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ガイドマップでは知り得ない、シンガポール(言語編)


みなさんはシンガポールのイメージといえば

どんなものを想像しますか?

最上階にインフィニティプールを持つ高級ホテル、

マリーナベイサンズ?、

マーライオン?シングリッシュ?

最近日本でも流行りだした、海南チキンライス?

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(ところで、こんなにシンプルなのに外食で食べると高いよね...)


ちなみに私がシンガポールに抱いていたイメージは

上に書いてあるような「マーライオンがいる国」でした。

でもうちの旦那のインドネシア人に言わせると

きっと日本ではイメージが付かないような言葉が次々飛び出してきて

意外なシンガポールを知ることができたので

皆さんにシェアしたいと思います。



まず旦那の正体からご紹介...

私のプロフィールにも書いているのですが

私の旦那は中華系のインドネシア人です。

ちなみにインドネシアのことも追々書いていくつもりですが

彼の地元はインドネシア・バタム島です。

彼はマルチリンガルで

インドネシア語、英語、日本語、潮州語(中国系方言)を操ることができます。


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おそらく、

「どこそこ?」って思った方がほとんどだと思いますが

実はインドネシア政府がいま、バリ島に次ぐ

第二のリゾートアイランドにしよう!と力を入れかけてる

自然豊かな島なのです!

しかもシンガポールの

ハーバーフロント(Harbourfront)という港から

約一時間弱でたどり着けちゃうインドネシアの島。

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これはシンガポールとバタム島の位置関係を表してるんですが

近すぎてほぼシンガポールじゃね?っていう感じ。

旦那によればインドネシアの首都、ジャカルタやバリ島に出かけるよりも

小さいころにパスポートを取得して

シンガポールに出かけ始めたの方が早かったっていうくらい、近いのです。


さて旦那の地元を紹介したところで

いくつかトピックに分けて書いていこうと思います。

今回はシンガポールに住む人々と、

シンガポール人が使う言葉についてです!




シンガポールに住むひとびと

まずシンガポールは2019年現在、

建国54年目という世界的に見てもかなり新しい国です。

そんな背景からか、この国にはたくさんの移民が暮らしています。

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よく「英語と中国語交じりで話している国」と言われますが

実は中国系だけじゃなくマレーシア系の移民、インド系の移民、

それ以外の移民で成り立っています。

使われている言葉も「英語+中国語」どころではなく、

インドネシア・マレーシアで使われているマレー語、

インド語などいろんな民族の言葉を組み合わせて使われています。

一応、シンガポール政府は学校教育で

アメリカ式の英語(スペリングはイギリス式)を教えているので

みんな英語を使うことはできますが、

基本的には学校・仕事・親しい人と話すとき以外は

みんないろんな民族の言葉を混ぜて話しています。

これがいわゆる、「シングリッシュ」と言われる

シンガポール人特有の話し方なのです。



一般的な英語話者にはシングリッシュはどう聞こえる?

旦那から聞く話だと、

シンガポールの日常で使われるシングリッシュは

かなりフランク、というか雑な話し方だそうです。

例えば、一般的な英語話者のあいさつが

「こんにちは!」「お元気ですか?」みたいな感じだとしたら

シングリッシュは

「よう!」「元気かい?」って言ってくる感じです。


みなさん、食事を注文するときってだいたい

店員さんが「ご注文はいかがなさいますか?」って聞いてくれますよね?

それがシンガポールではたとえそこが初めて入った店であっても

いきなり「よう!何食うの?何飲むの?」って言われます(笑)

決してお客さんを馬鹿にして、そう言ってるわけじゃなく

それがシンガポールの日常における、愛をもった接し方なのです。

特に、フードコートのおっちゃんおばちゃんは

めちゃめちゃフランクです。

※一般的な英語で会話はできますが、返事がシングリッシュで

「???」となる可能性は十分にあるので

頭の片隅の方で覚えといてもらえると嬉しいです。



シンガポール人ならではの英語の使い方

これに関してはパターンがいっぱいあるので

代表的なものに分けて書いていきます!


①店員さんに注文を聞かれるとき

例えば英語で「何を注文しますか?」って聞かれるときって

だいたい「What would you want to eat?(すごく丁寧)」とか

「What do you want?」って言葉を言われるんですが、

シンガポールではそんな聞き方される方が珍しいです。


じゃあどんな聞き方なのか、

ずばり「Eat what?」です(笑)

すごーくシンプルで強い一撃です、そして

疑問形が文頭に来ると疑問形になるよーっていう

英語の基本ルールを完璧に無視な、特別ルールです。

こんな聞き方、よく洋画とか洋楽で聞く

「Say what?(何だって?)」くらいでしか

聞いたことないですよね。



②「Can」を多用しすぎ問題

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一般的には「できる」、「可能」などで使われて

一般英語では大体文中に出てくるんですが

シングリッシュだとこの「Can」が単独だったり

文の後ろにアクセサリーをつけて大活躍するので

よく使われるものをご紹介します!


※Canの発音は「キャン」と「ケン」の間ぐらいでいうと

いい感じにシングリッシュっぽくなります※


※()内はCan以外の文字の読み方です

Can lah(ラー)→そうだよ!

Can leh(レー)→もちろん、当たり前だよ!

Can meh(メー)?→まじで?

Can bo(ボ)?→できるの?できないの?

Can can→確認する

Can liao la(リャオラ)→もういいよ、わかったよ、十分だよ

この他にもたくさんあるので

興味を持った方はぜひ「シングリッシュ Can」で

検索してみてください!


さてさて、思いのほか

書きたいことがたくさん出てきたので

次回に持ち越したいと思います!


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