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清水高校 食品ビジネス系列     やってみたいがここにある。その1

やってみたいことを大切にする。

食品製造bは、自分が作りたいものを作って、販売まで行う教科です。
先生に、「今日は、パンを焼きます!」と、指導をうける授業ではなく、自分で、「私は、明日チョコレートケーキを焼いて販売します。」「レシピはこれです。原価はこのくらいかかりますので、価格はこの額にします。」「販売数は、来客数やニーズを考えると、このくらいの数にします。」ということを提案して、許可をもらい、実践を行う教科です。

自分で考えたものを自分でつくるという授業

やってみたいこと おいしい「ティグレ」を作りたい。


2年次の授業で、製造したティグレ

 ティグレとは、フランス語で「トラ」という名前のお菓子。名前に似合わず、フィナンシェのバターの風味と、チョコレートガナッシュの相性が最高のお菓子です。
 Tさんは、食品製造bの授業の最初で、やってみたいことを「ティグレ」にしました。ネットでレシピを調べ、何となく簡単にできそうだと、気楽に考えていました。
 これが、2年次のプレ食品製造bの授業で初トライしてみました。 出来上がりが上の写真です。重たい生地、うまく型からはがすことができない。ガナッシュをきれいに絞れない。
 表面がぼそぼそ。。。。
 想定していない小さなトラブルが、自分の商品にダメージを与えます。なんとか形になっただけで、おおよそ、商品にはできないものです。自分の、足りなさを知ることができました。


販売会直前の試作より 

 上のディグレは、10月に札幌で行われた総合学科の全国大会の会場で販売会向けに製造したティグレです。Tさんは、食品製造bで、様々な食品の製造にトライし力をつけました。
 力をつけて、多くの人が来場する会場で販売する機会を得ましたので、まよわず、「やりたいこと」であった、ティグレの製造に着手しました。商品として品質をあげ、販売許可をもらうことができました。
 結果はもちろん会場で、ティグレは完売することができました。
 ディグレの製造を通して、商品を製造することは、沢山のハードルをクリアしなければならないことをと学んだようです。


左から2番目の商品です。


完売できるか心配でした。


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