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デザインフェスタvol.55に参加をして。

こんにちは、ちこです。久しぶりの更新になってしまいました…!

さて、2022年5月21(土)- 22日(日)に東京ビッグサイトで開催されたデザインフェスタvol.55に、初めて参加をいたしました。

関東での初出展はとても楽しい2日間でしたが、今まで参加をしてきたイベントとの違いや感じたこと、反省点など、備忘録を兼ねてこの記事を書いています。

もし、これからデザインフェスタへの参加を検討されている方には、少しでもイベントの雰囲気をお伝えできれば幸いです。

今までの出展から変更したこと

1.オリジナルサークル布を作成しました

今まで出展していた「クリエーターズマーケット」では、テーブルに桃色のコットン100%の布を使用していましたが、デザインフェスタのルールでは布の使用を禁止しているため、防炎布が必要となります。
そこで同じような色合いで、無地の防炎布を購入する方法も考えたのですが、今後もイベント出展に利用することを考えた結果、この機会にオリジナルのサークル布を作成することにしました。

コットン100%の布を使用した時
作成したオリジナルのサークル布でレイアウト

結果、来場者の目に留めていただけたり、「おっとりくまこ」と名前も口ずさんでいただく機会も多くあり、作成して良かったと思います。
ちなみにサークル布は「Canvath」さんで作成。発色も綺麗でおすすめです。(※通常、データ入稿から5日で発送予定ですが、大型連休前は変わるので要注意です!)

2.キーホルダーの包装変更と、サンプルを”縦に”飾る

くまこのキーホルダーは、おもて面にはくまこが、裏面にはコハチがいます。

キーホルダーは、一つひとつ透明のフィルムで包装しています。そのため、手にとった時にそのまま裏面のイラストも見ていただけるので、今まではキーホルダーのサンプルを用意していませんでした。
ただ名古屋で対面販売をしていたときに「あまりキーホルダーを手にとっていただくのが少ないなあ」と感じていたため、今回のデザインフェスタでは、
①包装を変更 
②キーホルダーのサンプルを飾る
ことにしました。

①包装を変更 

透明のフィルムの包装のみから、名前も覚えてもらうきっかけにもなればと「ottorikumako」と書いた紙を加えました。包装に名前(ロゴ)が追加されるだけで、ぐっとお店感が出ました。

余談ですがこちらの「ottorikumako」はすべて手書きのため、一つずつ微妙に書体が違います。今後は、その違いも楽しんでいただけるように出来たらいいなと考えています。

②キーホルダーのサンプルを飾る
特に試してみて良かったなと感じたのが「キーホルダーの見本は置いて飾るのではなく、アクセサリースタンドにかけて”縦方向に”飾った」ことです。

キーホルダーのサンプルはアクセサリースタンドへ。

縦方向に飾りがあると高さが出るため、レイアウトに高低差が生まれ、メリハリがつきます。また平面にディスプレイされるより、高さのある方へ視線がいきやすく、手にも取りやすくなります。

実際に、キーホルダーを検討されていた方のほとんどがキーホルダーのサンプルを手にとってくださり、裏面のコハチを見つけてくださいました◎

キーホルダーの裏面のコハチ

有難いことに今まで出展していた中で、最もキーホルダーをご購入いただくことが出来ました。お迎えいただいた皆さん、本当に、本当にありがとうございます!

3.紙袋用にくまこのスタンプを作成

ポストカードやステッカーなどを購入いただいた方への紙袋用にオリジナルのスタンプを作成しました。

イベントから帰宅された後にこの袋を見て「おっとりくまこ」のブースに寄っていただけたこと、ご購入いただいたことを思い出してもらえたら良いなあと思ったのがきっかけです。

またお客さんへお渡しする時にも「かわいい!」と嬉しい反応もいただけたり、袋に興味を持ってくださった方に「この袋は印刷じゃなくて、一枚一枚スタンプで押しています。なので、真ん中から少しズレちゃった袋もあるんです〜」とお話したら「その手作りな感じも良いですね」との嬉しいご感想もいただけました。

