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【選挙ウォッチャー】 堺市長選2019・有権者を煽って私人逮捕する暴挙。

かねてから僕は「NHKから国民を守る党」のことを「反知性派カルト政治団体なので注意が必要だ」と呼び掛けてまいりましたが、先週の足立区議選に続き、今度は堺市長選で立花孝志がトラブルを起こしていますので、彼らがどれだけカルトなのかを知っていただき、そろそろ「NHKから国民を守る党」がヤバい政党であることに多くの方が気付いてほしいと思います。いくらNHKの受信料を問題でも、それ以上に問題なのが「NHKから国民を守る党」なのです。


■ 立花孝志が選挙の結果を曲げてしまった可能性

先週は足立区議選が行われ、墨田区在住で被選挙権のない加陽麻里布が立候補。当初は墨田区の住所で届け出ていたため、選挙管理委員会から不備を指摘されて「選挙には立候補できません」と言われていたのですが、ビデオカメラを取り出し、区の職員たちを撮影しながら大声で「選挙管理委員会の委員長が自民党の元議員だから妨害している」などと陰謀論を叫び、なぜか立花孝志が110番通報。大立ち回りを演じたせいで、後ろに並んでいた候補者たちが書類を提出できない事態に陥る大迷惑。他の候補者たちのスケジュールを大幅に遅らせてしまった謝罪もなく、結局、足立区内の適当なカプセルホテルの住所を書き込んだため、審査を免れることに成功。1週間にわたる売名の選挙活動が認められることになってしまったのでした。

選挙運動はできても、明らかに被選挙権がないことから加陽麻里布に投じられた票は「無効」となり、「0票」と表記されました。とはいえ、実際には5548票も入っていたことが発覚。最下位当選の中島晃一郎さんが2955票なので、被選挙権さえあれば余裕で当選していた計算です。それだけたくさんの人が「NHKから国民を守る党」のカルト性に気付いていないという証明でもありますが、この結果を受け、加陽麻里布は「被選挙権がないのは憲法で保障されている居住の自由に反する」ということで裁判を起こすと記者会見しました。大量の無党派層の票を集めて「死票」に変えてしまっただけでも十分に選挙に影響を与えているのですが、立花孝志は日本維新の会の口石竜三さんに対して動画をアップし、まるで口石竜三さんが公選法違反をしたかのような印象を与えるネガティブキャンペーンを展開しています。

詳しくはレポートを読んでいただければと思いますが、これにより口石竜三さんは50票差で落選。あの動画の再生数は5万6000PVを超えていますので、影響力を考えても、口石竜三さんは立花孝志による不当な動画によって落選させられてしまったと言っても過言ではありません。ちなみに、口石竜三さんに事情を聞いてみたところ、立花孝志に対して怒っている様子はなく、「もう名刺は配っていません」と話していました。そんな口石竜三さんのすぐ隣でベテランの自民党のオッチャンが選挙運動をしていたので、写真を撮らせてほしいとお願いしたところ、快く応じてくれて、僕に名刺をくれました。世の中、そんなもんです。


