
5.長江哀歌(監督:ジャ・ジャンクー 評価:4.3/5.0 評価媒体:20社)
6.アズールとアスマール
(監督:ミッシェル・オスロ 評価:4.3/5.0 評価媒体:24社)
7.エグザイル/絆(監督:ジョニー・トー 評価:4.3/5.0 評価媒体:20社)
8.夫婦の危機(監督:ナンニ・モレッティ 評価:4.3/5.0 評価媒体:24社)
9.Anche libero va bene
(監督:キム・ロッシ・スチュアート 評価:4.2/5.0 評価媒体:22社)
10.エレクション 死の報復(監督:ジョニー・トー 評価:4.2/5.0 評価媒体:22社)

2007年

1.クスクス粒の秘密
(監督:アブデラティフ・ケシシュ 評価:4.7/5.0 評価媒体:24社)
2.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
(監督:ポール・トーマス・アンダーソン 評価:4.6/5.0 評価媒体:27社)
3.ペルセポリス
(監督:マルジャン・サトラピ、 ヴィンシュルス 評価:4.6/5.0 評価媒体:26社)
4.ノーカントリー(監督:コーエン兄弟 評価:4.6/5.0 評価媒体:27社)
5.レミーのおいしいレストラン(監督:ブラッド・バード 評価:4.5/5.0 評価媒体:23社)
6.4ヶ月、3週と2日
(監督:クリスチャン・ムンジウ 評価:4.4/5.0 評価媒体:23社)

7.アンダーカヴァー(監督:ジェームズ・グレイ 評価:4.4/5.0 評価媒体:27社)
8.証人たち(監督:アンドレ・テシネ 評価:4.4/5.0 評価媒体:26社)
9.イースタン・プロミス
(監督:デヴィッド・クローネンバーグ 評価:4.2/5.0 評価媒体:26社)
10.Très bien, merci(監督:Emmanuelle Cuau 評価:4.2/5.0 評価媒体:25社)

2008年

1.グラン・トリノ
(監督:クリント・イーストウッド 評価:4.7/5.0 評価媒体:28社)
2.ウォーリー(監督: アンドリュー・スタントン 評価:4.6/5.0 評価媒体:26社)
3.ロルナの祈り(監督:ダルデンヌ兄弟 評価:4.5/5.0 評価媒体:21社)
4.パリ20区、僕たちのクラス
(監督:ローラン・カンテ 評価:4.5/5.0 評価媒体:28社)
5.歩いても 歩いても(監督:是枝裕和 評価:4.5/5.0 評価媒体:22社)
6.ミルク(監督:ガス・ヴァン・サント 評価:4.4/5.0 評価媒体:27社)
7.アンナと過ごした4日間
(監督:イエジー・スコリモフスキ 評価:4.4/5.0 評価媒体:23社)
8.ゴモラ(監督:マッテオ・ガローネ 評価:4.4/5.0 評価媒体:23社)
9.トゥー・ラバーズ(監督:ジェームズ・グレイ 評価:4.4/5.0 評価媒体:26社)
10.レスラー(監督:ダーレン・アロノフスキー 評価:4.4/5.0 評価媒体:29社)

2009年

1.預言者(監督:ジャック・オーディアル 評価:4.6/5.0 評価媒体:24社)
2.カールじいさんの空飛ぶ家
(監督:ピート・ドクター 評価:4.6/5.0 評価媒体:25社)
3.コララインとボタンの魔女
(監督:ヘンリー・セリック 評価:4.5/5.0 評価媒体:24社)
4.母なる証明(監督:ポン・ジュノ 評価:4.4/5.0 評価媒体:21社)
5.シリアス・マン(監督:コーエン兄弟 評価:4.4/5.0 評価媒体:24社)
6.アバター(監督:ジェームズ・キャメロン 評価:4.3/5.0 評価媒体:30社)
7.愛の勝利を ムッソリーニを愛した女
(監督:マルコ・ベロッキオ 評価:4.3/5.0 評価媒体:24社)
8.ファンタスティック Mr.FOX
(監督:ウェス・アンダーソン 評価:4.3/5.0 評価媒体:28社)
9.メアリー & マックス(監督:アダム・エリオット 評価:4.3/5.0 評価媒体:19社)
10.サマーウォーズ(監督:細田守 評価:4.3/5.0 評価媒体:23社)

