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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#27)。

昨日は「NHKから国民を守る党」のあり得ない実態が明らかになり、それまでNHKの受信料問題に取り組んでくれる立花孝志に期待を寄せていた人たちの間で衝撃が広がっていましたが、僕はかねてから立花孝志がろくでもない人間であるということを訴えてまいりました。僕もNHKの受信料問題については憂慮している一人ですが、この問題に立花孝志が真剣に取り組んでいるかと言えば、けっしてそんなことはなく、むしろスラップ裁判を起こしまくり、NHKに有利な判例を次々に生み出していることを考えると、NHKをぶっ壊すどころか、NHKをサポートしているに過ぎず、結果、受信料問題を真剣に考えている人たちを裏切り続けていると思うのです。客観的に見れば、どう考えても立花孝志は「無能」なのに、そんなことにも気付かずに期待を寄せている人がたくさんいる現実。少しでも目を覚ましてほしいと思うので、今日も無料で検証記事を書かせていただきます。


■ NGT48・山口真帆さんのハメ撮り動画を削除したことについて

立花孝志は、山口真帆さんが2年前に「SHOWROOM」でアップした動画をどこかから拾ってきて、まるで自分が発見した独自スクープのようなテンションで「24時間以内に削除します」と言いながら、山口真帆さんのハメ撮り動画だという映像を無断転載してきました。実はこの動画、2年前にハメ撮りっぽいということで話題になったことは確かなのですが、物理的にハメ撮りは不可能なため、ファンの間でも「シロ」ということで決着がついているものなのです。ところが、どこかのN国信者が「こんな動画があるのを知ってますか?」とメッセージを送ったのでしょう。事情を知らない51歳のオッサンは「こんなけしからん動画があるのか!」と舞い上がり、スクープのようなテンションで著作権や肖像権違反を承知でアップしたのです。ところが、世の中の人たちは割と本気で山口真帆さんを心配して見守っており、山口真帆さんが再び自由にアイドル活動できることを願っているのです。そんな空気も読めずに、これはアクセス数が稼げるはずだと飛びついた立花孝志。ジャーナリストを一度も名乗ったことがない僕には「取材をするなら裏を取れ」と強要してくるくせに、自分はまったく裏を取らず、まったくハメ撮りではない動画をまるでハメ撮りかのようなタイトルをつけ、被害に遭った女の子の背中を後ろから蹴飛ばすようなマネをしたのです。当然、こんなことを許しておけるはずもなく、騒動はどんどん大きくなるばかり。僕の肖像権を違反した時にはタイムリミットギリギリまで粘ってきたくせに、瞬く間に広がる炎上にヤバいと思ったのか、すぐに削除をしたのでした。ところがどっこい、いくら動画を削除しても、葛飾区議のくせに被害者をさらに苦しめることをしたことは間違いありません。動画を削除しても炎上はちっとも鎮火せず、今なお燃え続けているのです。

さて、立花孝志は炎上の後に言い訳の動画を2本上げているのですが、まったく反省している様子はありません。映像を勝手にパクってお届けしたのが悪かったと思ったのでしょう。山口真帆さんの動画の音声を流し、「いわゆる男性とセックスをしながら生放送をしていたんではないかという疑いがかかっている」と言い出しました。立花孝志はこれまで、摂津市の渡辺慎吾議員に「殺人をした疑いがある」とか「ストーカーをしていた疑いがある」と発言し、それぞれ名誉毀損で30万円の支払いを命じられ、あげくの果てには歳費の差し押さえまで喰らっています。普通はこんなことがあったら少しは発言を控えるところですが、立花孝志は「男性とセックスしながら生放送していた疑いがある」と言いながら、実質的にセックスをしていたものとして話を進めていきます。事情を知らずに立花孝志の動画を見ている人は、山口真帆さんがそういうことをしていたのではないかと本気で信じてしまうので、かなりの害悪オジサンです。立花孝志は主語から述語に行くまでの間に話が変わってしまうタイプのオジサンなので、何を言いたいのかが分からなくなるのですが、この動画における立花孝志の主張は以下のとおり。

①本当は山口真帆さんを応援しようとしていた。
②「ハレンチ」を連呼する動画が見つかった。
③本人が「ハレンチ」と言うので、これはハレンチ動画だ。
④山口真帆さんは女の色気を金に換えている人間だ。
⑤そういう女だから皆さんに映像を見てほしかった。

