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【TOA】ガイラルディア・ガラン・ガルディオスの話をしよう

ボンチノタミ、ジョーカーです。

テイルズ・オブ・ジ・アビス! 略称TOA!

プレイステーション2版テイルズ・オブ・ジ・アビスソフト
PS2用ソフト
「テイルズ・オブ・ジ・アビス」

ご存知ですか? テイルズシリーズのひとつで、公称ジャンルは「生まれた意味を知るRPG」です。

そのパーティーメンバーとしてガイ・セシル(ガイラルディア・ガラン・ガルディオス)というお兄さんが出てくるんですけど、めちゃくちゃ好きなのでその話をします。

ガイ・セシルの画像
ガイ・セシル(21)
(ソフト同梱の説明書より)

※ストーリー等の細かい説明はなく、さらに本編のネタバレもありますので、ゲーム未プレイ・アニメ未視聴の方はご注意ください。
※最後に公式サイト・公式You Tubeチャンネル(アニメ全話無料公開中)のリンクがありますので、気になった方はそちらへどうぞ。

声がいい

CV松本保典さん。
めちゃくちゃいい感じの兄貴分の声を聞かせてくれます。
爽やかだけどセクシーで、落ち着いているけれど若々しくて、クールだけど情熱的で、シリアスもギャグもイケる。最高。
TOAに限らずテイルズシリーズって全体的に声優さんがハマってて良いっていうの多いんですが、本当に「ガイ・セシル CV:松本保典」には感謝しています。ありがとうございます。

ギャップがいい

穏やかで優しくて面倒見のいい兄貴肌タイプなのに、自分の趣味(音機関)のことになると子どもみたいに目をキラキラさせるところがかわいい。
普段は個性的なパーティーの面々を甲斐甲斐しく面倒見てくれる良識あるオトナポジションなのに、こと音機関となるとはしゃぎまくる姿があまりにも良い。ロマンチェイサー。男は黙ってタルタロス。

過去が重い

主人公ルークに仕える使用人でありいちばんの親友であり兄貴分なのに、実はルークの父・ファブレ公爵(が率いる一団)に自分の家族を殺されていて復讐のためにファブレ家に潜り込んだとかいう、あの爽やかさからは想像もつかないシビアな過去がたまりません。しかも誕生日に一族郎党皆殺しですよ。
ホドも滅びるし、預言も読まれないし、彼の人生もうめちゃくちゃなんですよ。
ホド戦争……キムラスカ……ファブレ公爵……!

ただの使用人かと思ったらガルディオス伯爵家の生き残りとか、本当に、あの宝剣をいつもどんな気持ちで眺めていたんだ……。セシル姓を名乗っていることについても、サブイベント(セシルとフリングス)とか、和平調停のシーンで言及されたりして。そう、セシルとフリングスも切ないんだよね……。スマートスタイル……。

しかもヴァンの元主人。ラスボスと関連あるんかい君。主要メンバーそれぞれが六神将と何かしらのしがらみや関連がある(主人公ルーク含む)という関係性の中、ラスボスとのみしがらみがあるってあなた。まぁ、一応、六神将の中で対になるというか対応しているというか、そういうのはシンクなんだとは思うんですが。カースロットの件もあるし。
最終戦でパーティートップ(1P操作キャラ?)をガイにしておくとヴァンデスデルカと会話してくれるのでぜひ聞いてほしい。

ほんと、一歩間違えばたぶん六神将だったかもしれないのに、まぁよくあの我儘お坊ちゃんに付き合ってくれたよね、本当にありがとう。過去を乗り越えてくれてありがとうガイラルディア様。

言うてTOA全員激重過去とか鬱設定とかいろいろ背負ってるので全員しんどいんですけどね!

女性恐怖症

女性は好きだけど女性恐怖症で近付いただけで悲鳴をあげて逃げるとか、コメディタッチでちょっとした面白設定みたいに出てくるけど、その原因が悲しすぎてしんどい。

前述した家族皆殺しの際に庇ってくれた姉やメイドたちの姿がトラウマになって女性が苦手になった、って、もう本当にどれだけ幼い少年にいろんなもの背負わせたんだよ許せねえってなります。
そしてそれを思い出す流れもまたつらい。イオンを庇ったパメラ(アニス母)を見てフラッシュバックする記憶、あの「思い……出した……!」の瞬間。
もうあのあとあのままずっとダアトの教会に閉じ込めておいてあげたい。無理しなくていいから! そんなしんどい過去語らなくていいから!

記憶が戻ったあとに起こるイベントで、ちょっと克服できたみたいな描写があるのも良いんですよね。ガイはちゃんと前に進んでいるんですよ……!

