専門職だからこそ

プライドをもって

一生懸命、日々の業務をやっている。

謙遜した言葉を発して、他者からの「そんなことはないよ。ちゃんとやれているよ」との言葉を待つ必要はない。

他者からその言葉がないからといって、

慌てて自分をフォローする必要もない。

自分が責任をもってやっていることを

事実として、自分が認めたら良いだけ。

自信がなくても良い。

大切なのは、相手のことを真剣に思い、考え、

自分の役割を果たしていくこと。

決して、

自分の価値観を押しつけるのではない。

自己満足ではいけない。

目的意識を持ち、

相手の希望を確認しながら、

支援していく。

支援の中で、なぜ相手は、

そのように考えるのか、

その考えの背景には何があるのかを考える。

関わりの中で、相手から幼少期の話を

始められることがある。

相手の人生に土足で踏み込むのではなく、

相手を知る大事なこととして、

ゆっくりと相手のペースで、

深めていく。

相手が話したいと思う部分まで。

このことは、

日々の産業保健師の仕事で、

私が大事にしながら行っていることです。

立場的に、相手の心に寄り添いながらも、

職場との中立的な視点で、

相手にも職場にも助言し、

一人一人が健康で働いていけるよう、

自分の役割を果たすための努力をしています。

ときには、

悔し涙が出ることや

ひっきりなしの相談に

汗を流すこともあります。

経験を重ねるにつれ、

自分の課題が明確になり、

一つ一つクリアしながら、

日々働いています。

こういう思いがあるなかで

簡単に、すぐ専門機関へ紹介という気持ちに

なれないというのが、正直あります。
(緊急を除く)

自分にできる最大限のことをして、

それでもこの部分だけは、

もっと専門の方じゃないとできないと

いう部分が明確になり、

相手も自覚され、希望されれば、

しっかりと情報提供をした上で、

相手に複数から選択してもらい、

専門機関へ紹介という流れを大切に

しています。

他職種との連携では、

相手の立場や役割を理解し、

尊重した上で、

自分も専門職として、

大事にしているポリシーを持ちながら、

意見を伝えていく。

お互いに尊重し、真面目に余裕ぶらず、

冷静にプロとしての意見交換を行う。

一人の人をプロのチームが支えていくことで、

質の高い支援ができる。

専門職一人一人が、プロ意識を持つことが大切だと

思っています。

意見がぶつかった時は、まずは

相手の意見を最後まで聞く。

聞きながら、自分自身も冷静になれる。

結論を急がないということが重要ですね。

明日も優しく穏やかに😊