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 試練の人とか。

(約1,000字)


避けられない人間関係があります。

リアルな社会で、どうしても簡単には縁が切れない人とか。
対策としては、一定の距離を保つ。

noteの話ではありません。

苦手だけど関わらないでいられない人がいます。近しい関係では逃げる訳にもいかない。

他人にもいました。怖かったのは音声録音機能を使って、会話を保存されていたこと。

「バッグの中に入れておいても、ちゃんと録音できるんだよ」
と言われて、家族ではない人の携帯電話を触ったことがあります。
見せてほしいとは頼んでいないけれど。

所在地が分かるGPSのアプリなどがあって、仲のいい人同士の居場所も把握できてしまう‥‥恐ろしい世の中です。
自由を好む私には、使う人の気がしれない。

一時が万事、知りたがりの人は苦手で、所有物みたいに全部を知っていないと気が済まない人がいます。
他人にそれほど関心はないもの。
自分に興味があるというのは有り難いですが、何でも知りたいと考える人は苦手でした。

昔から離れたい人が現れては悩みました。
パーソナルスペースに入ってくる場合、拒否し過ぎると余計にややこしい状況を招くと学習し、近くても近過ぎない距離を保つことを心掛けました。

人生で深く関わらないけれど距離を保つ必要を感じる場合は「試練の人」と考えました。

自分の人生における必要な存在で、自分が成長するための人物なんだと理解する。
そういう人は「守りたい」スタンスでいても、注視すると実は逆だとわかる。
往々にして精神的に弱い人でした。

一生、側に居てよ

という不確かな未来を予約しようとする人も現れました。
それがリアルな私の世界に起きたことの一つ。

言霊って、あるんだと思います。

自分の不幸を晒しながら生きていると、共感は得られるけれど、その暗さは自分の心から離れないのです。
不安定な心や精神的な弱さって、人に与える影響はあって、病に変わります。

陽のエネルギーが自分を高みに連れて行くように、
負のエネルギーは、負の心を呼びます。

心の中に「負」を抱くと、笑っていても心から楽しい気持ちにはなりません。

明るい人は、暗さは抱えていても、出さない努力をしています。

本当に誰かを幸せにしたいなら、自分の醜さを人に共有させないのがよいのではないでしょうか。

勇気はある人にしかないのではなくて、無いけど持とうとする人の心に宿ります。




以下、「色の名前」から朗読しました。



梅は癒しの香り
白梅につられて帰郷(3週間前)




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