ウクライナで何が起きているのか ~最新現地報告とチェチェンから見たプーチンの侵略~



日程 6月4日(土) 15時~18時
会場 在日本韓国YMCA・304会議室(JR水道橋駅東口6分)
   地図 http://www.ayc0208.org/access.php ※先着60名
参加費 800円 学生500円(経済的に困窮されている方はご相談に応じます)

チラシ:https://pilot.jca.apc.org/nextcloud/index.php/s/AYaeSFcGTdkBJ4j



講演 

「ウクライナ取材から見えたこと」 志葉玲(ジャーナリスト)
「『プーチン政権の闇』を暴く」 林克明(ジャーナリスト)
「ウクライナ侵略を悪用した大軍拡に抗する」 杉原浩司(NAJAT代表)
司会 大富亮(チェチェンニュース発行人)
共催 武器取引反対ネットワーク(NAJAT)/チェチェンニュース編集室

よびかけ

 ロシア・プーチン政権のウクライナ侵略により、現地では人口密集地への無差別の砲撃や、非武装の市民の殺害などの戦争犯罪が、毎日のように繰り返されています。侵略に反対する国際世論や軍事支援の影響もあって、ロシア軍は停滞・後退を強いられていますが、いぜんとして人道的危機が続いています。

 日本の武器輸出や軍拡に反対してきた武器取引反対ネットワーク(NAJAT)とチェチェンニュース編集室は、4月にウクライナ現地取材を敢行したジャーナリストの志葉玲さんをお招きして、最新現地報告会を開催します。

 ウクライナについては、「ロシアの侵略が許されないのはもちろんだが、
NATOやゼレンスキーにも非がある」といった、いわば「どっちもどっち」論が広まっています。しかし、今の状況には、西側という要因だけではなく、むしろロシア南部で1995年に勃発した「チェチェン戦争」からの連続性を見ることができます。プーチンが権力基盤を確立したのは、第二次チェチェン戦争による独立派や市民への無差別攻撃によってであり、いまウクライナで起きているのと同様の戦争犯罪が、そこで頻繁に行われていたことは、あまり知られていません。

 この集会では、最近『増補版 プーチン政権の闇』および『ロシア・チェチェン戦争の628日』を刊行したばかりのジャーナリストの林克明さんをお招きし、チェチェンの視点から見たウクライナについて、存分に語っていただきます。

 一方、日本政府は紛争当事国であるウクライナに武器輸出を行うばかりか、どさくさにまぎれて軍事費の倍増や「敵基地攻撃能力」保有の公認に向かっています。NAJAT代表の杉原浩司から、この間の経緯と問題点について報告します。

 まず事実と歴史に光を当てることにより、今回の侵略を正確に理解するとともに、今後の行動提起の機会としたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

プロフィール

志葉玲
番組制作会社をへて2002年春から環境、平和、人権をテーマにフリーランスジャーナリストとしての活動を開始する。 2003年3月から、イラク戦争の現地取材を複数回行い、2006年のレバノン戦争、2014年のガザ攻撃など紛争地取材を重ねている他、環境問題にも明るく、脱原発・自然エネルギー、温暖化対策や自然保護関連の取材・執筆も多い。

林克明
1960年長野市生まれ。ノンフィクション・ライター。業界紙記者を経て「週刊現代」記者、その後1995年1月からモスクワに移りチェチェン戦争を取材、1996年12月帰国。第一作『カフカスの小さな国』で
小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞。『ジャーナリストの誕生』で週刊金曜日ルポルタージュ大賞受賞。

杉原浩司
武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表。軍学共同反対連絡会、平和構想研究会などにも参加。共著に『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(あけび書房、2016年)、『亡国の武器輸出~防衛装備移転三原則は何をもたらすか』(合同出版、2017年)。『世界』2019年12月号に「武器見本市という憲法的不祥事」を、2020年10月号に「『敵基地攻撃能力』保有論を批判する」を寄稿。

<連絡先>
TEL 090-6185-4407(NAJAT 杉原)
メール anti.arms.export@gmail.com
ツイッター https://twitter.com/AntiArmsNAJAT/
Facebookページ https://www.facebook.com/AntiArmsNAJAT/

チェチェン関連書籍緊急復刊!

「ロシア・チェチェン戦争の628日 ウクライナ侵攻の原点に迫る」林克明 著
小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作の名著『カフカスの小さな国』、緊急復刊!
出版社:清談社Publico 定価:1800円(本体)発行年月日:2022年06月23日

「増補版 プーチン政権の闇」林克明 著 
ロシア軍によるウクライナ全面侵攻で、ロシアのプーチン大統領の動向が注視されている。プーチンが権力を掌握した1999年8月から2022年2月のウクライナ侵攻までは一直線につながっている。プーチンの権力の源泉であるチェチェン戦争とそれに関連するテロや暗殺で権力基盤を絶対にした大統領二期。緊迫するウクライナ情勢から侵攻に至るまでを今後の世界の動きと共に綴る。
出版社:高文研 定価:1700円(本体) 発行年月日:2022年05月

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