2010年

1.トイ・ストーリー3(監督:リー・アンクリッチ 評価:4.7/5.0 評価媒体:22社)
2.別離(監督:アスガル・ファルハーディー 評価:4.7/5.0 評価媒体:20社)
3.ゴースト・ライター
(監督:ロマン・ポランスキー 評価:4.6/5.0 評価媒体:24社)
4.ミステリーズ 運命のリスボン
(監督:ラウル・ルイス 評価:4.5/5.0 評価媒体:22社)
5.ソーシャル・ネットワーク
(監督:デヴィッド・フィンチャー 評価:4.4./5.0 評価媒体:27社)
6.さすらいの女神たち
(監督:マチュー・アマルリック 評価:4.4/5.0 評価媒体:24社)
7.わたしたちの宣戦布告
(監督:ヴァレリー・ドンゼッリ 評価:4.4/5.0 評価媒体:25社)
8.カルロス(監督:オリヴィエ・アサイヤス 評価:4.3/5.0 評価媒体:22社)
9.ミークス・カットオフ
(監督:ケリー・ライヒャルト 評価:4.2/5.0 評価媒体:19社)
10.悪魔を見た(監督:キム・ジウン 評価:4.2/5.0 評価媒体:19社)

2011年

1.テイク・シェルター(監督:ジェフ・ニコルズ 評価:4.6/5.0 評価媒体:27社)
2.ドライヴ
(監督:ニコラス・ウィンディング・レフン 評価:4.4/5.0 評価媒体:27社)

3.Pater(監督:アラン・カヴァリエ 評価:4.3/5.0 評価媒体:25社)
4.マリー・アントワネットに別れをつげて
(監督:ブノワ・ジャコ 評価:4.3/5.0 評価媒体:23社)
5.トムボーイ(監督:セリーヌ・シアマ 評価:4.2/5.0 評価媒体:22社)
6.ミッドナイト・イン・パリ
(監督:ウディ・アレン 評価:4.2/5.0 評価媒体:20社)
7.少年と自転車(監督:ダルデンヌ兄弟 評価:4.2/5.0 評価媒体:22社)
8.闇を生きる男
(監督:ミヒャエル・R・ロスカム 評価:4.2/5.0 評価媒体:26社)
9.メランコリア(監督:ラース・フォン・トリアー 評価:4.1/5.0 評価媒体:28社)
10.ファウスト(監督:アレクサンドル・ソクーロフ 評価:4.1/5.0 評価媒体:21社)

2012年

1.熱波(監督:ミゲル・ゴメス 評価:4.6/5.0 評価媒体:20社)
2.ジャンゴ 繋がれざる者
(監督:クエンティン・タランティーノ 評価:4.6/5.0 評価媒体:33社)
3.愛、アムール(監督:ミヒャエル・ハネケ 評価:4.4/5.0 評価媒体:28社)
4.ホーリー・モーターズ
(監督:レオス・カラックス 評価:4.3/5.0 評価媒体:30社)
5.君と歩く世界(監督:ジャック・オーディアル 評価:4.3/5.0 評価媒体:23社)
6.アーネストとセレスティーヌ
(監督:バンジャマン・レネール、 ヴァンサン・パタール他
評価:4.3/5.0 評価媒体:21社)
7.贖罪 前編(監督:黒沢清 評価:4.3/5.0 評価媒体:19社)*
8.O Som ao Redor
(監督:クレベール・メンドンサ・フィリオ 評価:4.2/5.0 評価媒体:18社)
9.湖の見知らぬ男(監督:アラン・ギロディ 評価:4.2/5.0 評価媒体:26社)
10.贖罪 後編(監督:黒沢清 評価:4.1/5.0 評価媒体:15社)*

*WOWOW製作の黒沢清テレビシリーズ『贖罪』はフランスで『Shokuzai - Celles qui voulaient se souvenir(贖罪-記憶に留めておきたい者-)』、『Shokuzai - Celles qui voulaient oublier(贖罪-記憶から消し去りたい者-)』という2部構成にて劇場公開されました。

