Marten（まーちん）
作詞作曲　ボール
2022年10月1日YouTube公開

「name事件」で町のライブホールと貸しスタジオから出禁をくらった血走ルズの通算6つ目の楽曲｡

この頃血走ルズはボールのじぃちゃんの古納屋に練習場所を移していた｡

ドラム機材を持っていなかったギャンはスネアやバスドラムなど最低限の装備を揃えることになる｡

ジムとボールも小さなアンプを持ち寄り練習やミーティングを重ねていた。

この古納屋でギャンは自分のことを語る機会があった。
なんとなく話したくなったのだろう。

ギャンはマーチンブーツをとても大切にしていて、靴はこの1足しか持っていない事、毎日ブラシをかけ、時々ミンクオイルで手入れし、ブランケットをかけて一緒に寝てること、ブーツに触れる者に容赦しないなど、彼のブーツ愛を彼の言葉で語った。

ギャンに憧れているボールはギャンが長く話すのを初めて聞きとても感動していた。
その時のギャンのブーツへの想いを歌詞にし『Marten』を作曲した｡

ギャンはとてもうれしく思ったのと同時に照れたようだ。

この曲のドラムはいつもより力強く叩かれている。
彼なりのブーツ愛の表現なのだろう。

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ボールもギターを弾くのが楽しくなってきたのだろう。
少しだけ成長した感がある｡

まだまだヘタクソだが。

ジムはライブできないのは残念だけどレコーディングに専念できると言い2人をフォローした。

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『Marten』のMVでパペットたちが持っているグッズはそれぞれ名を借りているヌシたちの使っているアイテムらしい。

ボールはじぃちゃんからもらった赤いキャスケット、ジムはお気に入りブランドのハンカチ、ギャンはマーチンを磨くブラシだ。

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マーチンブーツのことで脇腹を刺されたことのあるギャンだが、このメンバーに出会えるキッカケをくれたマーチンブーツにとても感謝し、これからも愛しぬくと心に決めているそうだ。

『Marten』はギャンのラヴソングだ。
ボールは少しだけ憧れのギャンに近づけた気がしてうれしそうだ｡

ギャンはブーツを誰かからもらったらしいが、2人ともそこは教えてもらえなかった。
きっと大切な思い出なのだろう。