見出し画像

【選挙ウォッチャー】 滋賀県議選2019・近江八幡市&竜王町レポート。

4月7日の統一地方選では、全国41の道府県で、道議、府議、県議を決める選挙がありました。さすがに数が多すぎて、すべてを追いかけることはできないのですが、ここだけは絶対に追いかけなければならないという選挙がありました。それが滋賀県議選の近江八幡市・竜王町選挙区です。なぜ、滋賀県の近江八幡市がそんなに注目なのかと言うと、ここにかつて自民党の国会議員だった武藤貴也さんが立候補してくるからです。国会議員に立候補した時も、嘉田由紀子さんを裏切って自民党から立候補して当選を果たし、その後はネトウヨ発言、知人との金銭トラブル、議員宿舎に未成年男子を連れ込んで買春した疑惑など、さまざまなスキャンダルを起こし、最終的に自民党を離党させられ、次の衆院選には立候補しなかったという人物です。そんな男が「県議なら行けるだろう」と立候補してくるわけなのですが、果たして、近江八幡市や竜王町の有権者はどのような審判を下すのでしょうか。

井上 佐由利 54 新 共産・社民
武藤 貴也  39 新 無所属
重田 剛   55 新 自民
今江 政彦  64 現 国民・立憲・社民
有村 国俊  54 現 自民

近江八幡市&竜王町選挙区の定数は3となっており、ここに5人が立候補しているので2人が落選する形になっています。現職の2名はほとんど盤石の状態だと思いますが、その他に立候補しているのが自民党と共産党ということで、完全無所属でただのネトウヨ野郎になってしまった武藤貴也さんが県議選なら勝てるのかというと、非常に厳しい戦いになるだろうと予想しています。しかし、こんなのっぴきならないクソ野郎に税金でメシを食わすわけにはいかないので、永久に一般人として生きていけるように見守りたいと考えています。


■ 武藤貴也候補のスキャンダルを振り返る

2017年の衆院選に立候補せず、あれから約1年半の月日が流れたため、もはや存在さえ忘れかけてしまっているわけですが、当時のSEALDsの大学生たちに対し、「戦争に行きたくないのは、自分中心で極端な利己的考え」とネトウヨ発言をぶっ放していたことを忘れてはなりません。要するに、武藤貴也さんの中では戦争に行きたくないなんて自己中心的な考え方であり、そんなことを言っている大学生はダメだというわけです。自民党の若手議員がこんな考え方をしているのですから、日本の未来は真っ暗だと思いますが、まるで他人を批判できないほど、自身はさまざまな疑惑で真っ黒でした。2012年には選挙スタッフとして雇用した男性から報酬の未払いを訴える裁判を起こされ、2015年には知人に未公開株をめぐって「値上がり確実な新規公開株を国会議員枠で買える」などと持ちかけ、金銭トラブルに発展。さらに、議員宿舎に未成年男性を連れ込み、お金を渡してエッチなことをしたという話が報じられ、男女なら確実にアウトだけど、男同士だから未成年買春が成立しないという不思議な法の抜け穴が生じて無罪に。その1年後には追突事故を起こし、さらに今年2月には元秘書の男が台湾企業から詐取した金を不正に引き出したとして組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕されていたことがわかりました。お金をめぐるトラブルから下半身をめぐるトラブルまで、およそまっとうな人間とは思えないほど次々と問題を起こしているのに、それでも悪びれる様子もなく県議選に立候補してきてしまうのですから、一体、どうなっているのでしょうか。


続きをみるには

残り 3,748字 / 10画像

¥ 170

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。