2013年

1.アデル、ブルーは熱い色
(監督:アブデラティフ・ケシシュ 評価:4.6/5.0 評価媒体:30社)

2.ゼロ・グラビティ
(監督:アルフォンソ・キュアロン 評価:4.6/5.0 評価媒体:29社)
3.インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
(監督:コーエン兄弟 評価:4.5/5.0 評価媒体:26社)
4.罪の手ざわり(監督:ジャ・ジャンクー 評価:4.5/5.0 評価媒体:24社)
5.かぐや姫の物語(監督:高畑勲 評価:4.5/5.0 評価媒体:27社)
6.グランド・ブダペスト・ホテル
(監督:ウェス・アンダーソン 評価:4.5/5.0 評価媒体:34社)
7.カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇
(監督:ブリュノ・デュモン 評価:4.3/5.0 評価媒体:22社)
8.風立ちぬ(監督:宮崎駿 評価:4.2/5.0 評価媒体:26社)
9.ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~
(監督:トマス・ザボ、 エレーヌ・ジロー 評価:4.2/5.0 評価媒体:22社)
10.ある過去の行方
(監督:アスガル・ファルハーディー 評価:4.2/5.0 評価媒体:23社)

2014年

1.イット・フォローズ
(監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル 評価:4.4/5.0 評価媒体:29社)

2.フォックスキャッチャー
(監督:ベネット・ミラー 評価:4.4/5.0 評価媒体:35社)

3.MOMMY/マミー(監督:グザヴィエ・ドラン 評価:4.3/5.0 評価媒体:33社)
4.禁じられた歌声(監督:アブデラマン・シサコ 評価:4.2/5.0 評価媒体:34社)
5.あの日のように抱きしめて
(監督:クリスティアン・ペツォールト 評価:4.2/5.0 評価媒体:19社)
6.Les Combattants(監督:Thomas Cailley 評価:4.1/5.0 評価媒体:28社)
7.セッション(監督:デイミアン・チャゼル 評価:4.1/5.0 評価媒体:30社)
8.裁かれるは善人のみ
(監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ 評価:4.1/5.0 評価媒体:27社)

9.LEGO® ムービー
(監督:クリス・ミラー、 フィル・ロード 評価:4.1/5.0 評価媒体:20社)
10.あの頃エッフェル塔の下で
(監督:アルノー・デプレシャン 評価:4.1/5.0 評価媒体:22社)


2015年

1.インサイド・ヘッド(監督:ピート・ドクター 評価:4.7/5.0 評価媒体:34社)
2.マッドマックス/怒りのデス・ロード
(監督:ジョージ・ミラー 評価:4.4/5.0 評価媒体:25社)

3.ぼくの名前はズッキーニ
(監督:クロード・バラス 評価:4.4/5.0 評価媒体:30社)

4.母よ、(監督:ナンニ・モレッティ 評価:4.3/5.0 評価媒体:35社)
5.Fatima(監督:フィリップ・フォコン 評価:4.3/5.0 評価媒体:24社)
6.岸辺の旅(監督:黒沢清 評価:4.3/5.0 評価媒体:24社)
7.ELLE エル
(監督:ポール・ヴァーホーヴェン 評価:4.3/5.0 評価媒体:37社)

8.世紀の光
(監督:アピチャートポン・ウィーラセタクン 評価:4.3/5.0 評価媒体:19社)

9.映画 ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜
(監督:マーク・バートン、リチャード・スターザック
評価:4.3/5.0 評価媒体:26社)
10.ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん
(監督:レミ・シャイエ 評価:4.3/5.0 評価媒体:21社)

2016年

1.マンチェスター・バイ・ザ・シー
(監督:ケネス・ロナーガン 評価:4.5/5.0 評価媒体:26社)

2.ロスト・シティZ 失われた黄金都市
(監督:ジェームズ・グレイ 評価:4.5/5.0 評価媒体:33社)

3.ジュリエッタ(監督:ペドロ・アルモドバル 評価:4.4/5.0 評価媒体:29社)
4.ラ・ラ・ランド(監督:デイミアン・チャゼル 評価:4.4/5.0 評価媒体:41社)
5.アクエリアス
(監督:クレベール・メンドンサ・フィリオ 評価:4.3/5.0 評価媒体:35社)

