MANKAI STAGE 『A3!』

MANKAI STAGE『A3!』、通称エーステを見て2.5次元、生のお芝居の面白さに落ちたお話をします。

そもそも2.5次元というジャンルは2次元が好きな私としては避けてきた対象でした。
いまや当たり前にあるジャンルで多くの作品が作られていますが、正直好きな2次元で「舞台化決定!」という言葉を見てもそっちかー…という感じ。

その理由は単純に2次元だからできること、2次元だから表現されているものがあるということが1つ。
もう1つは好きなキャラが舞台版にいても、好きになれるかわからないということ。
私は好きなキャラはできるだけ広く深く好きで愛を注ぎたいのですが、舞台化したとき同じ1人のキャラであってもそれは2次元とは別のキャラでもあります。そうなると頭が混乱というか、同じ好きなキャラであるのに舞台版は好きになれないということが嫌であるために避けてきました。
見てみないとわからないけど、この人なら見てみよう、期待できるだろうとも思えないくらい俳優さんとかスタッフの方々のことも知らないので。
これは漫画がアニメ化したときとかも言えることなんですけどね。
まだ声優さんは知ってる人好きな人も多いからこの人なら期待!っていうその人のお芝居に対しての信頼感があったりするので基本的にアニメ化が嫌とはならないんですね。

その中でどうやってエーステに落ちたかって話なんですが。

嫌だと思ってきたけど、ブルライを見てA3熱が高まっていたところツイッターにてエーステの存在を知りました。
本当にただそのときの気分でどんなだろうなって思って当時にやっていた秋冬公演のYoutubeのゲネプロダイジェストを見たんです。

見てみるとステージには私の大好きなA3!の大好きなキャラたちが生きていました。
見た目でキャラだと思う人もそうでもない人もいますが、動きがついてお芝居を見ていると本当にそのキャラが生きてるんだと思わせてくれるというか。

一番エーステをちゃんと見てみたいと興味を持ったきっかけは私の推しである七尾太一くん役赤澤遼太郎さんの泣くシーンを見たことです。
太一くんの泣くシーンは私がアプリを始めたきっかけのようなものでもあり、太一くんにとって、秋組にとってすごく重要なシーンであり、その辺の出来事がエーステではまだ描かれていないこの先のお話にもかかってくるような部分なんですよね。
そのため、そこをそれだけ大切だと思えない出来上がりであれば絶対エーステには興味を持てなかったです。
でもその泣くシーンで太一くんの声、表情、動き全てにおいて目が離せず太一くんのこの時の感情が全て伝わってどれだけの思いをしてきたのだろうかと思いました。
これに続くシーンもとても素晴らしくこれだけのお芝居をしてもらえるなら生きているキャラたちをしっかり見てみたい!と思い、エーステのライビュに行きました。

いざ行くときちんと話を見ることになるので、より伝わるものが多くアプリで読んでいる話ではあるもののそれを補完するようだったり、出演者が限られていたりしてもしっかり一つのお話としてまとめられていました。
脚本としての出来上がりが素晴らしく良くて、こんな脚本でやってもらえるならA3!というお話の舞台版として安心して原作ファンとして見ていられました。
それだけでなく、動きがつくことでよりキャラの良さだったり特性が引き出されていてアプリをやっているだけよりも、もっともっとキャラのことが大好きになりました。
ライビュで見ていると三角役の本田礼生さんのお芝居に笑ったりすることが多く、この方のお芝居が大好きだなあともすごく感じました。

そこから本田礼生さん自体のお芝居を見たくてということもあり、エーステ夏単独を観劇して生のお芝居の魅力にどっぷりになったわけですが長いのでまた今度…

とにかく!2.5次元を敬遠してきたものの素敵な作品として出来上がっていると感じられれば、動きがつくことでより作品を大好きになれるなあと。
アプリで見ていた時よりもっと深く多くの感情を受け取り、こんなにも心が動くことがあるのかとずっとざわざわしていました。

これだけ心が大きく動く作品にこれからも出会えますように!

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