スメルズ・ライク・ア・ヴァージン
「スメルズ・ライク・ア・ヴァージン」
直訳してしまうと、処女みたいな匂いって……なんだそりゃって思うけれど、ヴァージンっていうのは、手つかずだっていう意味もあるよね。ヴァージンロードって言葉もあるわけだし。
そういう真新しさみたいな、新鮮な香りみたいなことなら何となく雰囲気だけは分かる気がする。
この言葉は、銀杏BOYZのライブツアーのタイトルだった。
わたしもどっか観に行った気がするけど、どこだったっけ、、忘れたw
それからこれ、ぽあだむって曲の歌詞なのである。
色々と剥き出しなのに、なんでこんなにもポップでキュートで綺麗な曲が作れるのだろう、と思う。
とても好き。ずっと好きだよ峯田。
※メンバー脱退後の銀杏はより一層に峯田のワンマンバンドみたいな感じあるもんね。
ってなんで前置きが好きなバンドの曲の話なのかといったら、においの話を書こうと思って思い出したからってだけなのだけど、いやホント、素敵な曲だなぁって思う。
ので、もしお読み頂けてる方いたら、ぜひ聴いてみてください。キラキラでとってもかわいいポップチューンなの。
におい。ニオイ。臭い。匂い。
さて、おんなじ音の言葉だけれど、どれを使うかによって、印象とか意味合いが変わってくるのが日本語の面白いところだなぁと思うのだが、まず書きたいのは「臭い」について。
それも、今ものすごく書いておきたいことがあって。自分のことでリアルタイムの話なので、どうにか書いてしまわないとおさまりがつかなくて。
いやいや、、おさめろよ、臭い(くさい)んだろう?汚いぞ。恥ずかしいぞ。
と、冷ややかな目で見ている自分のいる反対側で、生きているのだから、あらゆる”におい”をまとっていて当然なんだよ、と、もう一人のわたしが笑う。
って、自分の話を書こうとして思い出した、結局思い出してしまうなあ、父のこと。父の「臭い」エピソードから語りはじめるのが、わたしの書きたいことの衝撃を柔和するのに役立つような気がするし。
父の名誉のためにも、悪いようには書かないからさ、ごめんよ、許してな、父ちゃん。
臭い。ニオイ。クサイ。
父はものすごく足が臭いことがよくあった。特に仕事から帰ってきたときの足の臭いは強烈で、クレヨンしんちゃんのひろしの足の臭いの描写みたいに、みょ~~~ん、と放射状にうねった茶色い線が出ているんじゃないのかしら、と思うほどに臭かった。
革靴は蒸れやすい。蒸れることで雑菌が繁殖しやすくなる。
父の風呂の入り方の雑さを知っていたわたしは(湯舟にも多少浸かっているはずなのに、めちゃくちゃ早く出てくるからだ)、ちゃんと足を洗わないのがいけないんだ!と思った。靴だってちゃんと定期的に洗ったらいいじゃない。と、そう思っていた。
「足くっさwwwwwww」「ヤバいまじムリ!足洗ってきてよ!!!!!」「ねぇ臭い~~~~~( ;∀;)」仕事から疲れて帰ってきてすぐの、その場にいる家族全員からの怒涛の「臭い」コール。
今思えばちょっとかわいそうな気もするけれど、あれはもはやテロというレベル感の臭さであったので致し方なし、とも思うよ、父ちゃんよ。
※今思い返すと、亡くなる前までの父の風呂の時間がアホみたいに短かったことは、精神面の不安定さもあったのではなかろうかと思う。メンタルきついときの風呂の面倒くささ、というか、入れなさ、わたしにはよくわかる。
20代前半の頃、実家で引きこもりみたいになっていた情緒不安定が酷かったときは、長くて5日~1週間くらい入れなかったこともあったな。そういうのも知ってたのに、あまりに表に出さない人過ぎて気づけなかったよ、父ちゃん。
父には天邪鬼でややひねくれものの側面があった。
「臭い」と言われていい気がする人はいないだろうし、自分が臭い状態であることも気分のいいものではないと思うが、「頑張った勲章だよ~~」だとか「薔薇の香り~~」だとか言ってニタニタ笑いながら、素直に足を洗いに行かない。
臭いの移った靴下を脱いだかと思えば、ボーっとテレビを見ている家族の元へぶん投げてまたニタニタ笑う。
ぶん投げられた家族はとっさに「ワッ!!!!!」と、そうよ、臭すぎるもの、触れたくもない。
