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【ラップ回顧】アーリントンカップはやはりタフなラップ経験が鍵でした。

今年のアーリントンカップは1番人気のディスペランツァが勝利しました。ツイートでも書きましたが例年は前傾+タフなラップ展開で好走してきた馬たちがよく好走していました。出走馬の中で好走確率が最も高そうなラップ形状だったディスペランツァが見事1着ではありました。

今年はどんなラップだったかを改めてグラフでみたいと思います。

数字でみると過去5年平均ではだいたい緩んでも12秒前半までです(4~5F目)。今年はどうだったかというと4F目が一番遅くて13.0フラットでした。めちゃくちゃ緩みました。過去5年で一番遅かった2019年でさえも12.4でしたので本当に中盤が遅かったと思います。グラフにするとこうなります。

フルゲートのマイル重賞でここまで中盤が緩むというのはあまり記憶にありません。NHKマイルCの前哨戦に位置付けされてますがあまり直結しないかもしれませんね。

では馬券内に来た3頭はどんなラップを過去に好走していたのかをみたいと思います。

今回好走した3頭に共通するのは中盤が緩まないタフなレースで好走していた点になります。実際のレースが瞬発力型だったのに不思議ですよね。不思議ではあるんですが、実はそうでもなくて。前半がタフな流れを経験していたからそこ今回は溜めが余計に効いたということになります。
ディスペランツァは前走4角最後方が今回は4角8番手
アレンジャーは6番手が3番手、チャンネルは3番手が5番手。チャンネルは前走よりも4角の位置は下がりましたがそれでも5番手と前目でした。タフな流れを経験して好走していたからこそ今回は楽に前目のポジションでレースを運べたし、息の入る展開で好走できたのだと勝手に思ってます。
比較的人気だったにも関わらず凡走した馬たちはレース経験が少なく、瞬発力型のレースで好走している馬がほとんどでした。先週の桜花賞もそうでしたが3歳の早い時期にいかにタフなレースを経験しているのかがとても重要だと思ってます。

そう考えると・・・皐月賞にでるジャスティンミラノはやはり凡走しそうで怖くなってきましたw馬体は好馬体なだけにどうなるか。明日が楽しみです!

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