■ 合理性がないことを証明するのは難しい

加陽麻里布や立花孝志は無効になってしまった5584票を「民意」であると言っていますが、選挙の上では「無効票」になっているので、これを「民意」と呼ぶことはできません。加陽麻里布は自分に被選挙権がないことをネットでアピールしていたと言いますが、いちいち加陽麻里布の動画を隅から隅までチェックする人は少なく、投票した後で被選挙権がないことを知った人も多かったはずです。立花孝志や加陽麻里布は「3ヶ月以上住まなければ選挙に立候補できないなんて、憲法の居住の自由に反する」と言っていますが、その合理性を証明するのは難しいです。住んでもいない奴に自分の町の議員になってほしいと思っている人はほとんどいないからです。ネトウヨにも分かるように説明しましょう。もし、中国に住んでいる人が自分の町の議員になると言ってきたらどうでしょうか。それは国籍が違うのだから、日本人でもない人間が日本の政治をするなんておかしいと言うことでしょう。これはネトウヨのために中国を例にしましたが、アメリカでもイギリスでもメキシコでもモンゴルでも同じだと思うのです。日本の政治は日本人がやるべきである。それは地域でも同じことです。本当のことを言えば、NHKから国民を守る党の議員のように、街のさまざまな課題をろくすっぽ考えず、NHK問題以外は何もしないと宣言しているような人間が議員になるより、大成功を収めて億万長者になっている中国人の方がよっぽど能力が高いです。それでも多くの人は、能力の問題ではなく、そこは日本人であるかが大切だと言うことでしょう。日本のことは日本人が決める。当たり前のように語っていますが、能力だけを重視するなら外国人でもいいはずです。しかし、どこの馬の骨かも分からないような奴に任せるより、日本人に託したい。あるいは、地元で暮らし、地元のことをよく知っていて、地元のために立候補する人間に託したい。およそ街のことを深く知っているとも思えないような人間が外からやって来て、住民税も払わず、いきなり議員になって街のことを牛耳ることなんて、誰も望んでいないのです。だから、せめて「最低3ヶ月ぐらいは住めよ」という話になっているのです。本当は5年ぐらい住んでもらいたいところですが、それではあまりに期間が長すぎるので、居住の自由の観点を考えても「3ヶ月」というところで折り合いをつけているのです。これに合理性がないと言うのはあまりに暴論すぎるため、この裁判で加陽麻里布が勝つのは難しいと思います。司法書士だったらそれくらいの理屈は分かっているはずですが、それを分からないのだとしたら司法書士としてヤバいですし、わかってやっているのだとしたら、これは巨大な組織と戦っていることをアピールするためのファイティングポーズに過ぎません。こんなことに騙されて、NHKから国民を守る党に投票してはいけません。


■ 堺市長選でも「私人逮捕」をするトラブル

今週から堺市長選に立候補している立花孝志ですが、立花孝志は「選挙の自由妨害」が大好物です。立花孝志は政治家としての資質を疑うレベルのこじらせ方をしているので、通行人のオッチャンを怒らせ、煽りに煽りまくって挑発し、集団で一般人に向けて動画を撮影し、怒りが頂点に達したオッチャンが手を出した瞬間、「私人逮捕」と言い出して拘束をしました。しかも、オッチャンを晒し者にするかのようにモザイクもかけず(※オッチャンのプライバシーに配慮し、こちらでモザイクをかけました)に動画をアップし、自分たちのスタッフの顔にはマスキングをかける始末です。これで「選挙妨害」などというタイトルをつけているのですから、どれだけのクソ野郎が選挙に立候補しているのかという話です。事の顛末を見てみましょう。

NHKから国民を守る党は、日頃から警察を巻き込むトラブルを起こしまくっています。松戸市長選の時には市民メディアの記者が同じように「私人逮捕」と言い出して記者が倒され、肋骨を折る重傷を負いましたが、西東京市議選でも通行人のオッチャンを怒らせ、やはり警察を巻き込むトラブルになっています。西東京市議選と言った瞬間に、NHKから国民を守る党を熱心に支持しているB層のカルト信者たちが「そのオッチャンとは、ちだいのことですか?」とか聞いてきそうなので、証拠の写真を貼っておきます。

すべてはNHKから国民を守る党の党員や支持しているカルト信者たちが有権者にナメた態度を取っているからですが、この世は暴力を振るってしまった方が絶対的に悪くなってしまう。たとえ、ホゲホゲした爺さんの猫パンチみたいな攻撃であっても手を出したら悪者にされてしまう。これこそNHKから国民を守る党の作戦なのです。通行人のオッチャンがなぜ怒っているのかは分からないのですが、オッチャンは「苦情を言っとんのや、おまわりさんの所に行こうや!」と言って、NHKから国民を守る党の関係者と思われる男性を掴んで目の前にある交番に連れて行こうとしています。

その様子を立花孝志の関係者がスマホを使って撮影しているのですが、立花孝志がマイクを使って「証拠撮って」と煽るので、腕章をつけた男も含め、オッチャンは4台のカメラに囲まれました。一般人に対し、これだけのカメラを向ける候補者も異常ですが、立花孝志は「あなたも妨害しますか、いいですか、妨害されますか、このまま続けますか?」と煽ります。オッチャンは妨害しているのではなく、あくまで抗議しているつもりなので「妨害」という言葉に怒りは止まりません。

