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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#80)。

僕は「選挙ウォッチャー」として全国を取材しているのですが、連日、僕の家にはNHKから国民を守る党の信者たちが、高校や大学、専門学校、さらには仏壇や不動産などのパンフレット類を送りつけ、いよいよポストに入りきらない量となり、郵便屋さんがポストに入りきらないからと、僕の家族に手渡しをするようになりました。僕が在宅している時には僕が受け取ればいいのですが、先日のように仙台市議選や盛岡市長選を取材するために家を外すと、とてつもない量のパンフレットの束を家族が受け取らなければならなくなります。そして、とうとう僕の家族が精神的にまいってしまい、ノイローゼ気味になる事態に陥りました。僕はどれだけパンフレットを送られても「これは裁判の証拠になる」ぐらいにしか思っていなかったのですが、家族には相当負担になっていたようで、すごく反省しました。郵便物を郵便局で止めることも考えたのですが、会社に届く郵便物もあり、請求書などを郵便局に止めてしまうと不払いが生じ、取引先に迷惑をかけてしまうことも考えられます。また、ヤマト運輸や佐川急便などのメール便や宅配便を利用しているところもあるので、何度も対応しなければなりません。いずれにしても郵便物を止めることはできないため、当面、家族が安心するまでの間、僕は取材に行かないことを決めました。どのみち、レポートを出すのが到底追いつかないほど取材をしまくってきたので、新たに取材をしてもレポートを出すのが数ヶ月後になってしまうことを考えれば、ここで立て直せるとポジティブに考えることもできます。最初は中学中退を公言している僕に、ショボめの大学のパンフレットが1つ2つ届く程度だったのですが、ポストに入りきらない量のパンフレットが届くのは明らかに異常です。そもそも「NHKから国民を守る党」という政党が反社会的カルト集団であることはお伝えしてきましたが、信者たちもまた反社会的な行動をしているのです。明らかな威力業務妨害であり、僕の会社の業務も停止することになりました。このような悪質極まりない嫌がらせでオープンな議論を阻害してくるような人間たちが「NHKから国民を守る党」を支持しているのだということを皆さんに知っていただきたく、これまでに届いたパンフレットの束をご覧いただきます。

これ以外に、受け取りを拒否した代引きの商品などがあります。こうした嫌がらせの郵便物が届かなくなるまで、僕は取材に行かず、郵便物を僕が直接受け取ることにします。だったら、NHKから国民を守る党について言及しなければいいじゃないかという「N国信者」がいると思いますが、このようなやり方で黙るのが一番いけないのです。正々堂々と議論した上で、ぐうの音も出ないほど正論を突きつけられて黙るのならともかく、反社会的なやり方に屈して言論を止めるわけにはいかないのです。このような明らかに異常な集団が、この国の政治を司っている現実。反社会的カルト集団の正体に気付かず、安易に「NHK問題に取り組んでくれるかもしれない」と投票した人たちには、まず反省していただきたいと思わずにはいられません。


■ 9月1日の枚方市長選の取材を中止する

当初は「青春18きっぷ」と振り替えたジェットスターを使って枚方市長選を取材する計画を立てておりましたが、こちらの取材は中止することにしました。「青春18きっぷ」については、この取材のために2日分を残しておりましたが、やむを得ず、金券ショップで換金し、換金した分はスタバのコーヒー代にさせていただきます。思えば初日はMXテレビの取材のために1日分を無駄にしており、2日目が柏から仙台、3日目が仙台から盛岡の片道となっているため、実はほとんど元が取れていません。枚方市長選の取材ができれば十分に元が取れたかと思いますが、今年の夏は消化不良に終わっております。


