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ショートストーリー 犬のチロのおはなし

ボクは、一日一回、あささんぽをする。ママと。
さんぽをしていると、ボクんちの3軒先のヒロくんに、会う。
最近ヒロ君は、早起きらしい。
"チロー、チロー、おはよ。😊"
3さいになるヒロくんは、ボクとあそびたいらしい。
ヒロくんは、ボクにおやつをくれるから大好き。💖

その日のおさんぽの2回め。
公園にママがたまに連れて行ってくれる。
するとヒロくんがボクを、みつけ
"チロー、チロー''と寄ってきてくれる。
ボクは、ヒロくんが大好きだから、なんかうれしい。
ボクんちのママとヒロくんのママがおはなしをしている。
"今年の4月から幼稚園に入園するんだけど、なかなかの人見知りで、みんなの、中に入っていけないんです。"って、ヒロくんのママが話してる。
ヒロくんのママは、菊池桃子さんに似ていて、かわいい💖
なんでボクが菊池桃子さんを知っているかというと、パパのスマホの待受けに写真があるからです。
"そう。でも、すぐにみんなと溶け込めるようになるわよ。"
うちのママはお話を始めた。
"うちの高校生のゆうかね。今はブラスバンドでリーダーみたいな事、やってるけど、幼稚園の頃は、極度の人見知りでね。公園に行くと、いつも私の影に隠れてみんなと、遊べない子だったのよ。"
''へー、ゆうかちゃんが?"
"あんまり心配しないで、子供は柔軟なんだから、きっと、すぐにお友達できるわよ"
"そうだったら、よいですね"
"うん、大丈夫、大丈夫"
ヒロくんは、しばらくボクと遊んでいたけど、どうもお友達と、遊びたいみたくお砂場のお友達を、見ている。
ヒロくん、遊びたいのかな?
しばらくすると、ヒロくんと同じ歳くらいの男の子が、ヒロくんにちかづいてきた。
"一緒にあそぼ"
ヒロくんは、嬉しそうに砂場に行ってしまった。
"え~~、ボクと遊んでくれないの?つまんないなぁ、"
ママとヒロくんのママは嬉しそうにヒロくんを見てた。
ボクは、つまんなくなった。





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