坂本龍一さんが亡くなられた事に際して
坂本龍一さんが2023年3月28日に永眠されました。
同年4月2日に坂本龍一さんの訃報が報道されました。
僕は坂本龍一さんがどういう曲を作った人なのかほとんど知りません。
僕は毎週月曜日の深夜に伊集院光 深夜の馬鹿力を聴いています。
坂本龍一さんの訃報が報道された翌日の深夜
伊集院光深夜の馬鹿力 2023年4月3日の放送のエンディングにて伊集院さんが坂本龍一の訃報に触れました。
伊集院さんは30年前に初めて持った冠番組 伊集院光のオールナイトニッポンの最終回に坂本龍一さんのバレエ・メカニックをかけたさせてもらったと紹介し、この日の放送の最後にバレエ・メカニックをかけました。
僕はこの曲を知っている。
伊集院さんの口から曲のタイトルを聞いた時、
僕が大好きな交響詩篇エウレカセブンというアニメを思い出しました。
このアニメの第48話のタイトルが
バレエ・メカニック
でした。
交響詩篇エウレカセブンはニューウェイブ系ミュージックから多大な影響を受け、各話のタイトルが著名なニューウェイブ系ミュージックの曲名となっています。
しかしアニメ本編ではバレエ・メカニックの曲は流れません。
この曲が作品内で流れたのは、一番最初のテレビアニメが放映されてから
13年後に作られた映画3作目(2018年公開)のエンディングで
このバレエ・メカニックが流れました。
この映画で使われたバレエ・メカニックは電気グルーヴの元メンバーでミュージシャンの砂原良徳さんとやくしまるえつこさんの2名により演奏されたバージョンであり、僕はバレエ・メカニックが砂原良徳さんとやくしまるえつこさんにより作られた曲だと映画公開から5年間ずっと思っていました。
しかし、伊集院さんのラジオを聴き、この曲が坂本龍一さんの曲であることを知りました。
ここで僕が大好きな、ラジオ、アニメ、音楽。
全てが坂本龍一さんに繋がっていることに気付きました。
坂本龍一さんとの一番最初の出会いは
アニメ エウレカセブン第48話。
次にアニメ エウレカセブンの最終回のラストに電気グルーヴの虹という曲が流れる。
前述した通りこのアニメはニューウェイブ系ミュージックから多大な影響を受けており、僕はこのニューウェイブ系ミュージックから影響を受けて結成された電気グルーヴというバンドが大好きです。
僕は電気グルーヴの中でも石野卓球さんが大好きです。
石野卓球さんは子供の頃に縁日で祖母から坂本龍一さん・細野晴臣さん・高橋幸宏さんの3名で結成されたイエローマジックオーケストラ(YMO)のアルバムを買ってもらました。
石野卓球さんはそのアルバムから衝撃を受け、ミュージシャンを目指したと言われております。
また石野卓球さんと伊集院光さんは同世代で同時期にデビューし、お互いのラジオにたびたび出演するほど仲良しです。
伊集院光さんは初めて持った冠番組の最終回に坂本龍一さんのバレエ・メカニックをリクエストし、ご自身の人生の節目節目でこの曲を聴いていたとラジオで仰っていました。
僕が出会って来た大好きなラジオ、アニメ、音楽。
その大好きの真ん中に坂本龍一さんは居ました。
僕は知らず知らずのうちに坂本龍一さんに触れて居ました。
坂本龍一さんが居なければ石野卓球さんは縁日でおばあちゃんにイエローマジックオーケストラのアルバムと買ってもらえず、このアルバムが無ければ石野卓球さんはミュージシャンにはならず他の道に進んでいたでしょう。
石野卓球さんはYMOのアルバムに出会わずミュージシャンにならなかったら伊集院さんとも出会わず、お互いのラジオに出演もしなかったでしょう。
伊集院さんは初めての冠番組の最終回に別の曲を流し、人生の節目では別の曲を聴き、
伊集院光深夜の馬鹿力は今とは少し違ったラジオなっていたかもしれません。
エウレカセブン第48話のタイトルは違うものになっていただろうし、話の内容すら変わっていたと思う。
坂本龍一さんが居なければ電気グルーヴは結成されず、エウレカセブンの最終回に電気グルーヴの虹が流れることも無く、エウレカセブンは全く違う作品になっていたかもしれない。
坂本龍一さんが居なければ僕の大好きなラジオもアニメも音楽も全く違うものなっていたかもしれない。
僕の大好きは坂本龍一さんに全て繋がっていました。
坂本龍一さんが居なければ今の僕も少し違っていたかもしれません。
僕は坂本龍一さんを知らないと思っていましたが、僕の大好きな人達の中心に坂本龍一さんはしっかりと存在し、僕の大好きを作ってくれました。
本当にありがとうございました。
今一度、
坂本龍一さんが亡くなられた事を心よりご冥福をお祈りいたします。
1900文字
4時間
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?