■過去5年の平均レースラップ
昨年23年の先頭ラップは中盤が11秒後半とかなり緩んだラップでした。それ以外の19年～22年は中盤は11秒前半で後半は減速していく【前傾ラップ】です。今年は先行馬が多いですが、どうしても逃げたい馬はいないのでもしかしたら昨年同様に中盤が緩む可能性もあります。しかし、確率的には前傾ラップの傾向が強いのでそちらに視点を置いて考えたいと思います。

■1着馬好走ラップ
【マイル平坦型】中盤が11秒後半でそこから少し加速。最後も11秒後半
流れは緩まずに比較的平坦に流れるラップが最も好走
【前傾型】2F目を最速としてそこから徐々に減速
後半に加速する瞬発力型や持続型ではなく、なかなかにタフなレースラップで好走している馬がいい

■各馬の分析

アスクコンナモンダは前走、東京新聞杯で＋0.2差の4着。マイル平坦型で好走ラップに該当。後は府中、中京、京都といった比較的直線の長いコースでの好走が目立ちます。小倉や中山でも好走はしているので合わなくはないと思いますがそのあたりが不安。

アルナシームはどちらかというと瞬発型のラップが得意なので、過去傾向で考えればあっても3着までかなと思ってます。

インダストリアは去年の勝馬ですが先にも述べた通り、去年のダービー卿が特殊なラップ形状だったのであまり評価はできない。

エエヤンは昨年の同じ舞台のG2、NZT勝馬です。その時のラップをみると前半が結構緩んでました。2F目が速くなるであろう今回はちょっと厳しそうに思います。

キミワクイーンはスプリント路線からの参戦です。馬体は中山が合うと思いますがスプリントラップに慣れた馬がマイルでやれるのかどうか？というところでしょうか？馬体や歩調をみる限りでは歩幅は狭い方なのでやはりスプリントの方が合うと思います。

グランデマーレは1,400mでのラップですが悪くないと思います。元々、中山マイルでも好走してますのでここまで人気が無いなら穴で一考。気になるのは年齢7歳でしょうか。7歳以上は過去10年で1.0.1.40と複勝率が4.8％ざっくり計算すると20回に1回好走です。ちょっと不安ですね。ただラップも馬体も適性はあると思います。

クルゼイロドスルはラップはいいですね。マイル平坦型です。残念なのは枠順です。外枠が超絶不利な中山マイルで13番の7枠に入りました。
1～5枠が10.6.7.77に対して、6～8枠は0.4.3.52となってます。6枠より外は過去10年で1頭も勝馬が出てないんですよね。

ショウナンマグマは出走しません。

セッションは万能型のラップタイプだと思います。万能型は安定して好走するが1着も取りこぼしやすいです。

タイムトゥヘブンは近走好走ラップがありませんでしたが一昨年の勝馬です。昨年は特殊なラップ形状だったので今年は優勝した時のようなラップになればチャンスはあるかと思います。

ダディーズビビットは前傾ラップに適性はありますが脚質が不安です。ここ2戦スタートが悪いわけではないのですが中々前目に付けられていません。タフなラップには適性があるだけに今回の1番をどう乗りこなすか？

ディオは万能型です。セッションと同様に、安定して好走するが1着も取りこぼしやすいですという評価にしてます。

ドルチェモアは近1年で参考ラップが無し。

ニシノスーベニアは前傾型のラップが得意です。

パラレルヴィジョンはマイル平坦型に適性があるのでこちらも好走ラップ該当

ラインベックは万能型です

レイべリングは1,400mが平坦型と前傾型の間くらいなのでラップ適性はあると思います。ラップの幅も広いですが後は大外8枠がどうでしょうか？

■馬体分析
中山のコースは小回り急坂です。急坂に入るまでの距離も短くトビの大きな馬はワンテンポ仕掛けが遅れるかと思います。
全頭の馬体をみて一番しっくり来たのは【クルゼイロドスル】です

その他、挙げるならキミワクイーンもシルエットは合うと思います。ただし、先にも述べた通りピッチ過ぎて距離が長いかとは思います。
タイムトゥヘブン、インダストリア、ニシノスーベニア、グランデマーレあたりもコース適性は高そうに思います。

■最終の印
◎アスクコンナモンダ
〇クルゼイロドスル
▲パラレルヴィジョン
△ニシノスーベニア
★タイムトゥヘブン

マイル平坦が得意な3頭を上位にしました。後は枠順で本命をアスクコンナモンダにします。馬券は◎〇から他の印へ。高めが来てくれることを信じて！笑

↓印修正。本命と対抗逆にします。ラップA評価で馬体も合うとしておいて枠で序列を変えるのは何か後悔しそうなので。枠順ど返しでクルゼイロドスルを本命にします！

◎クルゼイロドスル
○アスクコンナモンダ
▲パラレルヴィジョン
△ニシノスーベニア
★タイムトゥヘブン