ミュージカル『薄桜鬼 真改』斎藤一 篇

5/5に大千秋楽を迎えたミュージカル『薄桜鬼 真改』斎藤一 篇。
本当に大千秋楽までの完走お疲れさまでした。ありがとうございました。
私は3,4,5日の昼公演を劇場で観劇し、最後の大千秋楽を配信で見ていました。
それに対して本当にいろんなあふれる気持ちがあるので書き綴っていきたいと思います!
核心的なネタバレは書かないつもりだけど、かるーいネタバレは入ると思いますのでご了承ください。れっつごー!


まずはくみゅを見ようと思ったきっかけを書きます。
以前の記事でBANANAFISH TheSTAGEを観に行ったことは書いたと思います。そこでシンすごかった、シン役の椎名鯛造さんすごかったとも書いてましたね。
そこから鯛ちゃんのついったー見るようになったんですが、とある日にはくみゅに出ることチケット先行申し込みやってることを知りました。
薄桜鬼の原作があることやその存在自体とかなんとなくは知って興味はずっとあったんですが、やったことはなくて。
2.5次元を見始めたときくらいに期間限定でdアニ配信やってたのではくみゅを見たことはありました。
でも薄桜鬼そんな知らんしキャストさんも知らんし2.5次元自体よく分かってないミュージカル自体そこまで分かってないって感じで見てました。

それでもすごく良かったなと印象だけはありまして。
がっつりヒロインがいる作品自体今でもあまり知らない見たことないのですが、乙女ゲーム原作なだけあって千鶴ちゃんの存在は必要不可欠ですがそこから出てくる千鶴ちゃんと主演の方との関係性が見れるお話がとても良くて。
元々乙女ゲーム自体もプレイしてたのでその時の感覚も思い出して楽しんで見ていつか劇場で見てみたいなーとうっすら思っていました。

そこから数年経った今にチャンスが訪れ、行きやすい京都劇場ということもあり申し込んだんですね。
その結果3公演が当たりまして。

やったーー!!と思う反面、「そこまで当たると思ってなかった」という気持ちも正直なところありました。

今まで劇場に観に行く、配信で見る作品って基本的に原作が好きとか、推しキャラ(役)がいる、推し(役者さん)が出演しているとかそういう特別な理由があったんです。
でもこの時点ではくみゅはそれがなくて、うっすらせっかくだし見てみたいという気持ちだけだったから3公演当たって本当に3回とも楽しめるのかなとかそれなりにお金と時間もかかるのでその辺のバランス考えて行ってよかったと思えるかな?とか。
GW前後仕事も忙しいので行ったことで疲れて後悔しないかな?とか。
当たって嬉しい気持ちはもちろんあるし、楽しみだし当たった分は全部ありがたく行きますがそういった不安も確かにありました。

その後に複数作品のチケットが取れ、それらには全部上記の行く理由があったので余計にはくみゅはそれらの陰に隠れてしまっていたのも事実で。

鯛ちゃん出演楽しみだし橋本祥平さん自体は知っていても出演作を見たことはないので、それを見れる楽しみはありました。

そんな不安もある中での観劇1回目・・・

とても良かった!!!!!!

最初に千鶴ちゃん1人が舞台のセンターに立って照明を受け歌いだすんですが、その歌声がむちゃくちゃきれいですごい引き込まれたんですね。
始まりってまだふわふわした気持ちだけど、その歌声を聞くだけではっとなるというか。
そこから始まるOP?的なものもすごく楽しくて歌って殺陣してどういうこと!?これがはくみゅか!!!とはくみゅを見に来た実感と嬉しさが出だしからたくさんありました!

全体的に殺陣多いし殺陣しながら歌うし刀持ってダンスするしって感じですが、そのどれもがむちゃくちゃかっこいいんですよね・・・
あんなけ歌ってるのに歌もぶれない、シーンによって歌声にすごい力が入ったような歌でのお芝居もすごくて。
そして刀もぶれない。ただただすごい。
個人的には刀を使った殺陣シーンの中でちょいちょい蹴りとか入るのがとても好きです!!かっこいい!!