山口真帆さんが「ハレンチ」という言葉を発しているという理由で、これは本人がハレンチであることを認めているので「ハレンチな動画である」と主張する裁判脳の立花孝志。この理屈だと、僕がトランプを使って手品をしながら「セクハラ、セクハラ、セクハーラ!」と魔法をかける動画をアップしたら、本人がセクハラだと言っているので「セクハラ動画」だと言われてしまうのでしょう。日頃から立花孝志ぐらいイチャモンをつけていると、「クイーンのカードのおっぱいの部分に人差し指がかかっている。これはセクハラだ!」とか言いそうです。ちなみに、立花孝志は電話番号を公開しているので、抗議の電話をかけた人がいたらしいのですが、その人と1時間ぐらい話した結果、批判している方が「おかしい」という結論に至ったと話していました。「あなた、おかしいですよ!」と1時間ぐらい教えられても、「おかしいと言ってくるオマエがおかしい」と思っている立花孝志。もはや人間としての感性を完全に失っています。その証拠に、こんなことも言っています。

「僕はありのままを出しているだけであって、本当にこの人たち(NGT48)をそもそも守らなければいけないのか。今回のこのNGT48の騒動だって、なんかわざとこのグループをね、こう、フューチャーする、注目させるために、なんかわざとやっているんじゃないかと、疑いたくもなるような話ですよね。あのー、明らかにね、ちょっと最後に言っておきたいのは、山口真帆さんが被害者であることは間違いないわけでしょう、事件の。そうすると彼女が被害者なんだから、彼女が被害届を取り下げなければ、逮捕された二人の男性が不起訴処分になるっていう可能性は極めて低い。あるいは、罪が小さかった。もしくは証拠がなかったということになるわけで、なんかちょっとね、合点が行かない。その不起訴処分の理由をしっかりと、僕は山口さんには発表してほしいと思いますよ」

逮捕された犯人が不起訴処分になったことは、世の中の一般ピープルたちも「おかしい」と思っているわけです。これは日本の検察の闇です。実際には非常に重い犯罪に巻き込まれているにもかかわらず、このように不起訴処分になってしまうことは、日本ではよくあることです。先日、大袈裟太郎さんがNHKから国民を守る党の大橋昌信(朝霞市議)に倒されてケガをした事件だって、不起訴処分になっているのです。あれだけのケガをしているにもかかわらず、大橋昌信が議員であることなどが配慮されて不起訴処分になるのですから、検察の判断を被害者である山口真帆さんが説明をするというのは、明らかに筋が通っていません。立花孝志は芸能界の専門家であることを自称していますが、同時に「法律の専門家」であることも自称しています。なのに、これだけ支離滅裂な言動をしていても「先生ヅラ」なのです。そして最後に、芸能界は腐りきっていて、山口真帆さんはその中の一人であると「腐った側」にくくっていました。人間として最低です。


■ 自分の売名のために被害者を貶めたことを告白している動画

釈明の動画をアップしたものの、まったく鎮火する様子がないため、自分を正義のヒーローであることを演出するための新たな動画をアップしてきました。「腐った芸能界を潰すためにやったこと」だと言うために、わざわざホワイトボードに「芸能界が謙いなんだよ!」と書いて説明をしたのですが、おそらく「嫌い」と書きたかったんだと思います。立花孝志は「嫌い」という漢字さえまともに書けないのに「NHKの記者をやっていた」と言い張っています。こういう批判記事を書くと「漢字の間違いぐらいは誰にでもあるだろ!」と言われ、揚げ足を取るべきではないと言われるのですが、さすがに「嫌」という漢字を「謙」と書くことはありません。僕が見ていただきたいのは立花孝志の「知性」です。この動画がかなり酷い内容になっているので、立花孝志の発言を書き起こしましょう。

「まあ、AKBなのか、NGT? えー、48? について、その山口さんっていうね、えー、ハメ撮り動画があったということ、これ、ネット上にハメ撮り動画が出てます。で、本当に、その、山口さんがハメ撮りを撮ってたかどうかなんてのは、知りません。どうでもいい話。そんなのは。」

オマエの中ではどうでもいい話ですが、ハメ撮り動画でもないものをオマエみたいなゲス野郎に、議員という立場の人間から「ハメ撮り動画を撮っただろう。撮っていなかったとしても、そういうふうに受け取られるような動画を撮ったんだ」と言われ、あげくの果てに、こんな動画を撮っていれば襲われても仕方がないと言っているのです。ハメ撮りでもないものをハメ撮りだと言われ、あらぬ疑いでイメージを落とされた末に、それが嘘か本当かはどうでもいいとまで言い放つ人間性。立花孝志という人間が、どれだけ議員に相応しくない人間なのかはこれだけで十分に伝わると思います。ましてや、山口真帆さんは今、心の傷を負っている真っ只中にもかかわらず、「ハメ撮りかどうかは知らんけど、たぶんハメ撮りをしたオマエが悪い」と言い、どうしてこんなことを言っているのかって、知名度を上げるためなのです。どれだけクソ野郎なのでしょうか。

