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寂しい、悲しい気持ちになった時に聞く曲

小学生くらいかな。昔から、なんとなく心にすきま風が通るような気分の時や、なんとなく悲しい気持ちになった時、寂しい気持ちになった時に、なぜか頭の中で必ずと言っていいほどよく流れる音楽があった。

まあ、最近はあまり流れなくなっていたけれど。


よく、その日の朝にスマホやウォークマンで流れてきた曲がなんとなくその日の気分にマッチしたり、聴いていたらそのままその日のテーマ曲になったりすることってあるよね。あるいは、その時の気分で選んだ曲がその日の曲になったりとかね。


そんな感じで、私の中では昔から、寂しい気持ちになった時や、悲しい気持ちになった時になぜか決まって頭の中に流れてくる曲がある。

木村弓さんの、「いつも何度でも」。

いや、調べてみたけど、作詞、作曲、歌とすべて違う人が担当しているから、木村弓さんといっていいのか、わからないのだけど。

ただ、木村弓さんが楽器を演奏しながら歌っていらっしゃるイメージが一番強くて。だから、ここでは木村弓さんのお名前をお借りすることにする。

なんとなく、歌詞とメロディーの旋律が、そういう時の私的には"しんみりと"心の中に染み入ってくる感じがするんだ。

ほぼ毎日色々な音楽を聴くし、色々な種類の音楽がある。

その中で、その時の気持ちや気分に合う歌詞や、メロディーの旋律、テンポなどがあると思う。

「いつも何度でも」は、あのゆっくりとしたテンポのメロディーが落ち着くから好きだし、歌詞からは映画『千と千尋の神隠し』の世界観や深みを感じるからとても好きだ。

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(以下、歌詞抜粋)

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい

かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える

繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから

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全体的に、一つ一つの言葉の響きがとても綺麗なんだよね。

歌い出しから終わりまで。

正直最初から最後までどのフレーズも好きなのだけど、特に好きだなと思うのは、

"さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ"

"かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう"

"はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから"

・・・あれだね、特に好きとか言っておきながら、作詞全体の3分の1くらい抜き出してるというね(笑)

でも、本当に好きな曲なんだよね。


もちろん、音楽なんてジャンルもテンポも様々だし、ジブリの好き嫌いもあるだろうし、私のこの感じ方が伝わる人もそうでない人もいるだろうけど。

私はこの曲を聴いていると、昔の色々なことが懐かしくなってきたり、泣きそうになったりする。


綺麗な曲だから、もしここまで読んで気になったりしたら、ぜひYouTubeとかで聴いてみて欲しいなあ。久しぶりにこんな曲思い出したって人も、ぜひ。


さて、今週もお疲れ様でした。

よい週末を。


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