当初は袋へ印刷するのを考えていたのですが、お客さんとの会話が生まれるきっかけにもなったため、今はスタンプにして良かったなと思います。

デザフェスvol.55 出展での反省点

1. 人の進行方向と、流れを読みきれなかった

過去に参加したクリエーターズマーケットでも、会場の入り口から人の流れを予想してグッズのレイアウトを考えていました。

そのため今回もエスカレーターから、ブースまでの大まかな人の流れを予想と検討をして、レイアウトの準備をしていたのですが…読みきれず、会場直後はあまりブースに立ち止まったり、目に留めてくれる方が少なめでした。

■高さのあるものでブースをアピールするも…
また今回はタペストリーを使用して、ブースのレイアウトに「高さ」を出すことで一人でも視線に留まっていただけるようにしました。

タペストリーの高さは160cmぐらい

当日はどの位置にタペストリーを置いた方がベストなのか、通り過ぎる方の視線や反応に注意をしながらその都度、変更を繰り返し…。

結果として、ブースのから少し大きな通りがある場合、その通りから見えやすい位置にタペストリーを設置した方が「見つけてもらいやすい、気付いてもらいやすい」ことが判明いたしました。

大きな通りから、タペストリー(サークル布の効果も大きいかも)を見て、ブースに立ち寄ってくださる…のケースが多いように感じました。また別の機会でもこの方法で再度試してみたいと思います。

2.あせらずに余裕を持つ

出展をする度に反省するのが「興味をもってくれた方、ブースに来ていただいた方に、私はちゃんとした対応ができていたか?」ということです。

特に今回のデザインフェスタの初日では設営の準備が完了しないまま、開場時間が10分早まったことで気持ちが焦ってしまい、午前中に来ていただいた方に「もっとこういう対応が出来たんじゃないか…」と悔いが残る一日目でした。

トラブルが起きたとしても、それさえも楽しむ気持ちと心に余裕を持って、目の前の方に誠心誠意、対応をいきたいと改めて思いました。

はじめての関東出展で気づけたこと

お客さんからのお声と反応でいくつか気づいたことを纏めました。

●切手がかわいい!だけど…
名古屋よりもくまこの切手に興味を持ってくれる方が多いように感じました。
そして「可愛すぎて使えない!」というお声も多くいただきました(笑)「むしろ、この切手で手紙を送ってほしい。もらう側でいたい!」というお声も。有難いことに率直な意見やご感想を言ってくださる方が多く、実際に声として頂けると新しい発見がありました。

是非くまこの切手でお手紙を^^

■意外にも現金で支払ってくれる方が多かった
「東京」というイメージからなのか、デザインフェスタのような大きなイベントでは、ほとんどの方がキャッシュレス決済でお支払いされるのでは?と想像していたのですが、実際には現金でお支払いいただく方が多かったです。(もしかしたら、手数料分が引かれてしまう作家さんのことを考えて、あえて現金でお支払される方もいらっしゃるのかもしれません…!)

■名古屋と東京でご購入いただけるグッズが違う
今まで出展していた名古屋では、主に「ポストカード」が人気でした。
でも今回のイベントでは「巾着、キーホルダー」が人気でたくさんの方にお迎えいただきました。巾着は完売するほど。比較的、価格帯が高めなグッズをお迎えいただけたような印象です。

もし他の地域だったら人気のグッズも異なり、また結果が違うのかなあと新たな興味が湧きました。

■出店者もお客さんも、デザフェスへの思い入れと熱量が高い
今回は出展も初めてだったのですが、デザインフェスタ自体に来場するのも初めて。
そのため、会場の雰囲気や今までの開催の様子も分からないまま2日間出展をしたのですが、隣のブースの方は出展歴がなんと10年以上!お客さんも「5年ぐらい前から毎年二回、必ず来ているんだ」という方が多く、過去のデザインフェスタでのお話を伺うことができました。

