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黎明期のOrthodox傑作選 09


Otto Wurzburg
The Pittsburgh Gazette Times 1st Prize 1912

#2

1.Bg8! zz
1...Ba8/Bb7+/Bc6/Bd5/Be4/Bf3/Bg2
2.b7/Sxb7/Qxc6/Re6/Sxe4/Re2/Re3#

1...Rxh2/Se6/Sg6
2.Sxc4/Qd7/Sf7#

黒Bの移動先7箇所に対し、それぞれ異なるメイトを用意するという驚くべきtaskを実現した作品。作者の実力が分かる。


Otto Wurzburg
A. C. W. Flights of Fancy in the Cess World 1919

#6

1.Rg8 (2.Re8〜3.Re1#) a2
2.g4 f4
3.g5 f5
4.g6 f6
5.g7 ~
6.gxh8=Q#

Loydの章で紹介したExcelsiorだが、Loyd作はPの行進を隠すように作ってあるのに対し、こちらは趣向的にPが前進して非常に明快である。テーマに沿ったRの最遠移動で始まるのも素晴らしい。シンプルにスケッチされた好作品。

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