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【閲覧注意】渋谷パルコにできたゲテモノ料理屋《米とサーカス》が色々とヤバかった件

おはようございます、チェ・ブンブンです。

昨日、渋谷にリニューアルオープンしたパルコに行ってきました。お目当は、ホワイトシネクイントで、映画館ハンターとしていち早くレポートしなくては!と思っていました。

出発の支度をしている時に、何気なく王様のブランチを観ていたら、レポーターの熊井友理奈がパルコの地下レストラン街を紹介して回っていました。その中でサラッと、昆虫食が食べられるレストランが紹介されてました。残念ながら、彼女はその店をリポートしてくれなかったので、ここは私がリポートしようといざパルコへ向かったのでした。

本リポートはゲテモノ料理屋《米とサーカス》について書いていきます。想像の10倍ヤバいお店だったので、閲覧注意です。

米とサーカスとは?

米とサーカスとは亜細亜TokyoWorld株式会社(旧・宮下企画)が運営するジビエと昆虫等の珍味を提供するレストラン。

「美味しいは楽しい」「楽しいは美味しい」
私たちは、飲食を通じてお客様の「楽しい」を演出し、
驚きと感激にあふれる体験づくりに挑戦し続けます。

をモットーに高田馬場と錦糸町に展開される本店は、文化の街渋谷にこの度降臨しました。渋谷は、ガングロギャルが大暴れしていた2000年代初頭と比べると、そこら辺の繁華街に成り下がったイメージが強いのですが、パルコはその凋落を食い止めるために徹底的に文化をNewパルコに投影させました。

AKIRA専門店やNintendo TOKYO、カプコンストアといったゲーマー御用達の店を配置、ポケモンセンターにはミューツーの水槽を置く拘りを魅せている(入場制限がかかっていたので今回は見送った)。

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8Fにあるホワイトシネクイントは、草間彌生やイッセー・ミヤケのドキュメンタリーが上映されている。そして、地下にはAIを使って好みの日本酒を提供してくれるお店や、本格ドイツ料理のお店、ヴィーガン料理専門店などが出展されている。CHAOS KITCHENというフロア名に恥じないキレッキレのラインナップになっております。そこに《米とサーカス》も仲間入りしていたのです。

気分はデッカード、あるいはウィリアム・バロウズ

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そんな《米とサーカス》は渋谷パルコ地下1階の最深部にあります。『ブレードランナー』の世界観を真似したB級映画、あるいは三池崇史の『テラフォーマーズ』に出てくるドヤ街を思わせる強烈なネオンが見る者の足を引き止めます。

「どうする?入る?」
「今日はいいよ」

店前には人だかりができており、カップルが入ろうか入らまいか議論している。スカした顔をしているお兄さんも躊躇する程、そこには禍々しいオーラが漂っています。

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そんなカップルが覗き込む店前のメニュー。しゃぶしゃぶ屋を彷彿とするヴィジュアルに反して提示されるメニューは《ヤモリの丸揚げ》《六種の昆虫食べ比べセット》《サソリ酒》とパワーワードが所狭しと並んでいます。

この店なら、下手すると『裸のランチ』で出てきたブラックミート(ムカデ料理)なんか出してきそうだぞ...とゾクゾク興奮してきました。って訳で間髪入れずに入店しました。

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溌剌としたお姉さんに案内されカウンターへ。店前の人だかりに反して中は割と空いていました。これは人柱となって実食レポートしなくては!とブロガーとしての腕が鳴ります。

鳥獣戯画風のイラストが書かれたメニューを広げて見る。すると、店前の看板以上に凄まじいラインナップとなっていました。

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どうでしょうか?上野駅近くでしかまずその単語を目にしない八つ目鰻のお酒やカマキリの卵を使ったお酒、《ゴキブリ酒》まであります。料理も見た目で殴りつけてくる代物ばかりとなっています。これは選びきれない...という訳で店員さんにオススメを訊いてみました。

「オススメは何ですか?」
「そうですねぇ、ヴィジュアルでいったらヤモリですかねー。ワニなんか美味しいですよ。虫がイケるのでしたらオオグソクムシがオススメです。」

流石にワニは2,980円と給料日前にはキツいお値段だったので、オオグソクムシを注文することにしました。また私の生涯に挑戦したいことリスト上位に「カエルを食べる」項目があるので、店員さんに質問してみました。

「追加トッピングのカエルだけ注文できますか?」
「はい、できますよ!」

ついでに、ハブ酒も頼み、ゲテモノパーティーモードに入りました。

お通しに《○○○の素焼き》

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「お通しです!」

といきなりこんなものを出されました。

みなさん、これ何だと思いますか?