「猥褻な、卑猥な言葉を連呼しているわけですよ。何やったかな、ちょっと今、えー、ハレンチか。ハレンチ、ハレンチとか言いながら、こんな感じで生放送で世界に流したらね、それは誰しもが勘違いもするし、勘違いさせるようにしたのは誰なんですか。ね、で、僕は芸能界は嫌いなんだっつってんだよ」

皆さんには、これが21世紀の、平成も最後の年を迎えている中での、葛飾区議会議員の発言だということをしみじみ感じていただきたいです。暴行の被害に遭った女性に対し、「勘違いさせたオマエが悪い」と言っているクソみたいな男が「政治家」であり、「地方議員」として大きな顔をしているのです。女性の皆さんには、すべての男性がこんな感じなのではなく、コイツが男性の中でもだいぶ頭のイカれた部類に入る男性なだけであるということは伝えておきたいと思いますが、これだけ芸能界が嫌いだと熱弁している立花孝志が「渡邊エージェンシー」というナベプロと似た名前だけど全然違う埼玉県にある芸能プロダクションに所属しているタレントであるということを忘れてはいけません。芸能界は嫌いだと言いながら、一方でオウム真理教の麻原彰晃のテーマソングを彷彿とさせるNHKをぶっ壊すという曲を作って芸能活動している事実はチェックしておきたいところです。立花孝志と一緒に歌っているMayaさんという女性アーティストの絶妙にシャープとフラットが効いた歌声に僕の心は完全に持って行かれているのですが、こんな歌を出してしまったら紅白歌合戦には出場させてもらえないだろうと言っています。まあ、僕にはそれ以前の話に思えますが。

立花孝志は、指原莉乃さんに彼氏がいたことが発覚したり、峯岸みなみさんが丸坊主にしたことを理由に、アイドルが「嘘つき」であると主張しています。立花孝志は「どうして自分たちの作ったルールを守れない人が芸能界で活躍しているのか」と言っていますが、スキャンダルがあっても彼女たちが多くの人に愛されているのは「反省した」からであり、多くの人が「丸坊主にしなくても」と思ったかもしれませんが、彼女たちなりの「けじめ」をつけたからです。一方、立花孝志はこれだけ言いがかりをつけておきながら、炎上した後もまったく反省する様子はありません。そんな奴が相変わらず議員を続けているのです。そして、いざとなった時に出してくる実績は、十数年前の「週刊文春」です。今回もまたNHKの内部告発をしたことを自慢。自分は不正を暴露して世の中を正す人間なのだという主張をしました。自分を正当化することだけは一人前です。

「AKBばっかり追いかけている暇があったら、文春のこういう巻頭記事ぐらい見たらどう?」

自分は家族を捨て、NHKの高い年収も捨て、命懸けで内部告発をしたと主張する立花孝志。もう3つ前の動画の存在を忘れているようですが、立花孝志はNHKを告発した時に、躊躇なく枕営業するようなアイドル系女優と不倫をしていて、その彼女とよろしくやっていたのです。本当かどうかは知りませんけど、本人がそうおっしゃるので本当なのでしょう。そして、その不倫中の彼女と「結婚しようかなと思っていた」と言っているぐらいなのですから、家族を捨てたのとNHKの内部告発は関係ありません。家族を捨てたのは立花孝志がクソほどのゲス野郎だったのが原因で、家族より不倫相手の方が良くなったからです。クソエピソードも忘れ、命懸けで内部告発するためだったと正当化してしまう立花孝志。そろそろ気付いていただきたいのですが、立花孝志は正義感のある人間ではありません。普通に政治家になってはいけない人なのです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

僕をネタにすればするほど検証記事が出て、立花孝志が政治家として終わっているレベルの劣悪な人間性であることを多くの人に理解してもらうことになるのですが、どうやらTwitterでも熱烈なN国信者の男のツイートに大喜びしてネタにしてくれているようなので、アンコールをいただいたようです。山口真帆さんの件についてはまだまだ終わっていません。どれくらい酷いことをしているのかを、さらに検証します。[了]

NHKから国民を守る党・山口真帆さんについて(#26)
NHKから国民を守る党・山口真帆さんについて(#28)

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