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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#143)。

これまでにNHKから国民を守る党がやってきたことは、マツコ・デラックスさんへのスラップ裁判、崎陽軒の不買運動、受験を目前に控えた予備校の前での迷惑街宣、ホリエモン万博の広報宣伝、ナースケベとの対談、元N国党員への脅迫や暴行など。NHKに対するアプローチは、NHKの集金人から入手したという個人情報をネット上にばら撒くと脅迫してNHK会長との対談を要求したことぐらいで、何一つ進展はありません。こんなゴミみたいな政党はとっとと潰すべきなのですが、こうしている今も「党勢拡大」という名目で新座市議選と弥富市議選に候補者を擁立。紐付きの政党助成金を自由に使えるお金にするためのマネーロンダリングに「選挙」を利用しています。なので、新座市議選と弥富市議選ではNHKから国民を守る党のカルト信者を確実に落選させなければならないのですが、まだNHKから国民を守る党のカルトぶりに気づいていない人も多いと思います。なので、今日もNHKから国民を守る党のカルトぶりをチェックしてまいります。


■ まだ懲りずにスラップ裁判をする立花孝志

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立花孝志代表が、今度は平塚正幸さんを「名誉棄損で訴える」とホザいているようです。政党の批判をしている平塚正幸さんの、一体、どこの部分が名誉棄損なのか知りませんが、平塚正幸さんは受けて立つ姿勢です。立花孝志代表は「裁判をする」と言えば、自分の正当性が担保されると思っているのかもしれませんが、平塚正幸さんはこれまでのところ、名誉棄損になるようなことは一言も言っていないし、事実に基づいて「どうなんだ?」と追及しているだけです。だいたい、立花孝志代表は僕に対して行った裁判が「スラップ裁判である」と認められているわけで、この判例は立花孝志代表が行うすべての裁判でついて回ってくるのです。そして、もし平塚正幸さんが裁判で訴えられるようなことがあった時には、こちらは裁判に協力する準備があります。

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もう一人、「しょぼい政党」の党首で、4月26日に行われる静岡4区の衆院補選に立候補を表明した矢内東紀さんに対しても、立花孝志代表は「衆院補選に立候補するなら訴える」とホザいているそうです。ここまで来ると意味が全然わかりません。もし本当に名誉棄損をされて被害を受けているのであれば、衆院補選に出るか出ないかに関係なく訴えるべきですし、衆院補選に立候補しようという人を牽制するために訴えるとホザいているのだとするなら、それは裁判を使った脅しでしかありません。矢内東紀さんも「訴えること自体は誰にでも認められた権利なので好きにしたらいい」というスタンスで、立花孝志代表の脅しには一切屈していません。だんだん立花孝志代表の「裁判するぞ!」という脅しは通用しなくなってきていると言えますが、どうせ裁判をしても、お金を払うことになるのは立花孝志代表の方です。このあたりは立花孝志代表を信奉しているN国信者の皆さんにも気づいていただきたいところで、立花孝志代表はただの「無能」のオジサンです。


■ 無料無責任相談会は「中上」になる

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立花孝志代表というのは、自称「本当は英語がペラペラ」で、NHK時代には海老沢会長の秘書を担当して裏金を作る一方、ヒットのニオイを嗅ぎつけて韓国から「冬のソナタ」を買い付け、接待ゴルフでは「ドライバーで350ヤードぐらい飛ばした」という超人的な能力の持ち主です。それでいて、法律のプロ、法律の専門家、法律のスペシャリストなので、六法全書が歩いているようなもの。立花孝志代表にかかれば、東京地検特捜部副部長、東京高検検事、東京地検公安部長などを歴任してきた若狭勝弁護士にも「法律のことを何もわかっちゃいない」とダメ出しをします。そんな法律のプロがまったくの素人である僕に裁判で負けたのが不思議でなりませんが、それ以外にも「数字の天才」「選挙界の秋元康」であり、立花孝志代表はズバ抜けた高さの能力の持ち主です。が、立花孝志代表は小2で習うはずの「止」という漢字を間違え、本当は「中止」と書くべきところを「中上」と書いてしまいました。

