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【ラップ回顧】桜花賞2024

■桜花賞のラップ回顧
私の予想を今回初めてご覧いただいた方もいるかと思いますので、まずは私が使っているラップとは何のどのラップを指しているのか?を説明します。

私のラップ予想の原点はXでも活動されていて今や50,000人からフォローされている【ななこ@ラップ分析】さんの考えを基に分析しています。ご本人にご連絡させていただき、分析手法を真似させて下さいとお願いして分析の手法を参考にさせていただいてます。手法を真似しているので今回の桜花賞のように似た予想になる事もあります。予想手法は【パックって】ますが、決してななこさんの予想をパックってそのまま記事にしている訳ではない事をご承知置き下さい。

先ずはラップが何を指すのか?から説明していきます。私が分析に使っているラップはJRAやネット競馬など全ての媒体で無料でみることのできる
【各ハロンでの先頭馬のラップ】になります。

こんな感じで結果の下に表示されているラップです。
【各ハロンでの先頭馬のラップ】これがちょっと複雑ですね。
例えば3頭立てのレースがあったとします。1番の馬がスタートして終始逃げてそのままゴールした場合、レースラップは1番の馬が常に先頭で刻んだラップになります。
次に1番の馬が逃げたけど残り600mで2番に交わされて、2番が1着でゴールした場合。スタートから残り4F目までは1番が先頭で刻んだラップですが、ラスト3Fは2番が先頭で刻んだレースラップになります。

要約すると・・・とにかく一番先頭の馬のラップだということです!笑
何故このラップを重要視しているのか?各レースにはそれぞれ流れというものがあります。スプリント戦なら2F目が最も速くそこからゴールまで減速する傾向にあります。新馬戦や2歳戦だとまだ経験も浅いのでスタートのラップが遅くなることがありますが、上のクラスにいくにつれてスプリント戦は前傾ラップが強く出て来ます。

このようにどのようなレースの流れになるのかを過去のデータから予測し、好走馬がどんなラップを得意にしているかを分析予想しています。私の場合は更にそこへ「馬体」のコース適性をプラスしたダブルメソッド型になります。馬体から感じるコース適性とラップ分析から導いたレース適性を総合的に評価して推奨馬を選んでいます。

今年もフルゲートで行われました桜花賞。良馬場で行われた過去4年の平均が赤。今年24年の桜花賞ラップがオレンジになります。今年は過去と比べて3Fと4F目が速くなりました。その分、6F目は遅くなっています。

予想記事でも触れた通り今年は阪神JF組が抜けたラップ適性としましたがまさにその通りと結果となりました。1着ステレンボッシュ、2着アスコリピチェーノともに阪神JF好走馬になります。3着ライトバック、4着スウィープフィートの共通点はエルフィンSの好走馬です。エルフィンSはスローペースの瞬発力勝負になりました。元々の先頭ラップも遅く、後半にかけて瞬発力で加速したレースです。今回ライトバック、スウィープフィートともに4角18番手17番手という最後方からのレースになりました。エルフィンSで刻んだラップ同様の流れを再現し最後方2頭が3着4着へと食い込みました。
スウィープフィートはチューリップ賞では前傾ラップを後方から追い込んで勝利しておりますのでその時と同じ流れと位置取りだったと思います。この2頭は前傾ラップで前が潰れるなら後方から、前が遅くスローペースになるなら少し前目で押し切るというレースをしなければなりません。騎手の0.1秒の判断が結果を分ける馬です。騎手の技量が今回は光ったとも言えます。
5着のエトヴプレはFレビューの勝馬です。1,400mのFレビューは前傾のラップでした。今回もタフな展開ではありましたが前走同様に前目でしっかりと自分らしさを出したレースだったのではないでしょうか?
ラップからの回顧は以上です。おめでとう!ステレンボッシュ!!


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