先輩をこじらせる

ジェンダーが最近話題で、私もジェンダーに関しては思うところはあるんだけれど、年齢も割とジェンダーに近い問題なんじゃないかと思う。

今アラフィフあたりの、特に男性に多いのが、「年上が神説」(と、私は読んでいる)。一歳でも年上なら、年下には何言ってもいいし、とにかく歳上の言うことは年下は何でも聞くべきというある種の思想みたいなもの。別に性格が悪いわけじゃないけれど、仕事の場でも、後輩にちょっと遠くのものを取らせるとか、大したことじゃないんだけど、だからこそ後輩としてはプライドを傷つけられるようなことを命令してきたりする。でも、基本的にはいい人で、よくおごってくれたりもする。そういう人、見たことありませんか?

年上の人を敬うって、悪いことじゃないんだけど、年上が偉そうにしていいってことじゃないよな? って思ってしまうのですよね(もっと言うと、年下も敬うべきだと思う)。それをどうも履き違えている人がアラフィフに多い。年下が自分より知ってたり、できたりすると、どうにかしてマウントを取ろうとするのもそうだし、自分よりできるところを見せるなよと、後輩に無言の圧力をかけてくるのもそう。ちなみに、男女問わずいらっしゃいます(私はそういう男性にたくさん出会いました)。

完全に先輩をこじらせてる。目上の人を敬うっていのは、後輩のお手本になるような先輩になれ、という考えがまずあるのかなと思います。だけど、これでは後輩は育たないでしょう。それどころか、一緒に仕事するのも辛い、というか、したくない。

「先輩」としても生きづらいんじゃないかなと思う。だって、大抵の人にとって、自分よりできる年下なんて山程いるわけですから。

肩の荷下ろせばいいのになぁって思うのですよね。そうすれば、「後輩」もやりやすい。ウィンウィンじゃないかなと。

悪口っぽくなってますが(笑)、もっと楽に生きれるよっていうお話です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?