土曜日の日記。

楽しみにしていた難民・移民フェス。
朝イチで夫は夕飯の買い出しを、わたしも掃除や洗濯を済ませ満を持して杉並区柏の宮公園へ。
前回はスタート時間より少し遅れて行ったら、食べものの屋台は大行列、売り切れも続出していたので今回は早めに行きました。みんな同じ考えだったようで、スタート時間前でもお客さんは沢山。なんなら食べものの販売も始まっていました。
よっし！と気合を入れて、とにかく気になる食べもの飲みものをどんどん買っていく。
とても広く芝生が心地良い公園で、レジャーシートを持ってくればよかったな〜と思いつつも連日の晴天で芝生も乾いていたので、そのまま座ってモグモグタイム。どれもこれも全部美味しい。日陰は風も心地よくて、すっかりその場に根を張ってゆっくりしてしまいました。夫は20分ほど完全に寝てました。
この間、高麗美術館で観た飯山さんの作品にも出演していたラッパーFUNIさんのパフォーマンスは最高。
ラップだけじゃなくて、ビートルズやボブ・ディランなどの名曲のカバーもあり。普段ヒップホップを聴いてなくても、沢山の人が楽しめたんじゃないかな。FUNIさんの歌はとてもソウルフルで、力が漲りました。日陰でゆったり聴いてしまったけど、もっと前に出て踊りながら聴けば良かったな、と少し後悔。
夫が微睡んでいる間に、ひとりで出店をフラフラしながら手作りの洋服やアクセサリーを覗いたりしたけれど、兎に角みんなとても楽しそうな笑顔で、幸せな気持ちになりました。
今回ステージのトリになっていたTBSラジオ「荻上チキsession」の公開収録もめちゃくちゃ良かった。
ゲスト出演していたミャンマーとマリの難民の方の話は、日本の入管の酷さに本当に申し訳なく、辛い気持ちになったけど、それでも今この瞬間を楽しんでいる姿に少し救われました。
この場所を作った金井マキさんは本当に凄いな…と改めて感服。公開収録のラストは涙無しでは見られなかったです。
そして、最後の最後はみんなで綱引き。参加したいと思っていたら、何やら参加券をもらっておく必要があったようで間近で観戦することに。
美しい西陽を浴びながら、人種性別年齢なんて全て関係無く、その場にいるみんながハイパーな笑顔で心から楽しんでいる姿にまた泣いてしまった。
こんなに素晴らしく幸せに溢れている場所がどんどん大きくなれば良い。
悔しいけど今はまだ、ここが一瞬の幻のような煌めきで、参加者によっては翌日からまた過酷な日々が待っている。この瞬間のことを忘れちゃいけないな、この笑顔を守らなきゃいけないな、と強く思いました。
わたしと夫はものすごく大きなものを受け取って、帰りました。
驚いたことに、その日の石井ゆかりさんの占いがピッタリでした。
今度は誰か友達も連れて行けたらいいな。

土曜日はそんな感じでした。