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一年半ぶりに、クリエーターズマーケット vol.44に参加しました。

2021年6月26日〜27日の二日間、クリエーターズマーケットに参加しました。
前回の参加は2019年の冬です。その時の記事はこちら。
クリエーターズマーケット vol.41に参加して、試したこと。

年が明けた2020年の春頃から、新型コロナウイルスが拡大してしまい、予定していたクリエーターズマーケットのvol.42・43は中止になりました。

そのため今年は、一年半ぶりの開催です。イベントの二日間は、愛知県の緊急事態宣言が明けてからの初の週末とあってか、予想していたよりも多くの方にご来場いただきました。

そこで今回は、

・久しぶりの対面イベントで試したこと
・今回の出展で気づけたこと

を記録も兼ねて、書いていきたいと思います。

久しぶりの対面イベントで試したこと

まず、試したことはこちらの3つです。

1. 180cmの木製パネルと、くまこのパネルを使用してみた
2. グッズを利用している写真を多めに掲示
3. 電子決済を使えるようにした


180cmの木製パネルと、くまこのパネルを使用してみた

今までクリエーターズマーケットをはじめ、他のイベント会場をまわっていた時に、私自身が目を惹いた・印象に残っているブースが、大きなパネルなど「高さのあるもの」を設置されている作家さんたちでした。会場の床は高低差がないため、数百もあるブースの中から見つけてもらったり、印象に残ることは大切な要素のひとつだなと考えていました。

そこで今回の参加時には、私も180cmの木製パネルをレンタル使用しました。前回との違いはこちらです。

【前回-2019年11月】

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【今回-2021年6月】

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パッと見ただけで、パネルのある方が印象に残りますよね。(テーブルクロスのシワは大目に見てください…笑)

また「おっとりくまこ」の名前を覚えていただくために、くまこのパネルを作成しました。

180cmの木製パネルとくまこのパネルのおかげで、ブースを探してくださっていた方にも「すぐに見つけることができた」と好評でした。くまこのパネルについては、イラストレーターの橋本ナオキさんブログを参考に「大判プリントの達人」さんにお願いしました。色合いも綺麗に仕上げていただき、大満足です。

さて、レンタルで使用した180cmの木製パネル。実は当初、パネルの配置場所によってお客さんと思うようにコミュニケーションがとれず、四苦八苦しました。

■来場者の流れを予測してパネルを設置したけれど…

今回、私のブースは入口から割と近い場所でした。

そのため人の流れが多いと考え、入口から来場者の流れが(私側から見て)”右側から歩いて来られる方が多いのでは?”と予想し、木製パネルを出店者側から見て「右側」に設置しました。

クリマ地図

木製パネルには、ポストカードとステッカー、くまこのグッズを使用している写真を掲示していたので、立ち止まって見てもらえる可能性が高いと考え、パネルの商品を見たあと、その隣のテーブルのグッズをゆっくり見ていただける流れを想像していました。

予想

しかし開場をしてみると、実際は右側にパネルがあることで、右方向から歩いて来られるお客さんの顔がまったく見えず、うまく挨拶や声をかけることができません。

名称未設定のアートワーク 3

また、パネルは10cmほどの厚みがあり、テーブルより前に設置していました。お客さんの表情や様子を見ていると、厚みのあるパネルから、さらに一歩入り込んでテーブルの商品を見ることが、ややハードルがあるように感じました。

そのため、初日の午前中はブースに立ち止まっていただけず、通り過ぎてしまわれることばかりでした。

■お客さんとコミュニケーションが取りづらい!午後からパネルの位置を急遽変更

午前中が過ぎた頃、パネルを(出店者側から見て)左側へ移動。その結果、段違いにお客さんに挨拶とコミュニケーションが取りやすくなりました!

くまこのブースの前で歩くスピードが少し遅くなったり、歩きながら商品を視線で追ってくれたり。興味を持ってくれた方を見つけやすくなったことで、私も声をかけやすくなりました。

また、挨拶がしやすくなったことで、午前中よりもテーブルのグッズやパネルの前で、ブースに立ち寄ってくださる方が多くいらっしゃいました。

なぜ、左側に移動したことでこんなに変化があったのか、改めて理由を考えました。

【パネルの位置を変更する前:右側に設置】

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・パネル商品を見た後に作家(人)がいると、テーブルが奥まっていることもあってお客さんが少し驚いた様子だった。そして、奥に人がいるとちょっと立ち止まりにくい?

【変更後:左側に設置】

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・最初に挨拶をしたり作家(人)の顔が見えた方が、お客さんは立ち止まりやすい?
・歩く導線でパネルが奥にあった方が、立ち止まりやすい?