■ 9月8日の岩手県議選の取材を中止する

当初は車を利用し、3泊4日ぐらいのスケジュールで岩手県全体を見て回る計画を立てていましたが、長期的に家を出るのは良くないとの判断から、こちらも取材を中止することにしました。仙台市議選の取材費を募集したキートスで、3500円以上のご支援をいただいた場合には「9月8日の岩手県議選の取材時にドライブキャスを配信し、コラボ配信枠を作る」とさせていただきましたが、通常の「お散歩キャス」にてコラボ配信枠を作らせていただくことに換えさせていただきたいと思います。ドライブ感、移動感、トンネルで配信が切れる感じなどのエンターテイメント要素が失われてしまいますが、本質は失われていないと思いますので、どうぞご了承ください。


■ 9月8日の陸前高田市議選の取材を中止する

岩手県議選と合わせて取材する予定だった陸前高田市議選の取材も中止することになりました。参院選の時にも被災地となった陸前高田市を取材しましたが、なかなか闇が深いことになっており、これを多くの人に伝えることはとても有意義なことであると考えておりましたが、3泊4日ぐらいの外出が不可能となったため、中止せざるを得ません。陸前高田市はその中心地にアムウェイの娯楽施設が建設されたり、人がいない場所に豪華なバスターミナルが建設されたり、その驚くべき被災地の変貌ぶりは選挙ウォッチャーとして伝える価値があったものと思われます。こうした取材を中止せざるを得なくなったことは誠に不本意です。


■ 9月8日の釜石市議選の取材を中止する

岩手県議選と合わせて取材する予定だった釜石市議選の取材も中止することになりました。釜石市はラクビーの街であり、今年9月には日本全国でラグビーW杯が開催されますが、東京五輪に先駆けて行われるスベったイベントに言及するチャンスでした。釜石市も東日本大震災の被災地であり、あれから8年経った今、どのような形で復興に取り組んでいるのかを見る一つの契機だったのではないかと思います。こちらも皆さんに伝えることができません。


■ 9月8日の山田町議選の取材を中止する

岩手県議選と合わせて取材する予定だった山田町議選の取材も中止することになりました。岩手県議選の取材をしないということは、連動して岩手県内の市議選や町議選も取材ができなくなるということです。山田町は東日本大震災の津波の被害で街が壊滅状態にあり、どのような人たちが町議に立候補し、復興に向かおうとしているのかということについては大変興味深く、議員報酬は安いのに、議員にはたくさんの仕事があるという自治体だと思います。NHKから国民を守る党のような政治をナメている奴らには絶対にできない仕事です。こうした骨太なレポートをお届けすれば、日本も少しは良くなるのではないかと思ったのですが、中止をするという苦渋の決断をしました。やはり家族にとっては得体の知れないパンフレットが毎日大量に届くのは恐怖でしかありません。今しかお伝えできないことがたくさんあることは重々わかっていますが、仕方がありません。


■ 9月8日の三春町議選の取材を中止する

岩手県議選や県内の市議選・町議選を取材するにあたり、車で行く計画を立てていたのですが、その際、常磐道から磐越道経由で東北道に出る通過点に三春町があったため、三春町議選も取材する計画を立てておりました。三春町も東日本大震災で翻弄された街だと言えるのですが、こちらは津波ではなく、原発事故の被害です。僕は津波の被害にも多少のボランティアはしましたが、主に福島第一原発事故の被害、その中でも食品の放射能汚染について追ってきました。その観点からも三春町議選は見ておく必要があるのではないかと思っていましたが、こちらも中止を決定いたしました。


■ 9月8日の交野市議選の取材を中止する

当初は、こちらも「青春18きっぷ」の最後の1日分を使い、交野市議選を取材する計画を立てていました。交野市議選にはNHKから国民を守る党の候補者が立候補を表明しているからです。なので、金券ショップなどでうまいこと「青春18きっぷ」をゲットできれば、これを使って往復しようと考えていたのですが、こちらも中止を決定いたしました。なので、交野市の分析や考察については「N国マガジン」でデータから解説するに留めたいと考えております。


