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フランス観客動員ランキング(11/28~12/4)エドワード・ノートン監督2作目公開

こんにちは、チェ・ブンブンです。

フランスでは、もう年末モードで『アナと雪の女王2』や『ジュマンジ/ネクスト・レベル』、アニメ版『アダムス・ファミリー』が盛り上がっている状態です。そんな中、『僕たちのアナ・バナナ』以来約20年ぶりにエドワード・ノートンが監督を務めたスリラー『マザーレス・ブルックリン』がフランスで公開されました。

※下線部の作品はブンブンのレビューに飛べます。

フランス観客動員数ランキング(11/28~12/4)
1位:アナと雪の女王2(945,814人 3週目 ディズニー)
2位:ジュマンジ/ネクスト・レベル(785,636人 1週目 SONY)
3位:アダムス・ファミリー(325,851人 1週目 ユニバーサル)
4位:Le Meilleur reste à venir(316,885人 1週目 Pathé)
5位:レ・ミゼラブル(269,614人 3週目 Le Pacte)
6位:ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 (183,408人 2週目 Metropolitan FilmExport)
7位:Joyeuse retraite !(158,870人 3週目 SND)
8位:J'accuse(145,898人 4週目 ゴーモン)
9位:マザーレス・ブルックリン(117,270人 1週目 ワーナー)

Matthieu Delaporte, Alexandre De La Patellièreコンビ新作『Le Meilleur reste à venir』

日本では『フェイク・ライフ 顔のない男』がWOWOWスルー、『ルネッサンス』が劇場公開されたぐらいしか認知されていないフランスローカルコンビ監督Matthieu Delaporte, Alexandre De La Patellière最新作が登場。

GAGA配給、直訳で『最高はまだこない』みたいな邦題で日本公開されそうな雰囲気を醸し出す本作は、アーサーが癌だと知り幼馴染のシーザーが全力で彼のやりたいことを実行に移していく...あれっどこかで観たことありませんか?そうです。『最高の人生の見つけ方』そっくりなのです。しかし、フランス誌を追っていると、パクリ問題よりも寧ろ、ポランスキー新作公開に併せて再熱した#MeToo運動によって主演のFabrice Luchini, Patrick Bruelが過去に引き起こしたセクハラが問題になっているそうだ。

ちょっと日本公開は厳しいか...

エドワード・ノートン新作『マザーレス・ブルックリン

『インクレディブル・ハルク』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のエドワード・ノートンが約20年ぶりにメガホンをとった『マザーレス・ブルックリン』(日本公開2020年1月10日)がフランスで公開されました。

原作小説の設定を1950年代に移し、フィルムノワールのように撮った作品は概ね好評でリベラシオンは「これは最後のノートン映画ではないことを伝え続ける美しい聴覚障害(厳密にはトゥレット障害)の映画」と賞賛しています。

一方で、Le Mondeは原作を大幅改変したことで著者を否定してしまっていると批判的な眼差しを向けています。

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