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ドラえもんの広告を考えてみた。

最近、いいなと思った広告がありました。

それは、「ドラえもんSTAY HOME」プロジェクトの広告です。

【ドラえもん「STAY HOME」プロジェクト】ドラえもんからのメッセージ
|PR WIRE
https://kyodonewsprwire.jp/release/202004289510

第1弾であるドラえもんのメッセージを見たとき、いいなと思いました。
なぜいいと思ったのか、言語化してみようと思います。

◇背景

4/29の朝日新聞朝刊に掲載されたドラえもんのメッセージを見たとき、
「これが広告の持つ力だ」と思いました。

広告の原点は「伝える」こと。
少なくとも何らかの反応が多く出ているので、
広告が持つ力は発揮されているように思います。

バックグラウンドを考えました。

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バックグラウンドは
4/29のドラえもんのメッセージ、
5/5の「のび太になろう。」広告どちらも似たようなタイミングだと思います。

どちらもメッセージ性が強い広告が必要だと考えられます。

ただ、「のび太」の広告はドラえもんのメッセージと反応があったから、
より注目される存在になることができたと思います。
それにより、より効果的にメッセージを
伝えることができたのではないかと考えます。

◇ドラえもんというブランド

広告はブランドイメージを高めるために使われます。
今回のブランドは「ドラえもん」もしくは
「ドラえもんというアニメ」です。

今回は広告に使われているということで、
アニメのタイトルではなくキャラクターの「ドラえもん」で捉えました。
ブランドイメージはこんな感じだと思います。

200507_アートボード 1

ただ、ターゲットは「子ども」や「親子」でしょうか。
そうではないと思いました。

200507_!_アートボード 1

(2が今夏公開予定でした)


幅広い年齢層にメッセージを届ける意図があると思います。
構図もポスターとどことなーく似ている気がしますが、
話がそれるので、今回は割愛します。

そして、ドラえもんがなぜ「より強いメッセージ」を
つくることができたのか、考えてみました。

◇なぜドラえもんなのか。


それは、コピーにあると考えます。

...読んで思ったことがあります。
「〇〇してね」とお願いしていないのです。
〇〇してくれたから」と未来視点なのです。

ドラえもんは未来から来たロボットです。
コピーもそれを前提でつくられています。

「だいじょうぶ。未来は元気だよ。」の言葉にグッときました。
そのグッとくることが「いいなと思う」こと、
「伝わる」ということだと思います。

そして、この芸当はドラえもんしかできないです。
みんなが知っていて、未来から語ることができるキャラなんて
ドラえもんくらいでしょうから。

◇その他のプロモーション

ここまでは4/29のドラえもんの新聞広告に関してでしたが、
サイトを覗いてみると、「STAY HOME」を応援する企画が
目白押しでした。

ドラえもんといっしょにSTAY HOME まとめページ|ドラえもん
https://dora-world.com/stayhome

オリジナルかべがみの配布、
飲食店さん&配達員さん応援アイテムの配布がされていました。
広告とは違って、可愛らしいポップなデザインです。

ドラえもん「STAY HOME」特別かべがみ
https://dora-world.com/contents/1411
飲食店さん&配達員さん応援ポスター
https://dora-world.com/takeout_delivery

UIもドラえもんらしく、
ポップで可愛い、動きのあるサイトなので、見ていて楽しかったです。
またUIに関してもまとめようかな。。

◇まとめ

今回は「ドラえもんの広告」に関してまとめました。
背景と伝えたいことを紐解き、
広告のターゲットを紐解いてから、
なぜこの言葉を使うのか、
なぜこのキャラクターを使うのかを考えました。

こういうものを考えると、自分の趣向がわかっておもしろいですね。
それでは。

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