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Developing Creative Thinking 1

自分にとって初めてのワークショップ「Developping Creative Thinking 1」をプノンペンの哲学カフェで行なった。

今までは、アート系の学生たちを相手にしてたので、アートを離れてこういうことをするのは、全くの未経験。

告知は、哲学カフェのFBポストのみでひっそりと行なったので、学生さんが数名くれば良いかな?という感じだったのだが、実際に来てくれたのは、大学で哲学を専攻し、今は高校の道徳の先生をしてたりしている、つまり、哲学のプロたちがほとんどで、ちょっと緊張した。

内容的には、VTSをベースに今までの経験でよかったものをミックスした。

お題の絵はこちら

何はともあれ最初はマインドマップ

今どきは、日本の小学校でも教科書に載っているマインドマップ。思考の可視化に最適で、自分の授業では欠かせない。

しかし、さすが哲学の人たち。最初は戸惑っていたものの、必要な情報を次々と「発見」していく。

これくらいのマインドマップを作るのに、通常の学生相手だと1時間以上かかるのに、40分程度で完了。

次はロールプレイ

まずは、全員「いいね!」マークのついた帽子を逆さに被り、ネガティブな意見だけを言ってもらう。つまり、"I don't like this picture.." から始まり、その理由を述べてもらう。

一通り、「嫌いな理由」を述べてもらったところで、次は帽子を逆さにし、いいね!モードで「なぜ自分はこの絵が好きか」を語ってもらった。

それらもマインドマップにまとめたものがこちら。

こうして出来上がった大きなマインドマップ

これで、ようやく考える準備ができたわけだ。

では、何を考えてもらったかというと、下記の二点とその理由だ。

・この絵は良い絵かどうか?

・この絵が好きかどうか?

この時、客観的に見て良い絵かどうかと、主観的な自分の好みを分離して考えられるかどうかが、大事だ。

良い絵と好みをごっちゃにしている人もいたが、きちんと分離して考えられていた人も半分くらいいて、さすがみんな先生業してるだけあるなぁという感じ。

まとめ

今回は初回だったのだが、地頭の良い人たちが多かったので、こちらの意図を理解してくれて大いに助かった。これが彼らの生徒への指導の助けになると嬉しいな。

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