TNXっていう新人くん衣装の量やばいって話①

2022年6月9日 21:10

去る2022年5月17日。
K-POP界の新星TNX(ティーエヌエックス)がデビューした。

TNXとは
『カンナムスタイル』で一世を風靡したワールドスターPSYが立ち上げた事務所Pnation(ピーネイション)初の6人組ボーイズグループ。
メンバーは皆、『LOUD』というJYPとPSYという韓国エンタメ界のTOPを牽引する2人が両事務所から新しくデビューさせるボーイズグループに必要な“自ら口を開き、作品をどのようにしたいという意志を持った、本物の才能を見つける”という想いから企画されたオーディション番組によってデビューを掴んだ6人だ。

今回はいきなりも甚だしいが事務所の力の入れ具合の半端なさが窺える新人くんである彼らのステージ衣装の多さについて紹介させて欲しい。
多分ここ数年でというか史上初レベルの衣装数だと思う。（自分が興味ないアイドルのことはあまり知らないので悪しからず。。

デビュー曲＜비켜/MOVE＞ MV衣装　ALL BLACK

昨今の男性韓国アイドルの衣装と言えば…な強い系。
オールブラック×シルバーのTHE 強かっこいいはやっぱり大事だし100％かっこいいを叩き出すので毎回必ずお願いしたい。全衣装に言えることだがメンバーによって微妙にディテールを変えているところがポイント。

左から
テフン🍑：骨が太めでしっかりした体格を綺麗に見せるシャツ×ベストの合わせ。
シャツの首元はあえてハイネックのインナーを合わせてシャツっぽさを消してここでは優等生感を完全に排除。ベストは首ぐり、アーム共にざっくり大胆に開けることでより肩幅が広く見える。パイピングのようにジップで囲われたベストは完全に別注だろうな…と思うほど事務所の本気を感じる。モチモチふわふわだけど艶感のある肌なので上半身に持ってきたテカテカ素材（PVC系？）がとってもよく似合う。腰回りや下半身もしっかりしているのでベストのウエストマークベルトとシンプルにマットなパンツが脚長効果をプラス。

ヒョンス👻：派手髪×ALL BLACKはやっぱり最高。黒目がちのお顔なので全身真っ黒で覆うと重たい印象になるのでそこを緩和するのが左腕。大人っぽさを演出するロンググローブと半袖＋ジップで肌をチラ見せすることで一気に抜け感が出て髪色とのバランスが取れる。これぞスタイリストの技。
これまたポイントなのが半分のジャケット。半分ってなんやねん。って一見思うがこれが超大事。なぜなら一番背が低い彼の縦のラインを一気に強調するから。しっかりジャケットを着せてしまうとこれまた重たい、ベストは肩幅の狭さを際立たせてしまう…そんな悩みを解消しながら一番ベストなスタイルに見えるのがこのハーフジャケット。

キョンジュン🐱：小さすぎるお顔とテフンさんと対照的な骨っぽく線の細い、いわゆる骨格ウェーブかと。露出してしまうと線の細さが目立ってしまうので全布纏いが吉。というかその方が色気が出るタイプ。腰位置が低めなので上重心にしたショートジャケットがポイント。ハッキリとした顔立ちを引き立たせるシングルライダースと首元のゴツいシルバーアクセサリーがよりメンズっぽさを強調している。
線の細さをカモフラージュするウエストのジップデザイン超優秀では？ダブルライダースの襟のようなデザインをウエストに持ってくることで横視点になるので細いウエストをカバーしている。

ジュニョク🐤：広い肩幅、小さな顔、細い腰…全人類が羨む”これがスタイルいい人”の最高解である元の素材を存分に生かしている。首はそんなに長くないので軽いハイネックで首は出して、ジャケットは着丈を短く、足の長さを引き立て、袖は長く、縦の線を強調するジップ…と、とにかく体のラインを意識した装飾がポイント。肌質がマットでふわふわとしているのでアクセサリーは控えめに、ジャケットの艶感もマットなインナーを覗かせてバランスをとっている。
ジャケットの着丈が短い分太ももの装飾も生きてくる。足が長いからこそできるこのバランス。そして肩幅が広いことによって細い腰も一切嫌な感じがしないこれは神からの贈り物。

ソンジュン🐻：意外と一番スタイリストさん遊びましたか？なデザインモリモリジャケット。顔立ちに対して体の横幅が狭めなのでセーラーカラー風のビックカラーで肩幅を、グログランテープ（？）のようなハーネス装飾で上半身の横ラインと逆三角形を強調するデザインが素晴らしい。セーラーカラー風の首元もそれだけでは抜けが出過ぎてしまうのでインナーにハイネックのジップ入れてくるの良すぎませんか？これにより首の長さと小顔がより際立つ。キョンジュンとはまた違う華奢さがある多分骨格ストレート。さっぱり塩系のお顔なのでアクセサリー類は少し小ぶりなものがお顔を引き立てる。太ももハーネスはやっぱり脚長効果。

フィ🐿：誰がみてもそう骨格ウェーブの代表者。丸顔で顔のパーツも全体的に丸なのでカクカクがっしりしたお洋服よりもフーディ最強説。肩幅は広くないけど腰が細いので首元にフーディでボリュームを出すことによって自然に逆三角形に見えるマジック。上半身が狭いので胸にダブルポケットを配置することで横ラインを意識させ、二の腕周りのポケットデザインもより上に目線が行き腕が長く見える。
トップスの腰回りを少しシェイプさせた布切り替えはガジェット感もあるけどどこか貴族の風合いを感じる上品なデザインで大感動。（何言ってるの）
足も細いのでサイドボタンラインでここでも横ラインに視線移動がポイント。