正解は、《スズメ》です!


かつてあったでしょうか?お通しでスズメの素焼きが出されるお店は?
どうやって食べればいいのか分からないヴィジュアル。

「全部丸ごと食べられますよ!ちょっとクチバシは硬いかもね」
目の前にある違和感はこの世界では常識と言わんばかりに食べ方を紹介してくれる店員さん。郷に入れば郷に従え、丸ごと食べてみました。

クチバシよりも羽が硬くチクチクするので、羽をとると食べやすい。スズメという貧弱さからは想像できないほどに肉厚で、これはかなり美味しかった。肉の弾力が面白い唐揚げといった感じでしょうか。

ハブ酒(1,100円)

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ファンタジー映画でよくみる魔術師がヒッヒッヒと言いながら出しそうな瓶を持って店員さんがやってきました。これが《ハブ酒》です。

ハブが瓶の中で息絶えている。そこに微かなエキスが分泌されており、それをグラスに入れてくれるのです。写真撮影可能だというので、じっくり撮らせていただきました。

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うあーハブだー!羽生善治も思わず驚きそうな、圧倒的ハブ感!サイケデリックな店内の色彩もあり、映えます。

そんな《ハブ酒》は、舌に電撃を食らわす戦闘力を持った味となっています。スッと飲むと、舌にピリピリといった感触が残る。何だか自分の魔力ゲージが上がりそうな気分になりました。

オオグソクムシの姿揚(1,980円)

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さて、オオグソクムシである。

「ぼく、イカ焼きだよ!」

と言いたげだが、どう考えても『風の谷のナウシカ』である。

王蟲にしか見えません...

これまた、全部食べられるのだとか。通常、海老とか蟹とか、外殻を取り除いて食べるけれども、此奴は全身食べられるとのこと。

恐る恐る口に運んでみる。

バリっ!バキっ!

豪快な音を立てる。手足が割とチクチクして口の中痛いのですが、これは海老の揚げ物の殻の味がします。海老と比べて肉の部分が少ないので、殻好きじゃないと割とキツいのかなと思ったりします。

ただ、思いの外、癖がないので難なく食べられます。

カエル一匹(1,500円)

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さて、遂にカエルが登場!

圧倒的怪獣感!

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白黒に写真加工したら、水墨画のようにカッコ良く映えましたw

カエルは肉の部分が少ないのですが、足の筋肉の味はとても美味しいです。実質珍味版手羽先といった感じでしょうか。よく、カエルを食べる話になると不味そうとドン引かれるのですが、全くのノープロブレム。

美味しゅうございます。

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最後に、バクダン(490円)と呼ばれるラムネと赤玉ポートワインを混ぜた下町カクテルを嗜みました。混ぜているものがあれなので、メチャクチャ甘かったですぞ!

最後に

どうです?興味湧いてきませんか?

もうすぐ冬のボーナスシーズンですね!仲間と花金パーティー、忘年会に使ってみてはいかがでしょうか?私は、ヤモリとかワニに挑戦したいと思ったので、また訪れたいぞ!

おまけ(串カツあらたの大阪スパイスカレー)

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そういったゲテモノ料理屋はちょっと...でも面白いものが食べたい!

そういう方には、《串カツあらた》をオススメします。

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ドンドコドンドコ、店員が太鼓を叩きながら活気よく接客しているここでは、大阪スパイスカレー(1,150円)が食べられる。キーマカレーをベースにした複雑にスパイスが絡み合ったカレーは、疲れが吹き飛び辛さを堪能できます。拘りのマンゴージュース(350円)との相性も抜群です。

映画と映画のハシゴの合間にサラッと入りやすい店なので是非!

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