見出し画像

【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・大阪5区レポート。

10月19日公示、10月31日投開票の衆院選。最もカオスで、最も興味深い選挙区だったのが「大阪5区」です。ここは公明党の地盤になっているのですが、ここに共産党の宮本岳志さん、れいわ新選組の大石晃子さんが挑戦。これだけでも十分に面白かったのですが、よりによって、森友学園の籠池諄子が立候補してきたため、一気にカオスな選挙区になりました。かつては「NHKから国民を守る党」の立花孝志が、籠池泰典を擁立しようと検討していたことがありましたが、一体、どこの誰が籠池諄子を担ぎ上げ、300万円の供託金を集めたのか。その謎を解くことに成功しました。

画像1

国重 徹  46 現 公明党
宮本 岳志 61 元 日本共産党
大石 晃子 44 新 れいわ新選組
籠池 諄子 64 新 無所属(with電波将軍)

大阪5区に大石晃子さんが立候補するとなった時は、「宮本岳志さんを殺すつもりか!」と騒動になったものでしたが、当の宮本岳志さんは、日頃からめちゃくちゃ器のデカい人間なので、「ともに切磋琢磨して票を積めばいいじゃないですか」という姿勢でした。相変わらず、宮本岳志さんは党派を超えて最も尊敬できる政治家の一人ですが、結果から言うと、宮本岳志さんも比例復活できたし、大石晃子さんも比例復活できたので、何も問題がなかったということになろうかと思います。


■ N国党の立花孝志は現在進行形の刑事被告人

先日、大石晃子さんが尊師・立花孝志とのツーショットを載せて、「NHKをぶっ壊すのオジサン」として紹介するツイートをアップしていました。党内や支持者から「立花孝志とのツーショットは問題がある」と指摘され、すぐに削除されることになったのですが、立花孝志がどんな人間なのかが全然伝わっていないのだと思います。これはぜひ1月20日発売の「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」を読んでいただいた方が良いと思いますが、多くの人がこの政党の正体を知らないので、うっかり立花孝志とのツーショット写真を載せてしまうのだと思います。まだまだ頑張って伝えていく必要があるのだと感じました。


ここから先は

5,486字 / 11画像

¥ 180

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。