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カフェ・オ・レ

Kiss With My Song
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かつてのバンド作品からのご紹介です。

Kiss With My Song名義 2003年作品
1st Single 『 カフェ・オ・レ』より


カフェ・オ・レ
詩 : 鈴木麻由子  作曲・編曲 : 若菜清志


良く晴れた休日
僕は お気に入りのカフェで
彼女を待っている

僕のオーダーは
マスター自慢の カフェオレと
軽くトーストした フランスパン二切れ
それが お決まりのメニューだ


デートはいつも きまって僕が待たされ役
でも僕は
悪びれた様子もなく 気どった足取りでやってくる
そんな彼女が好きだ

まるで 気まぐれなネコのように
大きな目をくるくるさせて ワガママを言う
そんな彼女が好きだ


昨夜も 彼女は突然こう言った
「お月さまをとって」
困った僕は
とっさに 傍にあった水溜まりを指さした

水面に映った満月を見た彼女は
にっこり笑って
「ありがとう」
と言った
僕は そんな彼女が好きだ


彼女は時々
「ひとりでいたいの」
と言う

そんな時 僕は 彼女に電話すらしない
すべて 完璧に素敵な彼女でも
時には 飾らず 気どらず
素顔でいたくなるのだろう

でも
僕は そんな彼女が好きだ


他の誰が どう思ったってかまわない
僕は そんな彼女が 好きなんだ


外は 相変わらず良く晴れている
僕は 二杯目のカフェオレをオーダーした
いつもなら これを飲み終わるころ
彼女はやってくる


ふと見ると
通りの向こうで 彼女が手を振っている
僕は あわてて今のオーダーをキャンセルした

「やっぱり 彼女の気まぐれにはかなわないな」
と 苦笑しながら
僕は席を立った

大好きな 彼女に会いにいくために


※以前にうた綴りマガジンへ 一作の詩として投稿した事もありますが
そちらは この音源の内容を 後にあたしが手直しした物なので
ここで声にしている内容とは若干違っています。
そちらも含めて楽しんで頂けたらと思います。


cast : 鈴木麻由子
all instrumental , arrangement : 若菜清志

Produce by Kiss With My Song


♥️ 曲紹介 ♥️
バンドとして初めて制作したSingle 「カフェ・オ・レ」
のオープニングナンバー。
あたしのふとした思い付きで生まれた
キスウィズ史上 初にして唯一の朗読ナンバーです。
当時 意図的に詩の掲載をしなかった為
実は noteでの発表が初めての文章化だったりします。語りはかなり拙いですが 自身の中でずっと挑戦したかった事なので
詩を書く段階から 演出 収録に至るまで 相当に力を入れて取り組んだ 特別な思い入れのある作品です。
そのエピソードを話したラジオも バックナンバーとしておいてありますので
是非合わせてお聞きいただけると嬉しいです。

うた綴りとラジオはこちらから
https://note.mu/chibimayu/n/n3ffa74e8d475

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2000年〜2004年までの4年間
vocalのあたし ちびまゆと bass他全般担当の相方 若菜くんの2人で
主に 池袋や渋谷や新宿でのストリートライブを中心に活動していたバンド、
Kiss With My Song (通称 キスウィズ)

オリジナル曲は SoulやRockをrootsとしたPopsで
全ての作品たちを 2人で制作して来ました。
その作品を 少しずつご紹介させていただきます。

発表時期や収録作品に関わらず あたしの独断で気まぐれ&ランダムに公開していますので、よしなにww
各データは後程テキストにてまとめて行く予定です。
また キスウィズ作品に関しては あたしの名前は当時のままの表記でアップしていきます。

尚 全ての権利は ちびまゆに属します。

マガジンはこちら。
https://note.mu/chibimayu/m/ma4a7763cd2e1

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