甲状腺がん+肺転移の放射線治療ヨード131

12月告知、1月手術を終え、5月に次の治療が控えていた。
入院中に医師は言った。
放射線のカプセルを飲んで、何日間か隔離されるだけだよ。
チラージンを休薬するから退院後も身体がだるかったってやった人みんな言ってるから退院後1週間は仕事休んだ方がいいかもね。って。

ぼんやりそうなんだーと聞いていた。

そして、退院日に放射線治療の病院を受診したときに治療について詳しく説明を受けていた。

甲状腺がんはヨードを取り込む性質がある。
ヨードを組み込んだ放射線のカプセルを内服。
甲状腺がんはヨードと一緒に放射線を取り込み、放射線でがんをやっつける。
至近距離のがんにしか効果がないので、副作用が少ないらしい。

ヨード131カプセル。

至近距離のがんしか狙えないわりに、体から放射線出すので線量が落ちるまで隔離部屋にいなければいけない。

そして大事なのは、カプセルを内服する前に体内にあるヨードを出せるだけ出して、がん細胞がヨードを枯渇している状態にしなければいけないらしい。
より多くのヨードを吸収することで、より多くの放射線を当てることができる。


ということらしい。


なのでヨードの入っている食料は全面禁止。
ヨードの入っている食料について病院の看護師さんからパンフレットを見ながら説明された。
主には魚介類、海藻類など海の物。
寒天やところてん、出汁類などなどなどなど…
お菓子もかなり厳しかった。

2週間自分でヨード制限をして入院、入院後1週間厳格な制限をしてカプセル内服、内服後は完全隔離で約2-3日。
線量を測定して基準値以下なら隔離解除。
内服日の翌々日の夜からヨード制限解除。

初回で仕事しながらだったので、1週間自力で頑張り、3週間入院することにした。

もしも、疲れて食事を作れなかったら…と考えて、レトルトのヨード制限食を一応買っておいた。
なかなかお高いが、うっかり食べてしまってやり直しになるよりはいいと思って買ってみた。

5月。
辛抱の月だった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?