復讐心を利用される

カースロットのくだりは直前にセーブして何度も見返すくらいぶっ刺さりました。シンク仕事してる。さすが。
カースロットみたいな、ああいう、潜在意識を利用して操られる、みたいなの、本当に、そういうの、好きじゃん! わたし!(知らんがな)
ルークへの、というかファブレ公爵への復讐心て、やっぱり消せるものではないと思うんですよ。自分ではもう大丈夫、もう復讐なんてしない、と思っていても、心の奥底、頭の片隅に、いつまでも残り続けているんだろうなと。

あれによってルークとの関係性が悪くなるどころか、そこできちんと話をつけて前を向けるところが、なんというか、ガイらしいなって思って苦しいです。
あと、さらっとルークにそういうこと言えるのも、ルークが変わったという信頼があるからなんだろうな、と思います。昔のルークには話せなかったと思うんですが、今のルークならきちんと受け止めて話ができる、そしてそれを話せるようになったガイ自身もまた、成長しているというか、前に進んでいるんだろうなと思うわけです。
まぁ、ルークが本物のルークではなくてアッシュという存在があるというのも、ルークを憎みきれない理由のひとつかもしれませんが、それもまた全ての理由というわけでもないんですよね。ルークの存在ってガイにとっても大きいんだろうなあ。

本当にガイはもう復讐なんて考えてないんですよね。ヴァンデスデルカの誘いもきっちりお断りするし。たぶんルークだけでなくアッシュのことももう復讐対象として見ていない。そういうところだよ。そういうところだよガイ。

完全に個人的ツボ

個人的に、兄貴分やおかん系、苦労人、面倒見が良いといったポジションのキャラクターにハマることが多いので、その属性も加味されています。
さらに女性好き、女性に優しい、天然たらし、みたいな属性も完全に個人的ツボをおさえています。役満じゃん。

自分に頓着しない自己犠牲キャラも好きなので、これもある意味では当てはまる。
あんまり自分を出さないというか、序盤は本当にとにかくいいお兄ちゃんでしかないんだよね。後半に進むにつれ、本心はそうだったのか、そんなこと隠してたのか……ってなるし、自分の過去のことも「もう過去の話だから」みたいに話すんですよ。お前、もっと自分を大事にしろよ。

あと主従関係がめちゃくちゃ好きなので、従者(使用人)というところも。ガイの場合は本当は寧ろご主人様ポジションだったわけですけど。

ジェイドに対して「旦那」呼びするところも好きですね。旦那呼びするキャラクター好きになる率多い。

裏切りそうな雰囲気におわせておいて裏切らないところもいい。いや、裏切っても好きだけど。

なんかこう、飄々としていたりあっけらかんとしていたり爽やかだったりするのに重い過去抱えてるみたいなキャラクターも好きなので、ドストライクにハマったんでしょうね。好き。役満じゃん。

ガイ様華麗に参上

テイルズ史上もっとも不仲でギスギスしているとも言われるパーティー内でバランサーになりつつ、シリアスもコメディもこなし、ここぞというときは華麗に活躍し、気付けばピオニー陛下にもしっかり気に入られてマルクトでもこき使われ、なんだかんだ言ってルークのことを大事にしていて、なんだ、その、とにかく全部好きです。

ガイ・セシルとフレン・シーフォ(TOV)は似ているとよく言われますが、そこはお間違いなく。

ちなみにTOAはアニメがございますので、ゲームするのめんどいなーとかPS2とかもう動かないわよっていう方でも、お気軽にガイを楽しむことができます。
アニメにはゲームより細かい描写があったり、サブイベントを発生させないと見られないガイ関連の話が出てきたりもします。もちろん、逆にゲームでしか見られない部分もたくさんあります。サブイベントも含めて。
若干シナリオの流れや展開が変わっていたりもしますが、まぁ大体は同じなので。
幼いガイラルディア様とペールの様子もご堪能いただけます。
現在、You Tubeで全話無料で見られるので、是非。

あ、あと「テイルズ オブ ファンダム vol.2」のジェイド編にも出てきます。マルクトでピオニー陛下(とジェイドとアニス)に振り回されているガイの様子が見られます。よろしければこちらも是非。

ガイラルディア・ガラン・ガルディオスを、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


生まれた意味を知る

TOA、曲もいいんだ〜!BUMP OF CHICKENの藤原基央氏が一部手掛けているんですが、主題歌「カルマ」はもちろんのこと、譜歌と呼ばれるティアの詠唱が素敵。全部繋げると大譜歌になるとかそういうの好きすぎて鳥肌立っちゃう。
アニメEDの「冒険彗星」も良曲で、歌詞も泣けるのでアニメも見てほしい。

ゲーム公式サイト

アニメ公式サイト

You Tube公式チャンネル(アニメ視聴)

ありがとうテイルズYou Tubeチャンネル……!
全話無料公開本当にありがとう……!

▲12話、14話あたりでガイの過去がわかります。

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