2020年がもうすぐ終わろうとしているので、滑り込みでベストバイスマホ記事をぶん投げてみようと思う。

今年もたくさんのスマホを手にとって、あーでもないこーでもないと好き勝手レビューしてきた。実は去年より買うスマホを抑えていたこともあって、買った台数だけでいうとガジェット界隈の人たちからすると大したことはないと思う。そんな中で、個人的に一番印象的だった一台を挙げたい。

僕が2020年に最も買ってよかったと思えるスマホは「Xperia 1 II」だ。先に何故？という部分を一文で回答しておきたい。

「自分が求めているものをほぼすべて満たしてくれた」からだ。

当然人によって合う合わないはある。ただ、僕には最高にマッチしていた一台。それでは、Xperia 1 IIの魅力をいくつかの項目に分けて書いていく。

所有欲を満たす！洗練された美しいデザイン

2020年も素晴らしいデザインのスマートフォンが数多く登場した。その中でも、ダントツ所有欲を満たしてくれたのが「Xperia 1 II」だった。

昔のXperiaシリーズのように洗練されたシンプルで美しいデザイン。ノッチを採用していない前面ディスプレイ、無駄のない背面デザイン、鏡面仕上げを施した側面フラットフレームなど求めているものがすべて詰まっていた。

もちろん、アスペクト比21:9の縦長デザインは賛否が分かれるかもしれない。ただ、個人的にはちょうど良いと感じている。確かに、縦には長いが横幅は絞られているので、意外と持ちやすさも、使いやすさもある。まだ、一度も手にとったことがない人はぜひ体験してみてほしい。

貴重なイヤホンジャックを備えるハイエンド機

年々、ハイエンドモデルに採用されていたイヤホンジャックは廃止されていく。唯一の希望とも言われていたGalaxy Sシリーズでさえ、イヤホンジャックを廃止した。

確かに、ワイヤレスイヤホンの充実で困ることも減ったし、普段遣いなら有線よりも無線の方が良いと感じている。ただ、イヤホンジャックがあったら....という場面もまだある。スマートフォンは、そんな時に柔軟に対応できる方がやっぱり便利だと感じている。

国内で販売されているハイエンドモデルでイヤホンジャック搭載機はすでにかなり減っている。そんな中、ハイエンドXperiaシリーズにイヤホンジャックが復活したことは素直に嬉しいし、このまま継続してイヤホンジャックを採用してほしいと思う。

フロントステレオスピーカーの素晴らしさ

Xperia 1 IIは、フロントステレオスピーカーを採用している。臨場感あるサウンドをクリアな音質で楽しむことができるスマホになった。普段からスピーカーで動画鑑賞をすることも多いので、左右均等に音の広がりを楽しめるスマホは魅力的だ。

臨場感あるサウンドやXperiaらしい音を楽しみたい人は、Xperia 1 IIやXperia 5 IIをぜひ手にとってみてほしい。

指紋認証の精度と顔認証搭載は課題

Xperia 1 IIは完璧な一台にも思えるかもしれませんが、そうではありません。駄目なところももちろんある。特に、電源ボタン一体型指紋認証センサーの精度だ。

何故か急に反応しなくなったりすることがあったり、誤反応しているのか使いたい時にパスワード入力しないといけなかったりと不便さを感じることがたまにある。

今後の修正に期待したいとともに、次期モデルでは指紋認証の精度向上や顔認証も合わせて搭載してほしい。指紋認証と顔認証が併用できるのはやっぱり便利ですよね...

カメラの楽しさを知れた一台

Xperia 1 IIはカールツァイスレンズを採用したトリプルカメラ＋iToFセンサーを搭載。広角カメラは、今までよりもセンサーサイズが大きくなり、明るく綺麗に撮れるようになっている。また、見たままを自然に撮れるカメラも魅力だ。

他社スマホと比べて誰でも綺麗に撮れるカメラではないかもしれませんが、カメラの楽しさを知れる唯一無二のスマホ。特に、Photo Proの存在は大きい。一眼カメラ「α」シリーズのような設定画面で細かく調整できるのは、他のスマホにはない魅力だと思う。

もちろん、一眼レフと同等の写真を撮れるわけではないのですが、持ち運ぶ手間なく、こだわって撮れて、撮影した写真をそのままSNSにアップできる流れを実現できている。シャッターを押すだけでは物足りない人にこそ、ぜひ手にとってほしい一台だ。

完璧な一台はない、大事なのは自分に合っているか

先程もお伝えしたように、Xperia 1 IIは決して完璧な一台ではない。でも僕には合っているそんなスマホだった。

動画鑑賞をしやすい大画面、文句なしの動作レスポンス、音を楽しめるスピーカー、使いたい時に使えるイヤホンジャック、遊べるカメラなど、僕が求めるものはXperia 1 IIに凝縮されている。だから、僕にとっては最高の一台でした。

完璧な一台を求めるのは悪くない、ただ完璧な一台はおそらく出てこない。大事なのは、どれだけ自分に合っているスマホを探し出して、手に取れるかどうかだと思う。僕自身もこれで満足することなく、もっと良い一台はないか？と今からワクワクしながら来年も最高の一台を探し続けたい。

ただ、今はXperia 1 IIで溜まっているアニメの消化をしたいと思う。みなさん、よいお年を。来年もどうぞよろしくお願いします。