当初、予測していた結果とは大きく違うものになりましたが、新しい発見がまた増えました。

■くまこのグッズを使用している写真を多めに掲示

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今回180cmの木製パネルをレンタルしたのは、"覚えてもらう、見つけてもらう"目的もありますが、くまこのグッズを日常で使用したり、飾っている写真をパネルに貼り出したいと考えたためです。

購入していただいた後、グッズを使用しているイメージの参考になれたらと思い、何枚かの写真を貼ることにしました。

写真2


写真を貼ってみて、最もよかったのは興味を持ってくださったお客さんと「パネルを見ながらお話ができたこと」です。

例えばブックマークを本にはさんでいる写真を見ながら、「このブックマークは本の部分が透明なので、こうやってはさんでいただくと、透明の本の部分が(はさんだ)ページによって、変化するんですよ」と伝えていました。

実際にグッズを使っている時のイメージを、写真を通してお客さんと共有できたため、掲示して本当によかったと思います。

また、お客さんからの反応も直に感じられて、ご一緒にお話する時間はとても楽しく大切な時間でした。


■電子決済を使えるようにした(けど、あまり活用できなかった…)

実は前回のイベントから、電子クレジットカード決済、交通系ICの決済ができるようにキャッシュレス決済を導入しました。決済時の通信については、私のスマホがデザリングできる仕様になっていたため、iPadにアプリをダウンロードして決済対応をしていました。

前回(2020年の冬)の開催時には、一度も決済ご希望をいただかず、金額が130円などと少額なこともあり、現金でのお支払いの方が多かったのですが、今回は3回ほど決済のご希望をいただきました。

最初は、スムーズに対応できていたキャッシュレス決済。しかし、スマホとのテザリングの通信が一度切断されると、接続までに少し時間を要してしまい、結果としてお客様をお待たせしてしまうことがありました。そのため、途中から現金のみの対応に変更しました…。

本当は、私のスマホで決済対応ができたらと思っていたのですが、使用しているiPhone SE(第二世代)は対象機器にならず…。今後はデザリングではなくて、モバイルWi-fiなどの準備が必要になると分かっただけでも収穫でした。

なお、他の出展者の方は断トツで「Pay pay」でのお支払い対応をしているお店が多かったです。今年の9月〜決済手数料が無料から有料になるので、使用される方に変動がありそうだなと思いました。

今回の出展で気づけたこと

しおり

■他の出展者の作品を見て「くまこの立ち位置」を改めて確認できた

今回、私の周りのブースは、イラストと絵のグッズを販売している方ばかりでした。また、イラストのテイストも、水彩画で動物のイラストを描かれている作家さん、モダンアートのような絵画を販売されている方、緻密と精巧な細かい線で建築物を描いていた作家さんなど様々でした。

その中で私の描くもの、販売しているグッズが「キャラクター」です。キャラクターのイラストは、好みが分かれるもの。だからこそ、少しでも「好き」「可愛い」と思ってくれた人、感じてくれた人に届けるのが、とても大切だというのを再確認することが出来ました。

■一目では伝わりにくい?だからこそ言葉で伝えていく

ブースに立ち止まってくれた方に商品について説明すると、購入していただけることが続きました。特によく購入していただけたのが、ブックマーク

木製パネルに掲示している写真を見てもらいながら、ブックマークの本の部分が透明になっていること、はさんでいただくページによって、その透明の部分が変化するのをお伝えすると「えー!すごい!」と言っていただけました。

また、イラストパネルについてもご質問をいただくことが多く、質問に答えるとご購入いただけました。

そのお客さんとのやり取りから「くまこのグッズはパッと見ただけでは伝わりにくい商品なのかもしれない」と考えました。

パッと見ただけでは伝わりにくい商品かもしれないですが、その分こだわった部分をお伝えしたとき、嬉しいご感想をいただきます。そして、そのお客さんのご感想に、私自身も感動したり新しい発見があります。

それぞれのグッズには、紹介文や利用している写真をもっと伝わりやすいものへと改善をした上で、これからも積極的に言葉でお伝えしていきたいなと思いました。

対面でしか得られないこと、それを体感した2日間

1年半ぶりに参加した対面でのイベントでは、オンラインショップとはまた違った視点をお客さんから教えていただきます。また、リアルなお客さんの反応は、新しいグッズの製作への発想はもちろん、自分自身への創作意欲にもつながることなのだなあと実感しました。

今回のイベントで、おっとりくまこのブースに立ち寄ってくださった皆さん、グッズをご購入いただいた皆さん、ありがとうございました!皆さんとお話したことなど、今もとても大切な思い出です。

最後になりましたが主催者のクリエーターズマーケットの運営の皆さま、例年とは違う状況の中で、このような大きなイベントを開催してくださり本当にありがとうございます。

これからもまた機会を見つけて、対面に限らず、色々なイベントに参加したいと思います。またどこかでお会いできましたら、おっとりくまこ共々どうぞよろしくお願いいたします。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 あなたにとって、幸せな、素敵なことがありますように!