けれどもいつまでも自分の近くにあるのも嫌だから、嫌そうに顔をしかめながら人差し指と親指でよれよれの靴下の端っこをつまんで、腕をめいっぱい伸ばしたそのまま、少し企んだような表情を乗せて、一番近くにいる家族にまた同じようにぶん投げる。
「うわっ、、やめろよ!!!!」「最悪ッ!!!!!!」そんな風に散々に言われながら、色んな所に飛び回った父の一日の疲れを多分に含んだくたびれた靴下は、最終的に無事、洗濯機の前にゴールする。
「はぁ~疲れたあ~~」父は臭い足のままでリビングを闊歩し、スーツとネクタイ、シャツを脱いで、4人掛けの大きなソファに深く沈みこむ。
「ちょっと!臭い足でカーペット踏まないで!臭い移るじゃん~~もう~~~」母の怒号が飛ぶ。父はどこか嬉しそうにほくそ笑んでいる。
(穏やかだったいつもの父の姿を思い出して、半べそかきそうになりながら書いている。双極性障害と思われた(診断を受けることすらままならないほど酷くて長い躁状態だった)、精神を患って亡くなった父の話は、また別の記事でもこんな風に少しずつ書いていきます。
亡くなって少ししてから決めていた、父が生きていたことを風化させたくない。忘れていってしまいたくない。だから、必ず形にして残していくんだと決めている。曲を何曲か書いた。次は、本にしちゃうもんね。覚悟しといてよね、父ちゃん)
遠い匂い
じゃあ次は早速自分の話を、と思ったのだけど、においの話で思い出すまた別の曲があったので載せちゃう。アニメ「銀魂」のOPで大好きな曲。真心ブラザーズのYO-KINGが歌っている曲。
真心ブラザーズといえば、これまた大好きでよく聴いていた曲があって、それも載せておきます。①この愛は始まってもいない、②マイ・バック・ページ。2曲とも大好き。2曲目はBOB DYLANの日本語カバーの曲なんだけどね、どちらも本当に良曲。
原曲はこちら。全然別物でどちらも素敵だなぁ↓
BOB DYLANは、峯田が出演した、映画「アイデン&ティティ」で知って少しだけ聴いてたけどいいよねぇ。好きです。
懐かしい。この曲真似して弾き語っていたなぁ。
また観たくなってきた。
いやはや、懐かしさがどんどん派生して話がそれまくっているけれども、においの話を書いていたのだった。軌道修正。
く、、臭い……!
なんだ、血は抗えないとはこのことなのか、、
違う、、なあ誰か、、誰か違うと言ってくれ、、、(´・ω・`)
そうなんです。。
近頃わたしも、足が臭いときがあるんです……!(大号泣)
わたしはわりと鼻がよい方でにおいにはとても敏感なので、自分の足が臭ってるという事実が、まあ許せない。
街を歩けば、臭いおじさんもお姉さんもそれなりにいらっしゃるけれど(特に電車の中は逃げ場がなくて大変よね)、人のことだし社会に繰り出せば「おどれ!!体臭がきっついんじゃ!!!出直してきんしゃい!!!!!(なぜ広島)」などと言ってしまうわけにもいかない。
臭い、、無理、、と思う気持ちをグッとこらえて、自分の臭いには気づきにくいというように、失礼にならないよう臭いだなんて微塵も思っていませんよとばかり顔にも出さずに、その人がいなくなるか自分が立ち去るときをジッと待つ。
そんな感じなので、自分だけは人に臭いで迷惑をかけたくない、攻めて自分だけは!という思いがあるのだ。
見た目もそうだけど、不潔な印象を与えることはどうしても避けたい。自分の評価が下がることにも繋がるし、相手のストレス値も上げてしまう。
だから、といっては大変言い訳がましいが、わたし、毎回お風呂に入るときには、臭いがする可能性があるところはしっかり入念に洗っているんだよ。当たり前だけども。父みたいに、チャチャッとしゅしゅっと撫ぜるだけみたいにはしてないわけよ。
だから、わたしの清潔感が~とか、衛生観念がヤベェ、みたいな話ではないのです。
じゃあなんでだ!!!原因をいくつか考えてみた。
蒸れやすい靴を履くようになった
煙草を吸い始めた(電子タバコだけどね)&食生活の乱れ……?
靴下がちゃんと洗えていない(たまにお急ぎモードで洗うときあるのでそれ???)