そして直前に調べて知った恒例の筋肉ダンス。
はくみゅ見た記憶はもうないので覚えてなかったのですが、現地で見た瞬間筋肉ダンスってこれかwwwwwwwwwwとなりました!!!
いやもう…なんだあれ???とても楽し面白かったww
イケメン隊士たちの上裸+筋肉をがっつり堪能していました。
本当真面目なきりっとした顔で歌いながら腕立て伏せするのが面白く面白くて…ww
3回目観に行って気づいたんですが、アンサンブルの方々は足を階段2.3段くらいに乗せた状態で腕立て伏せしてるんですよね…すごすぎる。

その後の恐らく日替わりの平助シーンもすごい楽しかったです!
一番のお気に入りは5日昼公演の千鶴ちゃんの蹴り入れられるとこですねw
千鶴ちゃんナイス!!!!と大声で言いたいし思わず拍手しました!!

けどそこからの総司が辛くて…
沖田君といえば薄命だといろんな作品・授業でも出てきた有名なことですが隊士として期待される存在でありながら本人に戦う気持ちもありながら、どうすることもできない病に伏していくのが辛くて…
重要部分と羅刹と関係なく苦しむのがまた辛くて。

コメディなところもありつつぐっと締め付けられるようなシリアスパートでもしっかり見せてくれました。

ものすごく印象深かったのは風間千景の歌でした。
最初に歌ったシーンだけで「何この圧倒的な歌。誰・・・?」となっていたのですが、歌だけで風間千景の存在感、強さが伝わってくるというか。
本当に風間千景でしかないといった感じでした。

特に1部最終戦一騎打ちでの「この刀で教えてやる」の歌声が大好きで。
その歌声だけで強い存在、勝てない存在、圧倒的な存在だとわかりました。

というか一騎打ちシーンはむちゃくちゃ良くて!!!
その戦闘シーンもかっこいいんですが、やっぱりお話のことあってすごく必死に見入ってしまいました。
歌でもその場を必死に生き己の誠を貫き、懸命に自身の誇りを持って千鶴を守るためにも戦うよう必死に歌う斎藤一とどこか余裕を持っているようにそれでも勝てない存在と思わせるように歌う風間千景。

こんなこと言える立場ではないのですが、すごくミュージカルだなあと思いました。

他にも沖田君止めてちょっと勝ち誇るような平助の日替わり?とか近藤さん最後のシーンとその後の土方さんのシーンとか。泣く。
本当にその時代からしたら局長が、とても尊敬する近藤さんが斬首となることがどんな気持ちだろうかととても辛かったです。
最後に笑いながら涙する近藤さんとただただ辛く涙する土方さん…。
武士の生きざまかっこいいとも思うけど、ただただ辛い。

最終局面の一騎打ちも3バカが合流するシーンも山崎最後のシーンも。
山崎の「当たらない鉄砲などただのおもちゃにすぎん。かかってこい!」は本当にむちゃくちゃかっこよかったです。
だからこそ辛い。山崎の生き様は一生忘れない。

吸血シーンとか千鶴ちゃんと斎藤さんの気持ちが通じあうようなシーンもすごく素敵で幸せになってくれよな!!!!となりました。

乙女ゲーム原作作品として見てるからってのもあるかもですが、斎藤さんだけでなく隊士たちがみんな千鶴ちゃんをかばうように動いてて、手を引いたり背中を押して先に行かせたり、敵と千鶴ちゃんの間に入っていつでも守れるように動いてるのとかが本当好きです!!
そういうさり気ない?ちょっとした動作がとても良い。

感想だけでくそ長くなったので中断して書きたいこと書きますね。

最初に不安だといっていましたが、結果的に毎日楽しみが更新されて3回目に観劇に行くときが一番楽しみで仕方なかったです。
「あれだけ素晴らしい作品を今日も観ることができる!劇場で生であの感覚を味わえる!」とすごく幸せな気持ちでした。
同時に今回で最後の生観劇となるのが辛すぎると感じるほどに。