6.レッドタートル ある島の物語
(監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット 評価:4.3/5.0 評価媒体:29社)

7.この世界の片隅に(監督:片渕須直 評価:4.3/5.0 評価媒体:21社)
8.ありがとう、トニ・エルドマン
(監督:マーレン・アーデ 評価:4.3/5.0 評価媒体:32社)

9.KUBO/クボ 二本の弦の秘密
(監督:トラヴィス・ナイト 評価:4.2/5.0 評価媒体:24社)

10.ムーンライト
(監督:バリー・ジェンキンス 評価:4.2/5.0 評価媒体:38社)

2017年

1.BPM ビート・パー・ミニット
(監督:ロバン・カンピヨ 評価:4.6/5.0 評価媒体:31社)

2.Louise en Hiver
(監督:ジャン=フランソワ・ラギオニ 評価:4.4/5.0 評価媒体:20社)
3.ファントム・スレッド
(監督:ポール・トーマス・アンダーソン 評価:4.3/5.0 評価媒体:34社)

4.希望のかなた(監督:アキ・カウリスマキ 評価:4.3/5.0 評価媒体:28社)
5.En Liberté !(監督:ピエール・サルヴァドーリ 評価:4.3/5.0 3評価媒体:39社)
6.ジュリアン(監督:グザヴィエ・ルグラン 評価:4.2/5.0 評価媒体:34社)
7.ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
(監督:スティーヴン・スピルバーグ 評価:4.2/5.0 評価媒体:37社)

8.わたしは、幸福(監督:アラン・ゴミス 評価:4.2/5.0 評価媒体:25社)
9.君の名前で僕を呼んで
(監督:ルカ・グァダニーノ 評価:4.2/5.0 評価媒体:35社)

10.ザ・ライダー(監督:クロエ・ジャオ 評価:4.2/5.0 評価媒体:25社)

2018年

1.万引き家族(監督:是枝裕和 評価:4.5/5.0 評価媒体:39社)
2.Girl/ガール(監督:ルーカス・ドン 評価:4.4/5.0 評価媒体:34社)
3.Leto(監督:キリル・セレブレニコフ 評価:4.4/5.0 評価媒体:30社)
4.Pupille(監督:Jeanne Herry 評価:4.3/5.0 評価媒体:29社)
5.劇場版 バーニング(監督:イ・チャンドン 評価:4.3/5.0 評価媒体:30社)
6.ゴールデン・リバー
(監督:ジャック・オーディアル 評価:4.3/5.0 評価媒体:42社)

7.スパイダーマン: スパイダーバース
(監督:ピーター・ラムジー、 ボブ・ペルシケッティ、 ロドニー・ロスマン
評価:4.2/5.0 評価媒体:25社)

8.インクレディブル・ファミリー
(監督:ブラッド・バード 評価:4.2/5.0 評価媒体:34社)

9.犬ヶ島(監督:ウェス・アンダーソン 評価:4.1/5.0 評価媒体:38社)
10.シェヘラザード
(監督:ジャン=ベルナール・マルラン 評価:4.1/5.0 評価媒体:26社)

最後に

フランスメディアは結構、アニメに甘い評価をつける傾向があり、日本のアニメは積極的に賞賛しています。

選出回数で見るとジャック・オーディアルとクリント・イーストウッドの作品が4回選出され、コーエン兄弟、ダルデンヌ兄弟、ブラッド・バード、ニコラス・ウィンディング・レフン、ジェームズ・グレイ、ナンニ・モレッティ、アブデラティフ・ケシシュが3回選ばれています。

黒沢清も『贖罪』を2部構成の映画として捉えれば3度選出されています。

意外と、キネマ旬報寄りだったり、アジア映画を積極的に評価(『仄暗い水の底から』や一本満足バーのCMを生み出した石井克人監督作『茶の味』がランクインしているところが面白い)していたりとフランスメディアの知られざる映画眼を見ることができました。

フランス映画研究のお役に立てれば光栄です。

それではまた!

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