なんだか、、全部正解な気がする。
1.の、蒸れやすい靴、というのが、わたし少し前に、Dr.Martinのお靴、つまりわりとしっかりしたお靴を買ってずっと同じのを履いているのね。(毎日ほぼそれしか履かないのもダメなんだろなw)
年齢が云々いうつもりはないけれど、靴だとか帽子だとか靴下だとか、そういう小物づかいが素敵だとオシャレってはかどると思っていて。
やはり値がそれなりに張るものは素材がいいでしょう。見栄えもするし持ちもよいはず。
靴って毎日履くものなのに、2,000円~とかで買えるようなチープで壊れやすい安価な靴ばかり履いてきたので、
(チープな靴にはチープな靴の良さがあるけどね、すぐ履きつぶして色々なデザインの靴をたくさん履けて、薄給の中でも買える、意外と通気性重視して作られてるものも多かったり、軽くて履きやすかったり。足痛くなりやすいのも多いけど、ものによるし良し悪しだね)
そろそろいい靴を履くようにしてもいいかなと思って買った。
そうしたら、良いものなだけに本当にしっかりした作りをしていて、通気性という部分ではあまりよくない感じ。
わたしは足に汗をわりとかくタイプなので、体感としてもしっかり蒸れているのが分かる。履いているときには密閉されているので臭うことはないけれど、暑いなぁなんて思って脱いでもわぁっと臭ったときにはこう思う
「ぬわぁあああ……!!!!!!!
わたしの足からッ……最っ低な臭いがッッ…………!(絶望)」
臭くなり続けるし暑いしの終わらない地獄
で、今まさに切実に足が臭いのである。
最低な気分だ。本当に大嫌いな臭いがしている。
まさか、死んでもう二度と臭いを発せなくなった父が乗り移っている?!(なわけねぇだろ)
いいや、、本当は今、なぜこんなにも臭いのかの理由は分かりきっている。
わたしは昨日、午前中から動いて大阪へ弾丸旅行をしてきた。いや、別に観光したわけではないので旅行とは言えないな、大好きなお友達に会いに行ったのだ。で、今この時間までの間、もうずっと長い間この靴を常に履き続けている。
そして、わたしはたまにしか履かないスカートをはいていた。寒いから、薄手のタイツを履いた上に靴下を履いた(これが蒸され具合を加速させる原因になって要るっぽい。蒸れづらくするために、靴下を薄手のものにするのがいい、ということがどこかに書いてあったのを先ほど読んだのだ。。綿?薄手で柔らかくて通気性の良い綿の靴下が良いのかしら……?)。
もちろん、近頃この靴を履いて出ると臭くなることが分かっているので、靴の中に重曹の粉をぶちまけて消臭してみたり、靴用の消臭スプレーを吹きかけて、さらに足の指をお風呂で綺麗にしたあとに除菌シートでしっかり拭いてから靴下を履いたりと、念入りに臭い対策をしてから履いて出ている。
にもかかわらず、さすがにこの長時間の蒸され具合にはかなわなかったようで、雑菌が繁殖し続けているらしい。
さすがに職場に消臭スプレーは持ってきていないので、先ほどトイレ用の除菌消臭スプレーをほんの少し靴にも足にも(!)かけさせてもらった。
一瞬消臭されたような気がしたが、だめだ、菌の繁殖力は凄まじい。時間経過とともにまた臭いが舞い戻ってきた。
こんなんではもう、今日は靴を脱げない。それをわりと早い段階で察してしまった。(わたしはあまり靴下を履いているのも好きじゃなかったりするのでよく靴や靴下を脱ぎたくなって脱ぐのだが、脱げない、、)
で、脱げないので蒸され続ける足や靴の中がさらに臭くなり続ける。
この地獄のような状況。泣きたい。泣きたいぞわたしは。。。
もうこうなったら、このお靴は一度洗おう。そうしてしっかり乾かして、太陽光にあてて、重曹もまた振りかける(重曹けっこう効果よさげだった)。そうしてまた履きたいぞ、と思う。
しかし、また同じことの繰り返しは嫌だよ。だから、もう少し対策を考えようじゃないか、と思う。
喫煙者は体臭がきつくなりがち
これは体感として過去に何度も感じていることだが、煙草を吸いだした途端に体臭がややきつくなりやすくなる。それはいつも通りしっかりお風呂で体を洗おうと、香水をつけていようと、変わらない。
今回また吸い始めて最初に気づいた臭いは、頭皮の臭いであった。くせぇ。くせぇぞお前さんの頭。。ちゃんと。。洗っているのにさ。。。
これは煙草の煙が体に触れて臭くなる、というのもあると思うが、ふつうにその煙を体の中に入れているわけだから、臭くなるよね、そらあ。という話である。実に単純明快だね。
煙草をまた吸い始める前は、やや自暴自棄気味に酒を飲んでしまう夜が増えていた。ストレスや不安感が高まると、わぁっと何かで発散しなければ気が済まなくなりがちなわたくし。生きていれば、どうしようもないやりばのない気持ちを抱えることも多い。