おじ「何が言いたいねん! あんた、立花孝志さんやの?」
立花「はい」
おじ「何を言いたいんや、キミ!」
立花「だから言ってるじゃない」
おじ「あんた、NHKから来てるんちゃうん?」
立花「ハハハハハハハハ!!!(爆笑)」

これは立花孝志が笑ってバカにしている瞬間のキャプチャーです。こんな感じでバカにして笑っているのです。世の中にはいろいろな人がいます。インターネットに接続できない人もいれば、スマホもパソコンも持っていない人もいます。当然、立花孝志のことを1ミリも知らない人だってたくさんいます。ましてや、おじいちゃんになると、NHKは立派なブランドなので「NHKから国民を守る党」という党名を見て、NHKからやってきて国民を守る党の人だと勘違いする人だっています。そんな人を見てバカにするように大爆笑した立花孝志。バカにされるように笑われて、オッチャンの怒りは頂点に達しました。

おじ「立花やの?」
立花「立花ですよ」
おじ「NHKって書いてあるやんけ」
立花「だから、NHKって書いてますよ。NHKから国民を守る」
おじ「NHKって書いてある。笑わすな!」

そう言って、オッチャンは立花孝志のマイクを奪い、殴ろうとしましたが、殴らず、立花孝志の贅肉たっぷりのおなかにポンとマイクを当てました。見るからに完全なノーダメージです。ジジィのマイクプッシュなど痛くもかゆくもないはずです。オッチャンが切れてマイクを握った時点で立花孝志の挑発は大成功。立花孝志は「殴った、殴った」と大喜びでした。

立花「あ、来た、来た、来た。あ、殴った、殴った、撮ってる?」
おじ「殴ってない!」
立花「はい、逮捕します。逮捕しまーす!」
おじ「逮捕イヤや!」
立花「逮捕、逮捕しました、逮捕です。選挙の自由妨害で逮捕します。110番してください、110番。110番、逮捕しました。僕が逮捕しました、ダメです。ダメです、ダメです。もう自由妨害です」
おじ「逮捕権あるんけ?」
立花「あります。刑事訴訟法、ちゃんとありますよ。私人逮捕です」

オッチャンがマイクで小突いているので、これではオッチャンが悪者にされてしまうのは仕方がありません。しかし、こうなってしまったのは、一般市民に4台ものスマホを向け、バカにしたように笑い、煽りに煽って手を出すように誘発したからです。小学生のイジメとまったく一緒です。オッチャンはマイクを使ってバカにされて、周囲の晒し者にされ、恥をかかされ、キレたところを「逮捕だ」と言って拘束され、さらなる晒し者にするべくネットにモザイク無しで晒されているのです。ちなみに、そんなNHKから国民を守る党を批判している僕は、顔や名前のみならず住所まで晒され、「民法は守らなくていい」とか「ちだいに人権はない」などと言われています。こういう奴にはきっちりと裁判の場で決着をつけるしかないと思っていますが、完全なる「反知性派カルト集団」です。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

僕はかねてから「NHKから国民を守る党」に、NHKの受信料問題を解決することはできないと言っています。本当にNHKの受信料問題を改善しないのなら、こんな有権者のオッチャンをイジメて喜んでいるクソどもではなく、ちゃんと向き合ってくれる議員を探し、託すべきだと考えています。なにしろ、本当にNHK問題に困っている人は、社会的弱者です。言ってしまえば、「NHKから国民を守る党」と聞いて「NHKから来た人だ」と考えてしまうような人たちこそ、守るべき対象であるはずです。しかし、そんなオッチャンを小バカにして、笑い者にして、晒し者にして、あげく選挙妨害の犯罪者にしようとしているのです。こんなクソみたいなことをしている人間に、国民を守ることができるのでしょうか。そもそもNHKの集金人を犯罪者のように扱っていますが、彼らもまた犯罪者ではありません。むしろ合法的に料金の請求をしているNHKの下請け業者に過ぎません。そんな人間のプライバシーを晒したりして、まるで悪者のように扱っているNHKから国民を守る党は「カルト」です。NHKから国民を守る党に投票してはいけません。

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