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食べログ3.5以上をキープし続けているレストランの未経験者さんトレーニング方法①

1から始める飲食スタッフ

 飲食業界ではゴリゴリのプロで無くても営業中のオペレーションを回せられるよう簡素化された業態が多いです。なのでトレーニングを行う際、”これぐらい簡単にできるだろう。”とトレーニングを簡単に済ましてしまう場合があります。そうなってしまうと、新人さんは分からないまま独り立ちをし、ミスをしてしまい自信を無くしてしまう場合も少なくありません。中には「入社前に業界の勉強をしてくるのが当たり前だ」という先輩方もいらっしゃいますし、入社前に勉強してきてくださる方だとトレーニングもスムーズに進み凄く助かります。ですがまっさらな状態で入社される方達もいらっしゃいますので、それを前提にここでは話を進めていきます。

■未経験者さんはトレーの持ち方からスタート。

 誰だって経験したことが無いことは何からスタートすればいいのか分からないですよね。(私だけですか?)
 未経験のトレーニーさんは何を覚え、何からはじめればいいかを知っていません。経験者が当たり前にしている動作、当たり前にこなせる提供時のマナー、私たちが当たり前だと思っていることを一切知らない場合があります。

■普段は人と会話するのが苦手な方達もいらっしゃいます。

 普段知らない人と話すのにとても緊張するとおっしゃる方達も飲食店に入社される事もあります。受け持つトレーナーにも緊張して上手くコミュニケーションを取れない場合があります。その場合トレーナーはトレーニーの”分からない”に気が付かずトレーニングを進めてしまう場合があります。

■まずは相手の立場になって言葉を選びながら、段取り説明に時間を使う。

 営業前の準備時間にトレーニングを行う飲食店は少なくないと思います。「見よう見まねでメモしながら真似をして。」忙しい中での新人トレーニングをする場合、言いたくなる気持ち凄い分かります。ですが、トレーニー側は急な作業スタートにびっくりし、『私のトレーニングは営業準備のおまけなのかな?』という印象をつけてしまい、スタートから信頼をなくしてしまう場合があります。
 私は、これから行っていく覚えて欲しい作業の説明、大事なポイントの事前説明を行いイメージを先に持ってもらう事をトレーニング前に取り入れています。頭の中でイメージをしてもらうと1度経験をした気になり、初めて見る作業もスムーズに頭の中に入りやすくなります。その中で大事な重要ポイントを伝えると、理解しやすくトレーニングが早く進んでいきます。スムーズに進むことに楽しくなってきますし、自信にも繋がりやすいです。忙しい中でも思いきって、予習に時間を費やす。これは大事な新人トレーニングの中で無駄にならない可能性が高い、効果的な時間になるのです。



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