■ 9月15日の長野市議選の取材を中止する

当初は1泊2日、もしくは2泊3日ぐらいのスケジュールで長野市議選の取材を計画しておりましたが、こちらも取材を中止させていただく可能性が濃厚です。今回、盛岡市長選や盛岡市議選を見ても分かったのですが、やはり県庁所在地になっているような場所の選挙はとても重要で、さまざまな利権がカラんでいたりするものです。なので、嫌がらせの状況を見ながらにはなりますが、9月に入っても郵便物が届くようであれば、15日の長野市議選の取材も中止することになります。


■ 今後も中止が拡大していく恐れがある

9月22日は君津市長選、天童市議選。9月29日は東大阪市長選、東大阪市議選、小牧市議選。10月6日には総社市長選、所沢市長選を取材する計画を立てておりますが、9月に入っても嫌がらせの被害がまったく減らないようであれば、これらもすべて中止にする可能性があります。本来、見るべき選挙が見られなくなってしまうのは心苦しいものがありますが、まずは家族の安心・安全に努めたいと思いますので、どうぞご理解いただければと思います。


■ 家族も精神的に耐えられない

僕は取材のみならず、暑い日はカフェで原稿を書くこともあり、日中はほとんど家にいません。今日は朝から家の外に一歩も出ずに原稿を書いているわけですが、やってくるのは郵便局員だけでなく、ヤマト運輸、佐川急便、よくわからない軽のバンで配達している下請け業者の人など、1日にだいたい4~5回はインターホンが鳴ることがわかりました。郵便局は止められたとしても、宅配便まで止めることはできないため、これでは発狂するのも当然です。受け取る方も相当な負担になります。幸いにも、僕はライター業であり、会社に行かなくて済むことを考えれば、しばらくの間、僕が受け取ることで家族の負担を減らすことができます。しかし、普段はサラリーマンをしているような人がこのような嫌がらせを受けたら、家族のために発言を減らすということにつながりかねません。こうしたやり方に発言を止めるのが一番やってはいけないことですが、それに屈さざるを得ない事情の人が出ても不思議ではありません。また、こうした嫌がらせを受けるとわかって発言を控える人も出てきてしまうでしょう。それがNHKから国民を守る党の支持者たちの狙いです。なので、発言を自粛する人が増えるのも良いことではありません。さまざまな損害は当然、裁判で請求することになります。このような嫌がらせをしているN国信者は、今すぐに止めるように警告したいと思います。


■ 支持者も含めて反社会的な政党

これまでいろいろな政党がありましたが、こんなに劣悪な政党がかつて存在した記憶はありません。さまざまなパンフレットを大量に送りつけてくるというのは、法の一線を超えており、1つや2つならイタズラという範囲で収まるかもしれませんが、ポストに入りきらない量のパンフレットが届くというのは明らかな異常事態です。こうなってしまった経緯は、立花孝志が僕にスラップ裁判を仕掛けるためにYouTubeで僕の住所を10万円の懸賞金をかけて募集。僕は個人経営の小さな会社をやっており、以前、会社名を公表していたため、法務局の会社情報検索から僕の住所を入手したN国信者が立花孝志に情報提供し、立花孝志がネット上で住所を公開しました。ここからたびたびパンフレット類が届くようになり、ついにはエスカレートしてポストに入りきらず、郵便局員が手渡ししてくる量になりました。このような嫌がらせはしばらく続くものと思われ、家族にこれ以上の負担をかけるわけにはいかないので、しばらくの間、外出は控えるしかありません。これは文字通りの「自宅警備員」ですが、取材機会の損失も含め、こちらが受けている被害は相当なものであると考えております。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

この記事を書いている間にも6件のパンフレットが届きました。これ以上、家族の心労を増やしても仕方がありませんので、現時点で9月15日までの取材中止を決定し、これまでに取材してきた選挙レポートを続々と書き上げていこうと思っているところです。YouTuberのシバターさんの家にもN国信者による悪質な嫌がらせがあったようですが、明らかに法の一線を越えているので、N国信者たちのカルト性がなるべく多くの人に伝わることを願っています。

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