過去のイベントの様子を教えていただけるのは参考になりますし、何より皆さん、話されている時が本当に楽しそうで。お話から「デザインフェスタが大好き」というのが伝わってきました。

何も知らなかった私にとっては、為になるお話ばかりだったのと、皆さんの楽しかった思い出を共有していただけたのがまた嬉しくもなりました。

「イラスト」「キャラクター」が多くないエリアだった。だけど、逆に良かったのかもしれない
今回、私の出展したブースのエリアは「アクセサリー・雑貨・ファッション」のエリアでした。そのため「イラスト」や「キャラクター」のブースが少なかったため、キャラクターメインで出展しているブースが目立っていたかもしれません。

事実、Webメディア「145MAGAZINE」の編集長の石黒さんが「この辺りのエリアはキャラクターの作品がないと思っていたから、気になって」とブースに立ち寄っていただけました。

帰りの電車の関係で、10分ほどしか石黒さんとお話できなかったのですが、145MAGAZINEさんにて、こんな素敵な記事に纏めてくださいました。

・おっとりくまこ
 何気なく立ち寄った「おっとりくまこ」というキャラの背景を聞いて、「へえ」とうなづく。作者は「友達に手紙を書くときに添えていた」のがこのキャラだという。つまり、友達との関係を深めてくれたからと、愛を込めて、作品としてもっと多くの人に羽ばたかせたいと嬉しそうに語る。

他にも素晴らしい作家さんたちが取材されていますので是非ご覧ください。
デザインフェスタ 見えない才能を可視化する

一人でも見ていてくれる方がいる限り、続けていきたい

出展中、横を見たらくまこが顔を出してました。笑

今回のデザインフェスタ、そして初めての関東での出展では、仙台の作家さんや茨城のお客さんなど、新しい地域の方とつながれた貴重な機会でした。

また正直なところ、関東の方にも受け入れてもらえるかな?と不安な気持ちもあったため、くまこのグッズをお迎えいただいたり興味を持っていただけたことは自信にも繋がりました。

私にとってデザインフェスタは、くまこの活動とグッズを作り始めてから「いつか参加してみたい」と憧れていたイベント。2020年に参加する意気込みではいたものの、止むを得ない状況で開催が中止となり、2022年に初参加となりました。

でも結果として、今年に参加ができて良かったなと思っています。「今」だからこそ作成できたグッズもありますし、前回の出展よりももっと冷静に客観的に見えるようになれたような気がします。

そして今回の出展で、有難いことにくまこを気に入っていただけた方とお話していて「ずっと見てくださる方、興味を持ってくれる方が一人でも居てくださる限り、描き続けていきたいなあ」と心から思いました。

お礼が最後になってしまいましたが、おっとりくまこのブースにお立ち寄りいただいた方、グッズをお迎えいただいた方、デザインフェスタVol.55に来場いただいた皆さま、そしてブース近くでお世話になった皆さま、2日間ありがとうございました!

また出展した時は、是非ぜひお気軽にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。これからも、くまこ共々どうぞよろしくお願いいたします!

【最後に】準備など、参考にした作家さんたちをご紹介

一度もデザインフェスタを訪れたことがなかったため、会場の広さはもちろん、イベントの雰囲気も未知でした。
準備をするにも、今まで名古屋で出展していた時と同じような方法で良いのか気になり、色々と調べて参考にさせていただいた方のブログです。

出展されて「やっぱりこれは必要だった」と感じたことや、気をつけた方が良いことも教えてくださっていたので、大変参考になりました。
橋下ナオキさん、ひらつかかつじさん(ばななたろうさん)、ありがとうございます!

・橋下ナオキさん
デザフェスのブース作りや準備でやってよかったことから大反省のミスまで【毎日でぶどりinデザフェス49】

・ひらつかかつじさん(ばななたろうさん)
初めてのデザインフェスタ!出展までに準備したこととか色々


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 あなたにとって、幸せな、素敵なことがありますように!