あんなきっかけからこんな気持ちになるほどすごく素敵な作品でした。
だからこそ大千秋楽は配信を急遽買って家で見まして。

大千秋楽ということもあって、各シーンより集大成というか本当に最後の戦いと感じていて。
生で観たとこだから配信で物足りないと感じる部分もどうしてもあってしまったけど、少し時間あけて何回も見ていると本当に集大成のたくさんの気持ちが乗っかっているなと感じています。

大千秋楽に関しては本当に最後の戦いのところで号泣し続けていました。
何度見ても何度見ても何度も泣き続けていて。

その理由はお話自体もですが、このご時世で殺陣が多く怪我する危険もある中で「大千秋楽でこのシーンまで来れたこと」が嬉しくて。
大千秋楽の幕が開いても途中で怪我したりで中断する可能性もあるわけで。
それでも最後の最後までたどり着いて風間との決着をつけようとできていること。いろんな気持ちが浮かんで本当に涙が止まらなかったです。

何より、ここまで誰も怪我したり欠けたりすることなく、1公演も中止になることなく大千秋楽まで完走しきってくれたことが嬉しくて嬉しくてたまらなかったんです。
ここまで素敵だなと思う公演が単純に走り切ったこともですし、走り切るということは見たいと思う人、見る予定のあった人みんなが見てこの作品からいろんな気持ちを受け取れたということです。
そしてキャスト・スタッフの皆様からすると届けたい気持ちをしっかりと届け切れたということ。
その事実が本当に嬉しくて…。

大千秋楽の挨拶で橋本さんが「もちろん軽いものですが、刀なんですよ」と言っていたことが心にすごく残っています。
本当にいろんな心配はあるだろう中で無事に皆さんが走り切れてよかった。
受け取れてよかった。そこにしかないものを観に行けて良かった。
本当にたくさんの幸せが詰まっていました。

大千秋楽まで走れないということは、見れなくなった人がいる、届けたいものを届けられなかったということはもちろんです。
それと同じようなことだけど、配信って初日と大千秋楽あることが多い感じですが、初日だとネタバレになるから大千秋楽見ようって方も多いと思います。
観劇して良かったから配信も観ようって思う方もいると思います。

でも中止になるとその配信も当たり前ですが見れないんですよね。
配信だとアーカイブとかあるし大千秋楽見てその後アーカイブで余韻に浸ろうとしても何もないんですよ。

それに中止になったという結果は一生残る。
初めて知る作品とか役者さんはとりあえず調べてwiki見ること多いんですが、そこに中止になって取り消し線引かれてるの見るのむちゃくちゃ辛いんですよ。
自分の見る予定だったとか好きな作品・役者さんだとかそんなこと関係なくて。
「中止になった」その結果だけがただただ辛いんです。

実際直近で見る予定とかだったバナステとホスミュは中止になってすごく辛かったので…。
関係者の方々が申し訳ありませんとコメントしていることがまた辛くて。
あんなにも素敵なものを見せてくれる素晴らしい方々が悪くないのにそれでも謝罪の言葉を出す状況が本当に本当にとても辛くて。

だからこそはくみゅで大千秋楽の幕をしっかり閉じられたことがとてもとても本当に嬉しかったんです。

大千秋楽終幕おめでとうございます。本当にお疲れさまでした。
何よりありがとうございました!!!

他の日の挨拶でも橋本さんが真ん中に立って役者の一人としてお話する様子を見ていて橋本さん座長のカンパニーってなんか良いなと思いました。
最後の時に号泣する千鶴ちゃんの背中を支える様子もとても幸せでした。

まだまだ幸せだった嬉しかったということだけで後何万字と書きたい勢いですが、さすがにだめですね。

それだけ本当に幸せでした。何度も言うけど本当に感激できて良かった。
こんなにも素敵な作品を劇場で見れたこと、大千秋楽まで走り切れたことどれもがとても幸せです。

ミュージカル『薄桜鬼 真改』斎藤一 篇のカンパニーの皆様。
本当に本当にたくさん大変なことがある中お疲れさまでした。
とても素敵なものを見せてくださってありがとうございました。
皆様のおかげでたくさんの幸せな気持ちがしっかりと刻まれています。


HAKUMYULIVEもチケット取れるように頑張るぞーーーーー!!!!!

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