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「39歳ワーママ」というラベル。

この春から、一人娘が小学生になる。
猛スピードで過ぎていく日々。3600gで生まれた娘は今や20kgになり、6月には7歳になる。

毎朝6時半に起きて、洗濯機をまわし、朝食を用意。朝の支度が済んだら保育園へ送り届け、スーパーで買い物。10時から17時のリモートワークを終えると急いで洗濯物をたたみ、子供を迎えに行き、夕食の準備。食器を洗い終わったら20時にお風呂にいれて、21時半には布団へもぐらせる。これが平日のルーティン。

今の生活に不満があるとすれば、私自身に夢がないこと。顔面にべったりと貼られた「39歳ワーママ」というラベル。年齢だけが毎年更新され、ラベルはだんだんと黄ばんできている。このままでいいのだろうか、突然不安になる。働いて、老けて、ただのおばさんになる。私は今の私のままでいいの?やりたいことはないの?

子供の頃から文章を書くのが好きで、編集、ライターの仕事に就いた。やりがいはあったけど、忙殺されてボロ雑巾になった。仕事はコロコロ変えたけど、高卒の私にしては恵まれていたと思う。男運がない分、仕事運は良かった。貯金も少しだけできた。

29歳、なんとか結婚。不妊治療を経て、33歳の時に娘が生まれた。旦那との仲は良くないけれど、新築マンションに引っ越せたし、生活は安定している。だからこそ、悩んでしまうのだ。私には何の個性も、取り柄もない。夢もないまま働いて、育児をしている。今年40歳になるから、ラベルは「40歳中年ワーママ」に更新される

歳をとることがしんどいのかもしれない。白髪も一気に増えてきたし、体力の回復が遅い。少しでも厄介なことかあると、すぐに諦めるようになった。何かに夢中になれない。やりたいことをやっていると言い聞かせて、新しいことにチャレンジできない。腰が重い。心も体も重い。これが世に言う40歳、人生の折り返しポイント。

だから私は、今こうしてnoteを書いている。自分を大切にできるのは、他でもない、自分だから。何かに熱くなったり、夢中になったりしたい。人生をもっと彩らせたいし、充実させたい。だったら動くしかない。私は人と話すのが苦手だけど、文章を書くことだけは好き。書いた後は心が紅潮して、身体が軽くなる。

これからも働いて、家事、育児をして、大好きな娘が幸せに過ごせるように奮闘する。そして、子供が寝静まった夜、私はひっそりとnoteを開く。その時だけはラベルを外して、心を整理する。新しい何かを見つけるために模索する、それが今の私にとって大切な時間。

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