チェコスロヴァキア軍団ミュージアムが濃かった! チェコ旅行2023夏(9)
チェコ旅行3日目、音楽系の名所巡りを終え、宿に帰ろうかと地下鉄駅にゆるゆる向かっていたところ、なにやら気になる施設が。
なにこれ、兵隊さん?
歴史系のミュージアムがこんなところにあるんかいな。
なになに、チェコスロヴァキア軍団ミュージアム!?
(チェコスロヴァキア軍団についてはこちらをどうぞ)
そういえば、ニュースサイトだかSNSだか旅行記だかで目にしたような気もする…
無料って明記してあるし、入ってみるか…
おそるおそるドアを開けると、
いきなり塹壕!!!
ジオラマとか実物大模型とかに弱いわたくし、もう躊躇なく進んでいきます。
かなり新しいっぽい。あとで確認したら、チェコスロヴァキア建国100年記念で、2018年にオープンしたもののようです。
いやまさか、塹壕(の実物大模型)を歩けるとは思っていなかった。
階段を下りていくと、あらためましてこんにちは、受付がありました。ウェルカムな、感じのよいおじさんが迎えてくれました。
塹壕。ぐるっと回れます。
鉄兜と鉄砲、身に付けられます。ものすごく似合わない。似合いたいわけではないけど。重さとか実際に体験してみたかったの。
ここ、とにかく展示品と説明がものすごく多い! まず読める量ではないので、できるだけ写真を撮っておきました。数枚だけ載せておきます。
手榴弾コーナー。
勲章コーナー。
軍服も、何パターンもありました。
このほか、もうとにかくたくさんの現物展示があり、説明があり。まさかの濃い空間に圧倒されました。
係のおじさんが、映像、観る? 何語がいい?と聞いてくれて、日本語字幕を出してもらいました。こちらのミュージアムが協力して制作されたYoutube動画をしばし鑑賞。
空間的にはそんなに大きくないのですが、立体的に作ってあって、まあとにかく密度の濃いミュージアムです。
武器だとか軍服だとか、展示物は当然、華やかではないものばかりなのですが、展示の仕方がスタイリッシュで、塹壕を歩いて回るという体験型の要素もあって、古市憲寿氏が『誰も戦争を教えられない』で言うところの「エンタメ度」も高い。これを無料で公開して維持できるのかと驚きでした。
パンフレット類も何種類かあって、これらも無料。いろいろいただいてきました。
受付では、関連の書籍なども販売しています。展示で印象に残った、当時のポスターの図柄の絵はがきセットを購入しました(下の写真)。
後日行った軍事博物館にも、このシリーズのポスターが展示してありましたが、こうしたグッズは売っていなかったので、ここで入手できて良かったです。
というか、ここ、資料的なものがいろいろ売っていたので、もっと買っておけばよかった。こちらでは支払いにカードが使えなくて、手持ちの現金が心もとなかったので抑えてしまいました…😢
偶然出くわしたミュージアムでしたが、思いがけず丁寧につくられた展示を見ることができて、キツネにつままれたような午後でした。
つづく。
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