自意識って不思議だ


「自意識」って面白いです。

「今、おれ緊張してんな」だとか「めっちゃ怒っていんじゃん、自分」というように、「自分の内側から、自分自身を見つめる」というのが自意識だと思っています。

実際、大辞林にも、
自分自身についての意識。自我意識。自己意識。 
という解説がありました。

『自分と自分の思考とを切り離して、自分を見る』
考えれば考えるほど不思議な体験です。

この「自意識」が強くなれば、より自分自身を客観的に判断できるようになると思います。客観的に自分を見れるようになれば、自分の強み、弱みを的確に把握し、強みを伸ばし、弱みを補っていくように成長していけるのかもしれません。


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しかしながら、この「自意識」というものをあてにしすぎていけませんよね。
自分の意識が向けられる方向や範囲には限りがあり、また、無意識に思考の癖が働いていると思います。

自己分析に用いる心理学モデルの一つに「ジョハリの窓」があります。かなり有名なため、就活本や会社の研修で学んだことがある人がたくさんいると思います。

ジョハリの窓とは、自分自身の特性を4つに分けたマトリックスのことを言います。

ここでは、具体的な説明は省きますが、ジョハリの窓で定義されている
・盲点の窓(自分は気づいていないが、他人は気づいている自己)
・未知の窓(誰からもまだ気づかれていない自己)
というのは、さきに述べた「自意識」では、決して見つけることのできない自分がいることを示唆していますよね。

私自身、ついつい、自分を客観的に判断できていると思いがちですが、自分だけでは気付くことのできない自分というものの存在や特徴があることを忘れてはいけないなあ、と思いました。

また、より具体的な話をすると、『思考』にも自意識では気づけない固有のパターンというものがあるんでしょうね。こうやって思考を凝らして書いた文章にも、その人の「癖」というものが表面化しています。文章を見て、「あいつらしいな」と思えることがその証拠であり、それ故に、その人が書いた文章を読むことでその人を思い出すことができます。

つまるところ、「問題を解決しようとするとき」や「物事を考えるとき」に、無意識に自分の思考パターンを駆使していることに、気をつけていきたいな、ということです。そして、「気をつけていきたいな!」という心構えでは、決して気づけない自分自身の思考の癖がある、ということを理解すべきだなあ、と思いました。


とは言え、ジョハリの窓を一緒にやってくれる友達もいないので、ひとまずは、自分の思考パターンを広げられるよう、いろんな人の考えかたに触れていきたいよなあ。



水曜日!明日も頑張ろう。




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