わたしには、何らかの刺激が不足している感覚が時折襲ってくるときというのがあって、その不足感を食欲なり性欲なりの方向で満たそうとすることもあれば(食べて満たそうとすることが多いので一生痩せられないw)、煙草とかお酒みたいな依存性のある物質で誤魔化そうとすることもある。
それが今たまたま煙草だ、というだけで、これが例えば誰かと一緒にいるときにはさほど必要としなかったりするし、もはや一人でいることが悪なのではないかとさえ思う。
一人で生きることが向いている人はいいけれど、わたしは向いてるとは言い難いなと思う。ひとりの時間も大事だけれど、わたしは性質的に、誰かとの関わり合いの中で喜びを見出したり、安心を得たりというようなところがあるからだ。(これは、父が亡くなってから人と積極的に関わるようになってこの歳になってやっと気づいた事実である)
どういう生き方をするのかっていう壮大な話になってしまった
禁煙するかあ、とか食べ物の摂り方を変えるかあ、というのを飛び越えて、もはや体臭のケアには生き方が関わってくるのか?!などと思えてきてしまったな。
つまり、禁煙するしないの前に、なぜ喫煙をするのか、なぜ暴飲暴食に走るのか、という根本原因から掘り下げて行かなくてはならないのではないか?って話。ひとりの孤独がそうさせている?過去のトラウマに何か要因がある?とかさ、色々。
とはいったって、例えばじゃあひとりでいないためにその辺の婚活している手ごろな男性を捕まえて結婚してしまえばいいという話ではないし、別に結婚願望もないし、、いや現実的な話をすれば、婚姻関係を結んでいる相手がいたほうが何かあったときに、、とか、せっかく女の身体をもって毎月苦しい思いをして子どもを作れる身体を維持し続けているのだから、子どもを産み育てる経験をしたっていいのではないか、など色々思うところはあるので、いい人がいればその内、というのはないではないが。
MBTIテストの結果でも書かれていたが、INFPであるわたしは精神的な繋がりを大事に思うのだというのだから、相手もそれを理解してくれて、しっかりと繋がりを形成していきたいと願う相手でなくては、きっとやっていけない。
テストで分析した結果、統計学的な観点から見てこうですね、だけではなく、ふつうにそうです。当たってます。という感じなのだから、馬鹿にはできないよね。
あとは過去のトラウマが影響している?とかだとしても、過去を見つめても得られるモノはそう多くないと思うし、常に今なにを思い何を行うのかでしかないのだから。。。
って、あれあれ、においの話だったのにま~たそれはじめたな?
あまり広げ過ぎると収拾がつかなくなるぞw
もっと単純に考えて、とりあえず煙草をやめるのなら代案を用意する必要がある。
それでひとついいのではないかしら思っているものがあって、CBDを吸う、ということ。
ぐわあああっと情動的に、あるいは消極的になってしまうような振り幅が多少あるというのなら、落ち着いていきやぁ~~ということで、煙草を吸うくらいならCBD。日本は大麻の合法化はまだまだ先だろうし、チルって行こうぜ~~ということであれば、CBD、良いとよく聞くし試す価値はあるね。
べつに煙草も依存するタイプではないので、やめようと思えば辞められるけれど、辞めたところでまた食べすぎに傾いてしまうだけで、対象が変わるだけのこと。そうであれば、前向きなのがいいよね。と思うわけです。
わたしは特に、父は双極性障害、叔父が統合失調症を患っていたことがあるので、精神面で影響を受けやすい体質が遺伝している可能性がかなり高い。
よけいに、人一倍前向きに笑う意識や行動をしていく必要があるのだよ。そういう面でも。
本日もほたるのひかりが流れはじめるお時間です(流れてはない)
おやおや、気づいたら7,500文字。
起承転結でかけないので結論を導き出すには一日では足らないので、まとまらないまま本日も終了とさせて頂こうと思うが(あと10分で退勤時間だ)、、
臭い、というのは、そしてそれを気づこうケアしようという意識がないというのは罪だとすら思うので、対策を引き続き打っていきたい。
ひとまず、今日は家に帰ったら速攻でお風呂で足を洗いたい。それから靴もどうにかしたいけど、いいお靴なだけにどうやって洗えばいい?調べてからやりたい。
煙草はすぐにやめるビジョンを持てない。後ろ向きじゃないわけではないけれど、何か少し寄りかかりたいときに、とても安心感がある。電子タバコだから、紙煙草に比べればさほど臭くはないしね。
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