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めばえた友情に救われるとか


(約500字)

私も彼女も、彼らも。

仕事で目まぐるしい1日を過ごした。

悔しい思いもした。

今日は忙しすぎて、担当じゃない仕事で
エライ目に遭った。
酷かったよね、なんて言い合って笑った。

仕事には関係ない会話は、とても大事だ。

帰りに5歳年上の彼女は、少し涙目で
「泣きたくなったよ。ひどいよ」
って、意地悪されて悲しそうにしてた。

意地悪な人は、
年上の彼女に無礼をハタラキ、
しかも、謝れとのたまったため、
私はそっと仕返しをした。

私はひとを傷つけて平気な人には寛容にはならないので、間違ってない人をイジメる人間には容赦しないようにしている。

私はランチタイムのたった10分の残業で、
彼女とお昼ご飯を食べそこねた。

職場の隅で、涙が出そうな彼女を軽くハグした。
「がんばったね〜」って。

たったそれだけだが私たちは、連絡先を交換して韓国料理屋のランチを約束した。

家に帰れば、好きな旦那さんが待っているお姉さんだが、そのときはハグが必要だった。

どうせ、あの人は仕事、出来ないから
気にすることないよ、って。

大笑いして、笑顔で、バイバイした。

先日、辞めてしまった頼もしい別のお姉さん
とランチしたカフェに1人で行ったことは
話せなかった。

昼休みは、彼女の平穏無事を願って、
同じ席に座ってすごした。

誰かを思うと、自分が救われた
気持ちになる。



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