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さて、立花孝志代表というのは、ただ自分の話を聞いてもらいたいだけのオジサンです。選挙に立候補している動機も「話を聞いてもらえるから」だと思っています。しかし、小金井市長選で678票しか獲得できず、選挙に出るたびに100万円単位の供託金が没収されるようになったため、なかなか選挙に出られなくなり、それでも話を聞いてもらうにはどうしたらいいかを考えた結果、「無料無責任相談会」なるものを開催することになったのだと思います。毎度、サエない過疎YouTuberのN国信者たちを集め、持論を展開する。あまりに話を聞いてほしいので、関西まで遠征してしまうほど。地味な話ですが、往復の交通費やホテル代を考えれば、こんな赤字のイベントに何の意味もありませんが、話を聞いてもらえるのが嬉しすぎて、選挙に立候補して没収される100万円に比べれば、ずいぶん安いものです。そして、集めた5億円がどこに消えちゃったのか知りませんが、今、立花孝志代表は久保田学議員のような末端の党員たちから再び借金を始めています。こんなクソみたいなイベントを無料で開催しているからお金がなくなっちゃうんだと思いますが、立花孝志代表は初年度の年利を10%で借りているので、5億円の利子は5000万円です。もし手元に5億円が残っているなら、その中から5000万円を払っても、まだ4億5000万円残るはずなので、焦って借金をする必要はないと思うのです。立花孝志代表やNHKから国民を守る党の口座を見たらたまげることになりそうです。

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で、この参議院会館で開催されていた「無料無責任相談会」についてなのですが、浜田聡議員のところに参議院から相当なお叱りがあったらしく、立花孝志代表は「無期限の中止」を宣言しました。NHKから国民を守る党は参議院会館でイベントをすることもできなくなり、これからはどこかの会場で主催者が呼んでくれたら行くというスタイルになるそうです。いくら無料とはいえ、この期に及んで立花孝志代表を呼んで話を聞きたいのかという人がどれだけいるのかという話になりますが、また話を聞いてもらえない環境が出来上がってしまったので、また「選挙に出るしかない」ということで供託金を無駄に使う日々が始まるかもしれません。


■ 新座市議選では当選の可能性が高い

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今週は埼玉県の新座市議選と愛知県の弥富市議選にNHKから国民を守る党のカルト信者たちが立候補をしています。この期に及んで、まだ立花孝志代表のやろうとしていることをマンセーしたあげく、選挙にまで立候補しようというのですから、だいぶヤバい奴なんですが、やはり当初の見立て通りに新座市議選は当選してしまう可能性が高いです。2月9日告示、2月16日投開票の新座市議選は、定数26に対して30人が立候補しており、少し見て回った限りでは、なかなか票を得ることに苦戦しそうな候補がチラホラ見受けられました。新座市は潜在的にN国信者が多い街で、大多数の市民がちゃんとした候補を選んでいても、ごく一部のN国信者が投票してしまうだけで当選してしまいます。

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そもそも新座市という場所は、昨年7月の参院選で「NHKから国民を守る党」に投票した人が1998人もいた場所です。一方で、新座市議選の当落ライン1051票となっており、今年はさらにハードルが低くなると予想されることから、そもそも通りやすい環境にあると言えます。地元の人の話では、昨年末から駅前でずっと活動を続けてきたそうで、そんなに活動できる暇な人はN国信者ぐらいしかいないので、街の人がうっかり「頑張っている人だ」と認識してしまっても不思議ではありません。しかし、実際はめちゃくちゃヤバいカルト信者なだけで、これまでNHKから国民を守る党の議員が街のために働いた実績はゼロです。これまで議会でやってきたことは「救急車や消防車などについているカーナビの受信料をNHKに払え」です。百歩譲って「払うな」と言うならわかりますが、「払え」と主張しているのですから、言っていることとやっていることはまったくの真逆です。この点だけを見ても、NHKから国民を守る党は「国民からNHKを守る党」でしかないということがわかると思います。NHKから国民を守る党に投票してはいけません。


