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「オンライン信頼力(仮)」

約1年ぶりのブログ。
コロナで色んなことが激変する中で、久々に最近注目していることを書いてみようと思い立った。

4、5月の緊急事態宣言下に世の中のかなりの割合のビジネスマンが強制的にリモートワークになった。

11月28日現在、また予断を許さない状況になって来ているが、リモートワークの割合は一時期に比べると大きく減っている。一部のIT企業では「もう一生リモートワークにします!」なんて言ってるとこもあるが、中小企業を中心にもうすっかり元に戻っている会社が多いらしい。ある調査によるとリモートワークをガッツリやってる会社は全体の1割ぐらい。

ただし、多くの会社が一度リモートワーク、ウェブ会議を体験してしまった。その便利さと合理性を身をもって知ってしまった。だから「それウェブ会議でいいじゃん、リアルで会う必要ないよね。」という部分が一定数は残ることになる。完全に元には戻らない。今後はその割合がどんどん増えていくと予測される。なぜなら一度体験してしまったから。

そうなると、ビジネスマンの会社活動の何割かはオンラインに置き換えられることになる。これまでフェイストゥフェイスでアナログにウェットに仕事関係を乗り切ってきた人ほど困ることになる。

僕もリモートワーク真っ最中で、色々感じることがある。グループ内の情報流通は、TEAMSなどのITツールの活用によってコロナ前よりもむしろ良くなった。全ての情報を基本的にオープンにして共有するのでこれまで以上にそれぞれの人が何をしているのかがよりリアルタイムに詳しく分かる。

一方で、普段あまり仕事の繋がりがない他部署の人間とはより一層疎遠になった。いや、それどころか存在が消えた。今までみんながオフィスに出勤していた頃は、仕事で接点はなくとも、視界の片隅に入っていたり、トイレですれ違ったり、立ち話をしたりしていたので、少なくとも存在の確認は出来ていた。それが今は存在が記憶から消える。それは相手にとっても“僕の存在が消えている”と言うことだ。

今はまだコロナ前の顔を付き合わせて仕事してきた頃の貯金で回せている気がする。ただ今年新しく入社した人たちとは全く信頼関係を築けていない。それどころかそもそもリアルで会ってない。日本中の会社で同じことがところかしこで起こっている。

こうなってくると、これまで会議室やたばこ部屋や飲み会で作られていた人間関係や根回しや派閥はどうなるんだろう。「デジタルごますり」とか生まれそう笑。笑い事じゃなく本当に必要になりそう。昭和な会社ほどその変化の幅が大きくなる。

思うに、コロナによって「オンラインのみで信用信頼を築く」重要性が一挙に上がってくる。これが出来るがどうかで、社内の上司部下、先輩後輩、顧客、ビジネスパートナーなどあらゆる関係で、今後大きな差になる。

僕は人間関係は最終的にリアルで会わないと完成しないと思ってきた。自分の体験からも本当に大切な仕事は実際会った人にしか頼めないと思ってきたからだ。ただ大きく考え方を変えて、新しいスキルを身につけないといけないタイミングに来たなと思う。

WITHコロナ時代にビジネスマン必須の新しい能力。このスキルを「オンライン信頼力(仮)」と名付けて科学していきたい。

ということで、このテーマでアンテナを立てるために、久々にブログをしたためました。このテーマで話したい人!是非語りましょうです、はい。

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