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スメタナ博物館と教会コンサートと夜の旧市街 チェコ旅行2023夏(6)

プラハ2日目、暑い中てくてく歩いて、宿で作ってもってきた水筒のお茶も尽き、宿へいったん戻るか、いやしかし… 

ここは水分補給して、あとひとふんばりしよう!と、(日本に比べて)高い高いお水を買って、ごくごくごく。

水分をとって気力体力を回復させて、この日予定していたスメタナ博物館に行きました。

ボヘ~ミア~のか~わよ~ モ~ルダ~ウよ~~♪
柳のかげで涼む?スメタナ先生


スメタナ博物館入口

国立の博物館なので、入場料も高くありません。ありがたや。

そういえば、今回、息子は国際学生証などは作ってこなかったのですが、どこでも「学生です」と言えば、学生料金になりました。

場所によっては、何か証明持ってる?と聞かれたので、日本の大学の学生証を見せたら、大学の英語名も書いてあるので、それでOKでした。

あるいは、「何歳?」とだけ聞かれて、年齢を言えばOKでした。チェコの場合、26歳がひとつの段階で、それ以下であれば青年料金でよいとしているところもあるようでした。

1階で入場料を払って、階段を上がった2階が展示室です。2階で日本語の解説を借りられました。何か国語も揃えてありました。

黒いピアノは弾いていいよと言われました

空間はそんなに広いわけではないのですが、けっこういろいろ展示してあります。

私たちが暑さをとろうとパタパタしているので、こことかここなら涼しいわよ、と係の人が言ってくださいました。ありがとうございます~~

たしかに、奥の窓際にいくと、川からの風が涼しくて気持ちよかったです。

下の写真のコーナーは、魔法の杖?で指し示すとスメタナの曲が聞ける仕掛けになっているようなのですが、私たちがやっても、どうにも動いてくれませんでした。(;・∀・) 係の人がやると、ちゃんと動いたんですけど。


スメタナの作品が聴けるコーナー

よく見ると、ちょいちょい細工が凝っていて、スメタナの作品をイメージした譜面台なんかになっています。

こちらでは、だいぶゆっくりさせてもらいました。

入るときに「手前のピアノは弾けるわよ、ピアノ弾く?」と言ってもらっていたのですが、ウエムス、「スメタナの曲って弾けるのないなあ」と変な遠慮。

別に誰のでもいいんちゃうん、それかモルダウを適当にアレンジしたら?とそそのかしたのですが、結局弾かず。

係の女性が「あら、弾くって言ってたのに」と残念がっておられました。さんざ長居しておいて、愛想なしで、ごめんなさい~

1階の受付ではグッズもいろいろ売っていて、ここにしかなさそうなものも。そしてこれくらいなら…と思える適正価格(円安に困惑する私たちにとって)。後悔しないように欲しいものは逃さずゲットしておきました。

スメタナ博物館で買ったグッズたち

スメタナせんせのクロスは音楽仲間へのお土産に。チェコ4大作曲家(マルチヌー、ヤナーチェク、ドヴォルザーク、スメタナ)のキーホルダーはウエムスのコレクションに。全部!と言ったら、受付の方が楽しそうに笑っておられました。

このあと、このグッズたち、私たちが行ったところでは見かけなかったので、このときに買っておいて大正解でした。(ドヴォルザーク博物館にはドヴォさんのクロスやキーホルダーはたしかあったと思います)

大満足でスメタナ博物館を後にし、いったん宿へ。こういうとき、中心部の宿は便利です。宿でしばらく休憩して英気を養い、夕方、ふたたびカレル橋のたもとへ。

アッシジの聖フランチェスコ教会


到着日にいくつかコンサートのチラシを手に入れて検討して、アッシジの聖フランチェスコ教会 Kostel svatého Františka z Assisi で行われるコンサートのチケットを取っていました。

私たちはインターネットでカード払いで予約しましたが、教会入口でもチケットは買えます。

前日、教会内部を見学したら思いのほか荘厳で、古いパイプオルガンもあって、そのオルガンがたっぷり聴けそうなので楽しみ。

前日に内部を見学 ささやかですが寄付させていただきました


コンサート前には、ラッパのファンファーレも響いて、気分が高まります。

このオルガンで演奏されます。歌い手さんも、主として、このバルコニーで歌いました。

1702年のオルガン!

コンサートは、ソプラノ、テノール、オルガンによる宗教曲。1時間ほどだったと思いますが、次々に演奏され、けっこうな曲数を聴くことができました。

さすが教会、残響が長い。次のフレーズと重なることもあるくらい。昔の宗教曲は、この残響を考慮して作られたんだろうなあ~と思いました。

冷房がないので、そこそこ暑かったのですが、それでも素晴らしい歌声が降ってきて天国にいる気分。

ときどき歌い手さんが降りてきて同じフロアで歌われます。まったく危なげのない、余裕のある歌。ものすごい声量。

いや~、幸せ。大満足でした。余韻を楽しみたくて、旧市街へぶらぶら。


夜の旧市庁舎の天文時計

夜のティーン教会(尖塔が2つ並んでいる建物)が大好きなので、ウエムスに見せられて嬉しい。何度見ても嘘みたいに美しい。


夜のティーン教会


旧市街広場の聖ミクラーシュ教会


旧市街は、遅くまでお店が開いていて、人もたくさん。お土産屋さんをいくつか見て回りましたが、また来るだろうと何も買わず。

でも、この日以外、このあたりは行かなかったので、このときにいいなと思ったものは買っておけばよかったかな。まあ仕方ない。それもご縁。

で、疲れていたはずなのに、夜の散策が楽しくて、宿まで歩いて帰ったのでした。実り多い一日でした。

3日目につづく。

チェコ旅行2023夏シリーズはこちらからまとめて見ていただけます。

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