■ 衆院補選・静岡4区に立花孝志代表が立候補

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立花孝志代表が衆院補選の静岡4区に立候補することを表明しました。選挙に立候補する目的は「政見放送ができるから」ということで、ただの目立ちたがり屋の演説大好きオジサンです。ちなみに、埼玉県の参院補選では一騎打ちとなったために供託金の没収は免れたのですが、今回は300万円の供託金没収が濃厚です。

深沢 陽一 43 新 自民党推薦
田中 健  42 新 立憲・国民推薦
島津 幸広 63 新 共産推薦
立花 孝志 52 新 NHKから国民を守る党
矢内 東紀 29 新 しょぼい政党

立憲民主党と国民民主党の間での調整は終わり、現在は共産党と野党統一候補にするための調整が行われているため、もしかしたら島津幸広さんが出馬を取りやめる可能性があるのですが、少なくとも4人が立候補する大激戦になりそうで、自民党にも立憲民主党にも投票したくない人たちの受け皿として「しょぼい政党」があるので、今の立花孝志代表の嫌われ方を考えると、矢内東紀さんの方が票を取る可能性があります。現状は矢内東紀さんでさえ供託金を回収できるかどうかは難しい状態だと思いますが、それに輪をかけて厳しいのが立花孝志代表だと思いますので、また300万円を無駄にするのだと思います。手元に5億円もあるのに、なぜかお金がない立花孝志代表なので、300万円の供託金が没収されるのは大打撃のはずです。「衆院補選に立候補してきたら訴える」とわけのわからないことを言ってしまうのは単純に金銭的な余裕がない証拠なのではないかと思います。


■ 立花孝志代表に迫るクーデターの恐怖

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実は、立花孝志代表が「代表」の地位に立っていられるのは、今度の衆院選までではないかと見られています。現在、「NHKから国民を守る党」は国政政党として政党助成金をもらっている立場ですが、そのお金は立花孝志代表が自由に使っています。しかし、立花孝志代表のお金の使い方を知れば知るほど、党内に不満が募っていくのも事実です。NHKから国民を守る党には丸山穂高さんと浜田聡さんの2名が在籍していますが、解散総選挙が行われることになると、まず丸山穂高さんが議員になることはありません。そうすると国会議員は浜田聡さんだけになります。もし浜田聡さんがNHKから国民を守る党を離党して無所属になると、その瞬間に「NHKから国民を守る党」は政党要件を失い、ただのカルト政治団体に逆戻りです。これまで立花孝志代表は、ネットに個人情報を晒したり、その人の家に直接的な嫌がらせをするように仕向けたり、犯罪をしてもいない人のことをYouTubeで犯罪者扱いをしたり、卑劣な手法で相手を黙らせようとしてきました。しかし、その方法がいつまでも続くものではありません。やがて立花孝志代表に対して不満を持った人たちがクーデターを起こす可能性があり、その方法は極めてシンプルで、浜田聡さんがNHKから国民を守る党を辞めるだけ。立花孝志代表のクビは一瞬にして飛ぶのです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

もし衆議院が解散したとしても、今度の衆院選でNHKから国民を守る党が議席を獲得できる確率は、ほぼ0%だと見ています。政党支持率が急速に下がり、立花孝志代表のYouTubeの登録者数も下落が止まらず、「立花孝志エンタメちゃんねる」という新アカウントを作っても登録者は1万人が限界。もう誰も立花孝志代表には期待していません。

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あげくの果てには、直接民主制なるものを公約に掲げ、NHKから国民を守る党のサイトに個人情報を入力するぐらいの熱心で痛々しいN国信者たちを相手にアンケートを取っているのですが、投票した人はたったの17人。しかも、「賛成」「反対」の他に「どちらとも言えない」という回答が選べてしまうため、アホのN国信者には難しい話に白黒つけることができず、最も多い答えが「どちらとも言えない」になってしまう始末で、「どちらとも言えない」を除いたとしても、そもそも参加している人の人数が少ないために「賛成」「反対」が同じ人数になってしまうというクソっぷりです。はっきり言いますけど、ドがつくほどの無能です。ド無能です。だから僕はかねてから言っているのです。バカに政治をやらせてはいけないと。

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